フェレットの平均寿命は?短命な理由と長生きする3つの方法
2024.01.09
フェレットを飼い始めたけれど、どれくらいの寿命で何に気をつければ良いのか分からない方もいるでしょう。 家族であるフェレットが元気で長く過ごして欲しいとは思うものの、短命なペットとして有名です。 本記事では、フェレットの平均寿命を解説します。 短命な理由と長生きしてもらうために気を付けることも解説していますので、毎日のお世話にぜひ取り入れてみてください。
フェレットの平均寿命は6~8年程度
フェレットの平均寿命は、6〜8年程度です。
犬や猫・うさぎなどの平均寿命が10〜15年なのに比べると、比較的寿命が短いといった特徴があります。
4歳ですでにシニア期に入るため、一生のうち約半分の年月がシニア期ということです。
フェレットのライフステージは?
フェレットは1歳になると大人の仲間入りで、性成熟はだいたい8〜12ヶ月で完了します。
1〜3歳は成フェレットですが、大人になったからといってすぐに落ち着くわけではありません。
子どものように全力で遊ぶのは、ほかのペットにはなかなか見られない魅力的な特徴です。
また睡眠時間は14〜18時間と長いですが、まとまった睡眠は取りません。
数時間寝たら全力で遊び、また数時間寝るといったサイクルで生活します。
4歳になれば、シニア期になります。
成フェレットに比べて少し落ち着いてくるのはもちろん、寝る時間がやや長くなるフェレットもいます。
フェレットが短命な理由は病気になりやすいから
ほかのペットに比べて、フェレットが短命な理由は以下2つです。
● シニア期に入るのが4歳と早いから
● なりやすい病気があるから
健康だったとしてもシニア期に入るのが早いため、寿命も短いといった特徴があります。
さらにフェレットには、かかりやすい病気があり完治が難しいといった状況も、平均寿命に関係しているでしょう。
この章では、フェレットがかかりやすい病気を2つ解説します。
病気の特徴を理解し、万が一病気の兆候が見られたらすぐに病院へ行きましょう。
インスリノーマ
1つ目の病気がインスリノーマです。
インスリノーマとは、すい臓の腫瘍が原因で発生する病気です。
すい臓に腫瘍ができるとインスリンの分泌が増え、結果、低血糖症状になります。
以下のような、一般的な低血糖で現れる症状が見られます。
● 元気がない
● 睡眠時間が長くなる
● よだれを垂らす
● 後肢のふらつき
● けいれんなどの昏睡状態になる
外科的手術は一般的ではなく、おもな治療は対症療法です。
ステロイド剤の投与と高たんぱくの食事を定期的に与えるようにします。
完治がなかなか難しいため、発症したら毎日投薬治療が必要です。
副腎腫瘍
フェレットはシニア期に入ると、副腎に腫瘍ができやすくなります。
副腎に腫瘍ができることにより、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が多く分泌されます。
おもな症状は以下の通りです。
● 脱毛
● 多飲多尿
● 貧血
● 痒み
● 凶暴になる(個体差あり)
基本的な治療はホルモン注射と外科的な治療です。
手術は場合によって難易度が高いので、その場合はホルモン注射で様子をみます。
フェレットが健康で長生きするためには
フェレットは寿命が短いものの、良い環境で飼育すればその分長生きする可能性は高まります。
この章では、フェレットが健康でいられるための方法を3つ解説します。
フェレットに合った食事を与える
肉食のフェレットに、犬のご飯などを与えると消化不良を起こす可能性があります。
消化器管が短いため、質の良い食事を与えることが大切です。
とくに気を付けるべき点は、高たんぱくの食事を与えることです。
たんぱく質量は36%以上のものを選ぶと良いでしょう。
またフェレットフードの種類も豊富にありますが、年齢にあった食事に変更することも忘れないようにしてください。
普段と違う様子がないか健康チェックを習慣にする
4歳からシニア期に入り、急に具合が悪くなりやすいといった特徴があります。
そのため、毎日の健康チェックが必要です。
普段よりも寝る時間が多くないか、ご飯を食べているのにも関わらず痩せていないか、毛並みが悪くないか、毛は抜けていないかなどのチェックをしましょう。
またシニア期に入ったら、定期的な健康診断をしておくと安心です。
ストレスのない居住環境を整える
ストレスにも弱い動物なので、快適な居住環境を整えましょう。
フェレットは、運動や遊びが大好きです。
そのため、常にケージの中で過ごしているとストレスが溜まります。
またきれい好きなので、トイレを含めたケージ内は常に清潔にしておくことが大切です。
フェレットにおすすめの消臭剤3選
フェレットに使用するケージやトイレなどは、清潔にしておくことが大切です。
とくにフェレットは独特なニオイがするため、日頃からしっかり消臭するようにしましょう。
本章では、フェレットにおすすめの消臭剤を3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ニオイノンノ
フェレットのトイレなどの消臭をしたいときに、おすすめの消臭剤です。
アンモニア臭を即座に消臭してくれるだけでなく、動物や赤ちゃんがいる家庭でも安心して使用できる成分で作られています。
マツやツバキ・カタバミなどの植物から作られており、天然素材なのでトイレやケージに使っても問題ありません。
お客さまの声
トイレにニオイノンノをスプレーすると、すぐに無臭になります。ニオイノンノのすごい効果を実感しました。ニオイノンノを買って良かったと思っています。
引用:株式会社フローラ
グッドバイオーダー
フェレット専用の消臭剤です。
100%天然成分でできているため、安心して使用できます。
消臭剤といっても飲ませるタイプで、普段の飲み水に加えるだけ。
酵素の力で、糞尿や体臭が抑えられます。
フェレットで有名なマーシャルの商品なので、安心して使えるでしょう。
引用:Amazon
ペレッティー
動物病院などでも使用されている、消臭剤です。
トイレなどの気になる部分にそのままスプレーするだけで、消臭ができます。
次亜塩素酸ナトリウムですが、肌に触れても毒性がないので安心して使用できます。
口コミでも「ニオイが消えた」「使い続けたい」「使い心地が良くサラっとしている」と評価の高い商品です。
引用:Amazon
まとめ
フェレットの平均寿命は6〜8年です。
犬や猫に比べて平均寿命が短い理由は、4歳と早い年齢でシニア期に入りシニアになるとインスリノーマや副腎腫瘍になりやすいからです。
フェレットに長生きしてもらうためには、高たんぱくの食事を与え普段と違う様子がないか毎日チェックをしましょう。
また、ストレスのないキレイな環境で生活することも大切です。