高齢ウサギのトイレ対策、みんなどうしてる?
2022.04.05
愛くるしい見た目と、人なつこさが魅力のうさぎ。近年ペットとしてお迎えする方が増えています。 うさぎはしっかりとトイレを覚える賢い動物ですが、高齢になってくると、トイレの失敗が増えてしまうことも……。 糞に臭いは少ないうさぎですが、おしっこはどうしても臭います。 トイレの失敗が続くと、臭いや汚れが気になるだけではなく、大切な家族である、うさぎの健康に影響がでてしまうかも。 そんなときの対処法をご紹介いたします。
うさぎは高齢になるとどうなる?
うさぎのイメージと言えば、野山を駆けまわり、ぴょんぴょんと跳ねる姿を想像する方も多いと思います。実際に子ウサギをペットとして迎えてみると、まさにそのイメージ通り。臆病な面もありつつ、好奇心旺盛で、よく食べ、よく眠り、よく遊びます。
しかし、青年期になり、やがて老年期を迎えると、徐々に動きが鈍くなっていきます。
うさぎの寿命はどれくらい?
野生のうさぎの平均寿命は2~3年といわれています。ペットとして飼われている場合は、種類にもよりますが、だいたい7~8年が平均のようです。フードや飼育環境はどんどん良くなっているので、近年は10歳を越えるうさぎも珍しくなくなってきました。
5歳を越えた頃からはもうシニア。いざというときのために介護の覚悟と準備が必要になってきます。もし、少しでもおかしいと感じたら、病院へ連れて行きましょう。そのときに備えて、普段からうさぎを診てもらえる病院をさがしておくことも大切です。
高齢うさぎが快適に暮らすためにできること
うさぎは高齢になると、だんだんと動きが鈍くなっていきます。子ウサギの頃の活発さは失われますが、のんびりとして穏やかな高齢うさぎもとても可愛く魅力的です。
ただ、だんだんと足腰が弱ってくるので、段差をなくしたり、部屋に出すときはすべりにくいようにマットを敷いてあげたりするなどの対策が必要となります。
ちゃんとフードを食べているか、水を飲んでいるかなどのチェックも欠かせません。高齢うさぎ用のフードに変え、牧草に栄養価の高いアルファルファを少し混ぜてあげると良いようです。
トイレの失敗が増えてしまいがちな高齢うさぎ
足腰が弱り、嗅覚などの感覚も衰えてくるため、トイレの失敗が増えてしまうことがあります。うさぎは犬などにくらべて、おしっこの量がかなり多く、失敗すると身体が汚れてしまうことも。そんなときは濡らした布などで優しく拭いてあげてください。また、ブラッシングをしてあげることでも綺麗になります。
汚れが酷い場合でも、お風呂で全身を洗うことはおすすめできません。どうしても気になるときは、汚れた部分のみを洗い、その後よく乾かしてください。うさぎは水が苦手です。水に濡れることで、うさぎが病気になってしまうこともあります。余程のことがない限り、うさぎを洗うことはしないでください。特に耳は絶対に濡らしてはいけません。
高齢うさぎは盲腸便が食べられなくなることも
うさぎを飼っている人はご存じのことと思いますが、うさぎは糞を食べます。といっても通常のコロコロとしたものとは違い「盲腸便」というやわらかい糞です。これは食べたものがうさぎの腸内細菌によって発酵したもの。通常、うさぎは肛門に直接口をつけて食べるので、飼い主さんでも見たことがないという方も多いかもしれませんね。草食動物のうさぎにとって、この盲腸便はとても貴重な栄養素。生きていくうえで欠かせないものです。
しかし、高齢になると盲腸便を食べることができなくなってしまうことがあります。乾燥してしまった糞を食べることはまずないので、もし飼い主さんがいつもとは違う糞が落ちていることを発見したら、必ず病院へ相談するようにしてください。不足した栄養を補うためのサプリやフードなどを紹介していただけます。
高齢うさぎのトイレ対策!
高齢うさぎがトイレを失敗するのは、足腰が弱り、トイレの段差をのぼれなくなるのが原因のひとつ。そんなときはうさぎのトイレを見直してみましょう。浅く段差の少ないトイレへの変更や、トイレにスロープを付けるのも良いでしょう。床にうさぎ用トイレをはめ込んで段差をなくせるケージも販売されており、そちらを使用すれば、足腰が弱ったうさぎでもトイレに成功できるかもしれません。
ただ、動くこと自体が難しいほど身体が衰えてしまった高齢うさぎの場合は何をしても、トイレがうまくいかないこともあります。どうしようもないことなので、叱ったりせず、なるべく清潔な環境が保てるよう、まめに掃除をしてあげてください。床が濡れたままだとうさぎが踏んでしまい、そこから重篤な病気になってしまうことも少なくありません。ペットシーツや吸水マットを敷くのもひとつの方法ですが、かじり癖のあるうさぎの場合は注意が必要です。
よくうさぎの様子を観察して、その子にあった方法をさがしてみてください。
「ニオイノンノ」は臭いを元から絶つ便利なアイテム
高齢うさぎのトイレの失敗には「ニオイノンノ」をおすすめします。
うさぎの糞はほぼ無臭ですが、おしっこの臭いはなかなかのものです。しかも前述したとおり、うさぎはとてもよくおしっこをします。犬のおしっこの量が体重1kgあたり約30mlなのに対し、うさぎは1kgあたり何と約130ml! おしっこの量が多いということは、それだけ臭いの元が多いということです。
「ニオイノンノ」はシュッと一吹きするだけで、嫌な臭いを撃退してくれます。香りで臭いをごまかすのではなく、元から消臭してくれるのが嬉しい!
また、純植物性消臭液なので、100%天然植物エキスでできています。石油系の物質や、重金属類などは一切含んでおらず、高齢うさぎにも安心して使うことができます。家中どこでも使えますし、小さなお子さんがいるご家庭でも重宝するアイテムです。
原液タイプもありますが、やはりそのまま使えるタイプが便利。一瞬で消臭できるので、日々のストレスからも解放されます。
また、うさぎは臭いが付いているところに何度もおしっこをしてしまうことがあるため、「ニオイノンノ」でしっかりと失敗したときの臭いを消しておけば、高齢うさぎのトイレの成功率も上がりそうです。
まとめ
以上が、高齢うさぎのトイレ対策になります。ペットは大切な家族。長生きして欲しいし、高齢になってもできるだけ快適に過ごして欲しいですよね。飼う人が増えているとはいえ、まだまだ、うさぎの飼い方についてはよく知らない人も多いと思います。特に高齢になったときの世話の仕方やトイレの失敗については知っておかないと、いざというときに困りますよね。
一番大切なのは、しっかりとうさぎの様子を観察することだと思います。うさぎが何に困っているのかを見極めて、サポートしてあげましょう。そして、様子がおかしいと感じたら、病院へ連れて行くようにしてください。
うさぎの介護はとても大変です。しかし、高齢うさぎでも使いやすいトイレや、臭いを消してくれる「ニオイノンノ」など、便利な道具がたくさん販売されています。高齢うさぎも飼い主さんも、みんなが快適で幸せに過ごせる方法を、ぜひ探してみてくだいね。