ハムスターの甘噛みの理由と対策|愛情表現と対策まとめ!

ハムスターの甘噛みの理由と対策|愛情表現と対策まとめ!

2025.05.06

ハムスターが甘噛みをするのは、愛情表現や好奇心、歯の成長などさまざまな理由があります。甘噛み自体は痛みを伴わないものの、飼い主としては「なんで噛むの?」「どう対処すればいい?」と気になるところですよね。
本記事では、ハムスターの甘噛みの理由や、本気噛みとの違い、適切な対応策について詳しく解説します!

ハムスターが甘噛みをする5つの理由

ハムスターが甘噛みをする5つの理由
ハムスターの甘噛みの主な原因5つを紹介します。お家のハムスターはどのパターンで甘噛みをしているのか、ハムスターの様子も合わせて考えて見ましょう。

愛情表現としての甘噛み

ハムスターは、飼い主に対して愛情を示す方法の一つとして甘噛みをすることがあります。
猫が戯れて優しく噛むのと似た行動で、「信頼の証」と考えることもできます。
特に、毎日手渡しでエサを与えたり、優しく話しかけたりしていると、ハムスターは飼い主を安心できる存在と認識し、コミュニケーションや遊びの一環として甘噛みをするようになります。

興味や好奇心からの甘噛み

ハムスターは臆病なのに好奇心旺盛という可愛らしい生き物!
飼い主の手や指の匂いが気になり、つい噛んでしまうことがあります。特に、見慣れない物に触れたときにこの行動が見られます。また、飼い主が香りの強いハンドクリームを使用していると、その匂いに興味を持って噛むこともあるため、手の臭いに注意してみましょう。

歯の成長による噛み癖

ハムスターの前歯は一生伸び続けます。
そのため、噛むことで歯の長さを調整しようとする習性があります。これは自然な行動で、適切なかじり木やおもちゃを与えることで解決できます。かじるものがないと、ストレスが溜まったり、ケージや水ボトルの金具などを噛んでしまうこともあるため、かじり木などを与えてあげることが大切です。

警戒心が解けていない場合

飼い主にまだ慣れていないハムスターは、警戒心から甘噛みをすることがあります。
攻撃ではなく、相手を確かめるための行動ですが、飼い主の動きが急だったりすると驚いて本気噛みに発展することもあります。ハムスターを迎えて間もない時期や、環境が変わった時期は慎重に接する必要があります。

エサと間違えて噛んでしまう

ハムスターは嗅覚が優れているため、飼い主の手にエサの匂いがついていると、それを食べ物と勘違いして噛んでしまうことがあります。これは習性によるもので、噛む意図はなくとも、結果的に甘噛みとなることがあります。
おやつを手で与える習慣がある場合は、噛み癖がつきやすくなるため、注意が必要です。

ハムスターの甘噛みと本気噛みの違い

ハムスターの甘噛みと本気噛みの違い
「ハムスターの甘噛みと本気噛みの違いがわからない」という場合は甘噛みだと思っていいでしょう。
ハムスターが本気で噛むと、出血する場合も多く結構な威力です。
以下では甘噛みと本気噛みの具体的な違いを紹介します。

甘噛みの特徴

●軽い力で噛む
●出血するほどの痛みはない
●すぐに離す
●繰り返し行うことがある
●飼い主に対する信頼の表れであることが多い

本気噛みの特徴

●強い力で噛む
●出血することがある
●びっくりしたり攻撃的なときに見られる
●ストレスや恐怖が原因であることが多い
●飼い主に対する警戒心が強い場合に発生しやすい

ハムスターの甘噛みへの対応

ハムスターの甘噛みへの対応
ハムスターの甘噛みに悪気や攻撃の意図はないことが分かりました。
続いては、ハムスターが甘噛みをした時の適切な対応や受け止め方を紹介します。

噛まれたときに反応しすぎない

ハムスターの甘噛みに大げさに反応すると逆に驚かせてしまいます。
驚いたハムスターが本気噛みに移行する可能性もあるため、冷静に対応しましょう。特に、大きな声を出したり、手を急に引っ込めたりすると、ハムスターが怖がってしまうことがあります。

エサの匂いを手につけない

ハムスターに触れる前に、手をよく洗い、エサの匂いを残さないようにしましょう。
特に匂いの強い果物や、ハムスターの好物を触った後は手に匂いが残っていないように注意が必要です。

かじり木やおもちゃを用意する

歯の成長をコントロールするために、適切なかじり木やおもちゃをケージ内に置くことが大切です。これにより、飼い主の手ではなく、かじるべきものに興味を向けるようになります。特に、ストレスが溜まりやすい環境では、かじり行動が増えるため、十分な遊び道具を用意してあげましょう。

甘噛みをポジティブに捉える

甘噛みは、ハムスターが飼い主に対して心を開いている証拠でもあります。
痛みを感じない程度なら、信頼関係を築く過程の一環やハムスターにとっての遊びとして受け入れてあげてもいいでしょう。
無理にやめさせようとすると、逆にストレスを与えてしまうこともあります。

無理にやめさせず、環境を整える

ハムスターが甘噛みをするのは自然な行動です。無理にやめさせるよりも、かじり木やおもちゃを使って行動をコントロールし、ハムスターがストレスを感じない環境を作ることが大切です。

まとめ

まとめ
ハムスターの甘噛みには、愛情表現や好奇心、歯の成長、警戒心、食べ物の誤認などさまざまな理由があります。甘噛みと本気噛みの違いを理解し、適切な対処法を実践することで、ハムスターとの信頼関係を深めることができます。
また、理由に関わらずハムスターに攻撃の意図はないことを理解する必要があります。
遊びに応じてあげたり、「安心できる相手だよ」と示してあげることが大切です。
無理に甘噛みをやめさせるのではなく、環境を整えてストレスを減らし、楽しいハムスターライフを送りましょう。

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