珍しい人気のインコの種類6選!価格相場や性格をそれぞれご紹介
2024.04.09
ペットとしてのインコといえば、代表的なのはセキセイインコやオカメインコなどでしょう。犬・猫にはない美しい羽根色と愛らしく人懐こい性格を持つ種類が多いインコは、鳥を愛する人にとって絶大な人気を誇ります。 最近珍しい種類のインコも人気が出てきており、飼ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか?今回は、今人気の珍しいインコの種類6選をご紹介します。ぜひ、珍しい種類の鳥を飼いたい時の参考にしてくださいね!
人気の珍しい種類のインコ6選
ペットとして人気のインコ。多種多様な種類がいるインコは、美しい羽根色と人懐こい性格もたくさんいます。代表的なインコと言えば、セキセイインコでしょう。
しかし、今人気が出てきている珍しい種類のインコにも美しく愛らしい種類がたくさんいます。では、どのようなインコが人気なのでしょうか?
ウロコインコ
原産国 | 南米 |
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体長 | 25~30cm |
価格 | 10,000~300,000円 |
性格 | 非常に人懐こく好奇心旺盛で、仲間意識が高い |
深い緑色がかった毛色が渋くて美しい印象のウロコインコも、ペットショップではあまりお目にかかれない珍しい種類のインコです。ウロコを彷彿とさせる模様が美しいウロコインコは非常に色の種類が豊富な種類で、定番の緑と灰色がかった原種以外にパイナップルやシナモン、ターコイズ、イエローサンデッドなど様々な色の組み合わせがいます。
レアなカラーのウロコインコは非常に高価で、ひな1羽数十万円もするものも少なくありません。ウロコインコは、人懐こく他種のインコとも仲良くなれるほど仲間意識が強い種類です。家族がいるご家庭や多頭飼い向きといえるでしょう。
ナナクサインコ
原産国 | オーストラリア |
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体長 | 30~33cm |
価格 | 20,000~30,000円 |
性格 | 神経質で臆病なため、ゆったりとした環境で飼育するとよく懐く |
寿命 | 約15年 |
黄色や赤、緑に羽のウロコ模様が美しいナナクサインコは、尾長約13cmもある中型のインコです。オーストラリアの固有種であり、シナモンやルビーなどのカラーの種類も豊富なナナクサインコは、寒さにも比較的強く丈夫であるため、飼育初心者でも飼いやすいとされるインコです。あまり見かけることがない珍しいインコの中でも、ナナクサインコは少々臆病な性格です。警戒心も強いものの、落ち着ける環境下で辛抱強くお世話をすれば、懐いてくれるため手乗りにもなります。
テンニョインコ
原産国 | オーストラリア |
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体長 | 約36cm |
価格 | 90,000~120,000円 |
性格 | 大人しい個体が多い |
寿命 | 約15年 |
テンニョインコは、長い尾と淡い色のグラデーションが美しいインコです。中型インコに分類されるため、尾を含めると少々大きいと感じる大きさでしょう。2016年8月に国際希少動植物種に追加され、日本国内での取引が禁止された種類です。
現在は取引が再開されていますが、それでもペットショップで見かける機会は極めて少なく、ペットとしてのインコの中でも珍しい種類といえます。性格は大人しい個体が多く、鳴き声はかなり高音です。ペットとしての歴史が古く、ブルーやルチノーのテンニョインコもいます。
マメルリハ
原産国 | エクアドルやペルー北部 |
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体長 | 約13cm |
価格 | 20,000~40,000円 |
性格 | 人懐こく遊ぶのが大好きで、おしゃべり上手 |
寿命 | 約15年 |
愛らしく爽やかな青のグラデーションが美しいマメルリハは、体長13cm前後の小型のインコです。セキセイインコの大きさが約20cmであるため、セキセイインコよりも丸いと感じる方が多いでしょう。名前の通り、豆のような可愛らしい種類のインコで、鑑賞鳥としても愛されています。
色が鮮やかなマメルリハのカラーは、全50種類。ここまでカラーが豊富なインコも珍しいといえるでしょう。そんなマメルリハの性格は、臆病な個体もいますが、基本的に人懐こくやんちゃで好奇心旺盛です。小さい身体ながらパワフルで、おしゃべりも得意です。
コガネメキシコインコ
原産国 | ブラジル |
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体長 | 約30cm |
価格 | 60,000円~ |
性格 | 人によく懐き、陽気で好奇心旺盛 |
寿命 | 約15年 |
コガネという名前を冠しているだけあって、黄色やオレンジ、赤、緑などの明るくカラフルな体色が美しいインコの種類です。中型インコで、1970年代からペットとして人気が出ました。性格は非常に人懐こく、好奇心が旺盛。賢く陽気で、懐いた飼い主さんの手の上で転がったりするなどしてくれます。
積極的にコミュニケーションを取ってくれるため、愛鳥家の中でも人気が高く、初めてインコを飼う人にもおすすめの種類です。ただやや寒さに弱く、インコの中でも珍しい種類なのでペットショップで見かけることは珍しいでしょう。
オトメズグロインコ
原産国 | ニューギニアと周辺の島々 |
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体長 | 約31cm |
価格 | 60,000円~ |
性格 | 遊ぶことと飼い主さんが大好きで陽気 |
寿命 | 約20年 |
オトメズグロインコは、顔とお腹全体に美しい赤が広がる種類のインコです。ニューギニアとその近くの島々に生息しているインコで、さまざまなことに興味を示す好奇心旺盛な性格をしています。飼い主さんにも懐きやすくおしゃべり上手な反面、他の鳥に対してかなり攻撃的になりやすいです。
オトメズグロインコは他の種類のインコとはかなり食性が異なり、一般的なシードやフードではなく、水にパウダーフードを溶かしたものか専用の固形フードでないといけません。加えて、数時間エサが食べられないだけで命を落とす恐れがあります。オトメズグロインコのエサは特別な物なので、飼う場合は数か月分ストックしておくことをおすすめします。
珍しい種類のインコを飼う時の注意点
ペットとして飼われているインコの中でも珍しい種類を飼ってみたいという方も多いでしょう。珍しい種類のインコの中にも美しく魅力的な種類も多い反面、珍しいゆえにデータが少ないという点に注意しなければなりません。
飼育データが少ないと、詳しい飼い方や罹りやすい病気などがわからないということにつながりやすくなります。専門的にインコやオウムを診察・治療できる動物病院は、そう多くありません。珍しい種類のインコなら、なおさらきちんと診ることができる動物病院の数は少なくなるでしょう。珍しい種類のインコを飼う場合、かかりつけの動物病院を確保することが大切になります。
まとめ
ウロコインコやナナクサインコ、オトズグロインコなどが、珍しい種類のインコとして挙げられます。魅力あふれる特徴が人気で、性格も穏やかなインコばかりです。中には、初心者でも飼いやすい種類もいるため、ぜひインコ好きなら一度飼ってみたいと感じるでしょう。
ただ、珍しいインコは飼育数も多くないため、飼い方や注意点などの情報が集まりにくいというデメリットがあります。飼う際は、お迎えする前に診察してもらえる動物病院を見つけ、ペットショップの店員さんに詳しい飼い方や注意点を教えてもらうと安心です。