イグアナを飼いたいあなたへ!注意点や飼い方をご紹介

イグアナを飼いたいあなたへ!注意点や飼い方をご紹介

2021.06.22

ペットとしても人気があるイグアナ。成長すれば体が150cmにも達するグリーンイグアナを始め、たくさんの種類がペットショップで売られていますよね。飼ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、いざイグアナを飼おう!と思っても、どんな飼い方をすべきでどんな注意点があるのかはあまり知られていませんよね。ここでは、イグアナを飼いたいと希望しているみなさんに、イグアナの飼い方と注意点をご紹介します。

イグアナってどんな生き物?

イグアナってどんな生き物?

まるで恐竜を小さくしたかのような見た目のイグアナ。ペットとしても人気が高いイグアナは、南米やエクアドルなど温暖な地域に生息している「トカゲ」の仲間です。イグアナは、砂漠から熱帯雨林でも生き残れるように様々な環境に適応しており、食べ物が乏しい地域では、海藻を食べるために潜水が出来る種類まで存在します。

日本でペットとして人気があり知名度も高いのは、グリーンイグアナです。中南米に広く分布している種類で、単に「イグアナ」と言えばこの種類を指します。日本でもペットして飼育している人が多く、テレビでも紹介されることも多い種類です。

イグアナは無表情?

イグアナは無表情?

犬や猫よりも、無表情なのでは?という印象を持たれやすいイグアナですが、実はとっても表情豊かな動物。頭が良いので、きちんとしつければトイレも覚えます。飼い主さんの顔や自分の名前も覚えられるなど、人の言葉も理解することが可能なんです!

ペットの健康維持にペットにも使えるHB-101
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イグアナの飼い方

ペットショップで売られているイグアナは、子どもの状態がほとんどです。手に平サイズの赤ちゃんイグアナって可愛いですよね。けれど、イグアナの飼い方ってどんなものだろう?と思ってしまう方も多いはず。ここでは、イグアナの飼い方をご紹介します。

飼い方1.飼育環境を整える

イグアナの飼い方で重要なのは、飼育環境です。室温管理だけではなく、イグアナの家も整えてあげましょう。小さい頃のイグアナは、小さいケージや水槽でも飼うことが出来ます。しかし、最初の1年で体長が約1mに成長するので、早めに大きくて頑丈な金網ケージか観葉植物用の温室を用意してあげてください。飼育ケージの中には、イグアナが登れるように木の枝も忘れずに設置してくださいね。
イグアナの飼い方でケージと同様重要なのは、室温を整える爬虫類用の紫外線ライトと局所的に高温の箇所を作るバスキングライトです。ケージ全体を照らして室温を調整する爬虫類用の紫外線ライトを設置したら、バスキングライトで局所的に40度の高温の場所を作って温まれるようにしてください。イグアナの飼い方では、温度管理はとっても重要。ライトは、12時間を目安に消灯してください。

温度管理は、24時間パネルヒーターやプレートヒーターを利用してくださいね。また、体温調節が出来るように、紫外線から逃げられるシェルターも設置してあげましょう。イグアナの排泄物から床が汚れないようにする床敷は、新聞紙でも問題ありません。

飼い方2.小さいころから慣れる

どんな動物も、成長した後より小さい頃の方が懐きやすいです。一度人間に警戒心を持たれたら、それを解くのはなかなか大変なことですよね。

イグアナを懐かせた状態での飼い方は、やはり小さいころから愛情いっぱいにお世話をして懐いてもらう事です。愛情をかけてもらえている事はイグアナにもわかるので、たくさん可愛がってください。ちなみに、イグアナは、生後1年ほど経つとオスかメスかが分かるようになるそうです。

飼い方3.たくさん話しかけよう

イグアナも他の動物の飼い方と同様、愛情を持ってお世話をすればするほど応えてくれる動物です。飼育当初は、新しい環境に慣れるためにそっとしておく必要がありますが、慣れてきたら、たくさん話しかけてあげてください。話しかける度に繰り返し名前を呼ぶと、イグアナも自分の名前を覚えるので、呼んだら来てくれるようになりますよ。

イグアナの飼い方の注意点

イグアナの飼い方の注意点

イグアナの飼い方には、いくつか注意があります。暑い地域に生息しているイグアナは、室温や飼育する環境に配慮する必要があります。では、室温を始めとするイグアナの飼い方には、どんな注意点があるのでしょうか?

注意点1.室温に注意して!

イグアナの飼い方で最も注意すべき点は、飼育環境の室温。イグアナは、亜熱帯に広く生息している動物なので、寒さに弱い生き物です。イグアナにとっての適温は、夏場の日中は、35度前後~夜間25度、夏以外でも日中は30~夜間25度を維持してください。また、湿度は50~70%を維持するようにしましょう。

室温が、20度を下回ると、イグアナは肺炎を起こします。また、湿度が足りずに乾燥が続くと脱皮を上手に行えなくなるので注意してください。個体によっては暑いのが苦手な子や反対に暑い方が好きという子もいるので、あくまで室温は目安にして下さい。と言っても、イグアナの飼うには、室温の配慮は必須なので、イグアナが過ごしやすい環境づくりを心掛けてくださいね。

注意点2.怪我に注意する

イグアナは、ペットとして流通している動物の中でも鋭い爪と強靭な顎を持つ動物です。メスはともかく繁殖期のオスは、大好きな飼い主さんに求愛行動を取ることがあります。鋭い爪を持つイグアナが飼い主さん目掛けてとびかかって来ることもあるので、繁殖期のイグアナと遊ぶ時は怪我に注意してください。

注意点3.動物病院を見つける

イグアナの飼い方で気を付けるべき点は、飼育前に動物病院を探しておくことです。ケージにぶつかることがあるイグアナは、鼻先などを怪我しがちです。動物病院の中には、イグアナを専門的に診られない病院も少なからずあるので、家にお迎えする前に必ず最寄りの動物病院に問い合わせてみましょう。

注意点4.覚悟を持つ

買った当初は、まだ小さく60cmの水槽でも飼える大きさのイグアナですが、驚くほど速く成長します。一般的なグリーンイグアナのアダルトサイズはは、150cm程度に成長し、大きい物だと200cmに達するものまでいるので、生半可な覚悟では飼わないでください。成長すると水槽には入らず、大型の金網ケージや観葉植物用の温室で飼育、もしくは放し飼いをする必要があります。ケージでの飼育は、丈夫でないと破壊されることもあるので、それこそ犬や猫を飼う以上の覚悟を持ってくださいね。

イグアナは放し飼いにすべき?

イグアナは放し飼いにすべき?

アダルトサイズのイグアナは、一般的に放し飼いをした方が良いと言われています。イグアナもケージに閉じ込められっぱなしの飼い方では、ストレスが溜まります。ストレスに弱いイグアナのためにも、放し飼いで飼う方が効率的と言えるでしょう。

放し飼いでの飼い方も、エアコンなどを使って室温管理は徹底してください。イグアナは、普段木の上で生活をするため、高いところに行こうとします。部屋の家具を階段状に設置してみたりネットを張ってみたりとしてください。放し飼いをする際は、部屋を清潔にし、イグアナの誤飲を防ぐためになるべく物を減らす、もしくはイグアナが出せないような場所に仕舞いましょう

また、太陽による日光浴中に目を離したり、窓やドアをきちんと閉めないでイグアナを放っておいたりすると、外に逃亡する事例も少なくないので、注意しましょう。

まとめ

イグアナを飼いたいと思っている方のために飼い方や注意点をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?無表情に見えて、とても表情豊かなイグアナとの生活は、とても楽しいものですよ!ぜひ、イグアナを家にお迎えしたら可愛がってあげてくださいね!

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