犬がくさい!肛門腺の役割と絞り方を知っておこう!
2021.10.26
犬がお尻を床にこすっていてとてもくさい!
そんな経験はありませんか。
実は、お尻を床にこする=【肛門腺が溜まっている】合図なんです。
肛門腺の絞り方が分からないからとほおっておくと、大変な事になる場合もあります。
本記事では、
・ 犬の肛門腺の役割
・ 犬の肛門腺の絞り方
・ 犬の肛門腺を溜まったままにしておいてはダメな理由
・ 犬の肛門腺のにおいにおすすめな消臭剤
についてお話しします。
犬の肛門腺の役割って何?
犬の肛門腺の役割は、犬がマーキングするための役割をもっています。
しかし肛門腺の液体は、ピュッとでるわけではありません。
基本的には排泄とともに肛門腺(肛門嚢)という袋に入っている液体が分泌されます。
犬によって肛門腺の液体は様々です。すごい固い場合もありますし、水のようにサラサラした肛門腺を出す犬もいます。
どちらであっても、正常なので安心してくださいね。
肛門腺の液体がどの形状であったとしても、とてもくさいにおいがします。
犬の肛門腺の絞り方を知ろう
突然ですか、犬の肛門腺を飼い主さんが絞ったことはありますか?
動物病院やペットショップ・トリミングサロンなどでも、肛門腺絞りはしています。
しかし犬の肛門腺が溜まっていそうな時に、自宅で犬の肛門腺が絞れたらとっても楽ですよね。
犬の肛門腺の絞り方は、少しコツがいります。
しかしコツさえつかんでしまえば、実はとても簡単です。
犬の肛門腺の絞り方のコツ
では早速、犬の肛門腺の絞り方です。
時計の針でいうと肛門を中心にして4時と8時の方向に肛門嚢はあります。
利き手では無い方でしっぽを上に持ち上げ、利き手の親指と人差し指で肛門腺の奥に指が入るようにグイッと押します。
そうすると丸い袋状のものを感じます。
これが肛門腺(嚢)です。
そのまま親指と人差し指を手前に引けば肛門腺が出てきます。
水っぽい肛門腺の液だった場合、勢いよくでてきて顔や体にかかってしまう場合があります。
シャンプー時や、ティッシュなどでとばないように工夫してみてくださいね。
月に1回は犬の肛門腺を絞ろう
犬の肛門腺を絞る頻度は大体1ヶ月に1回です。
何カ月も犬の肛門腺を絞らないとお尻を床にこすりつける動作することがあります。
そんな時は肛門腺が溜まっている証拠なので、早めに絞ってあげましょう。
トリミングサロンでカットを毎月している犬は、大体カットメニューの中に肛門腺絞りも含まれている場合がほとんどです。
もし、分からない場合はトリミングサロンに聞いてみると良いでしょう。
肛門腺絞りが苦手な犬は多い
肛門腺絞りは苦手な犬がたくさんいます。
しっぽをもたれてお尻を触られるのはどんな犬でも嫌がるからです。
どうしてもご自宅で難しい場合は動物病院でやってもらいましょう。
またフレンチブルドックなど、犬種によっては肛門腺が絞りにくい犬がいます。
その場合は、動物病院で獣医さんが肛門に指を入れて内側から肛門腺を絞りだします。
犬の肛門腺を溜まったままにしておいてはダメな理由
結論からお伝えすると、肛門腺をたまったままにすると肛門腺が破裂したり炎症を起こしたりする場合はあります。
犬の肛門腺を自分で出せる犬もいます。
その場合は様子をみながら、絞る必要はありません。
しかし小型犬や老犬・肥満の犬は、自力で肛門腺をだせない犬もいるんです。
犬によって自力で出せる犬と出せない犬がいるので、月に1回は出せる犬であったとしても肛門腺がたまっていないか確認すべきです。
今まで出せてた犬であっても出せない場合もあります。
肛門腺が破裂した場合の治療は?
動物病院にもよりますが、基本的に毎日破裂した肛門腺を生理食塩水などで洗浄する必要があります。
毎日動物病院に行くのが難しい場合は、入院になる可能性も。
毎日の洗浄に加えて、抗生剤の投与と場合によってはレーザー照射なども行います。
肛門腺の破裂のひどさにもよりますが、大体1週間から2週間ほど治療の時間がかかります。
穴の空いたところに洗浄液を入れるため、痛がる犬がほとんどです。
犬のためにも、肛門腺絞りは定期的に行いましょう。
犬の肛門腺のにおいにおすすめな消臭剤
犬の肛門腺のにおいは、生臭くてにおいも頑固。
そんな犬の肛門腺のにおいを退治できるおすすめの消臭剤をご紹介します。
ニオイノンノスプレータイプ
犬のにおいも一吹きするだけで消臭できる純植物性消臭液です。
犬の肛門腺のにおいも消臭できちゃいます。
またニオイノンノは【松・ツバキ・カタバミ】から作られており100%植物由来成分で犬にも安心です。
もともと希釈しないと使えなかったニオイノンノ。
しかしニオイノンノスプレータイプは、すでに希釈されている商品のためそのまま使えて楽ですよ!
500㏄×5本セット 4100円(税込み)
出典:株式会社フローラ
我が家では愛犬を2匹飼っています。可愛いのですが、ペット独特の臭いで大勢の来客の方々に不快な思いをかけたくありませんので、今までとても腐心していました。でもニオイノンノを愛用するようになってから、驚くほど無臭になりました。安心して犬の世話が出来るようになり、家族も大変喜んでいます。
まとめ
犬は肛門腺を絞らないと、場合によっては肛門腺が破裂したり肛門腺が炎症を起こす場合もあります。
そのため犬の肛門腺は、1ヶ月に1回は肛門腺絞りをしましょう。
もし、うまく肛門腺が出せない場合や、もともとしっぽがない犬種で絞りにくい場合は動物病院に相談してくださいね。