フェレットの魅力紹介!ペットに大人気♪元飼育員が解説
2020.09.29
ペットと暮らしたいと考えているけど、犬や猫は飼えないという方にフェレットはおすすめのペットになります。 フェレットは犬や猫に比べてサイズも小さく、安価で購入できるため飼育のコストもグッと抑えることができるペットです。 日本の賃貸住宅でも飼育しやすく、限られたスペースでもケージなどを置きやすくコンパクトに飼育することが可能です。 さらに小動物の中でも知能が高く、人好きな個体が多いため懐きやすく犬や猫のようにコミュニケーションをとることが可能です。
フェレットをペットとして飼いたい
フェレットは成長しても体長30センチ〜50センチ程度であり、体重は0.6kg〜1kg前後と身軽な体型をしています。
抱っこもしやすくコントロールできる点からもペットとして人気があります。
日本でもペットとしてポピュラーであり、ペットショップでも比較的手に入りやすい点が魅力です。
さらには3000円〜5000円前後で販売されているため、すぐに飼いやすくペットとしてお迎えするハードルが低いのが特徴です。
フェレットはイタチ科の仲間であり、ペットショップで販売されているほとんどは海外でブリードされ、家畜化された個体です。
ペット用として幼い頃から人とともに生活してきたため、人になれやすく明るく人懐っこい個体が多いです。
また、ブリードされた個体はペットショップに出荷される前に臭いの原因となる臭腺の除去手術をされていることがほとんどです。
フェレットはペットとして暮らすには臭いのでは?と疑問を持っている方もいるかもしれませんが、臭腺の除去されたフェレットであれば臭いに悩むことはほとんどありません。
フェレットのペットとしての魅力5選
フェレットがペットとしておすすめの点を5選その魅力を紹介します。
小動物を飼いたい方やフェレットがペットとしてどんな魅力を持っているのか気になっている方は参考にしてくださいね。
①人懐っこい
フェレットの最大の魅力といっても過言でないのは、その人懐っこい性格です。
人と共に暮らしてきた歴史が長いフェレットは人好きな性格の子が多く、飼い主さんやその家族にによく懐きます。
一緒にボールやおもちゃを使って遊ぶことも好きなため、犬のように信頼関係を深めることが可能です。
なにか飼い主さんが行った時に反応があると嬉しいものですが、フェレットは喜怒哀楽がわかりやすく反応もバリエーション豊かなため、とても飼育しがいのあるペットになります。
慣れてくると抱っこをせがんだり、おもちゃで遊んでとアピールする可愛らしい姿を見ることができます。
②滅多に鳴かない
ペットを飼っていてよく困るのは近所トラブルです。
しかしフェレットは鳴き声が少ないペットであり、犬や猫のような騒音トラブルになりにくい生き物です。
全く鳴かない訳ではありませんが、小さな声でキュッキュと鳴く形ですので日常でフェレットの鳴き声が気になるということはほとんどありません。
さらには、びっくりした時は大きな声でキャン!!と吠えることがありますが、フェレットが大きな声を出して鳴いた時は非常事態でありフェレットに怪我がないかどうかチェックすることがおすすめです。
鳴き声がうるさいと苦情を言われる機会も少なく、のびのびと一緒に暮らすことができます。
③お世話がしやすい
フェレットはケージと小動物用のトイレ、エサと水、食器があればすぐに飼育することが可能であり、毎日のお世話はエサやりなど基本的な飼育をすれば問題ありません。
排泄物は臭うためすぐに片付けるのが理想的ですが、少しの動作で掃除できるため手間もかかりません。
またフェレットは1日の中でも睡眠時間がとても長い生き物であり、お留守番も得意です。
その上、散歩などは必要ないため、一人暮らしの方も飼育しやすいペットになります。
しかし、運動不足は肥満やストレスの原因になりますので、おもちゃやハンモックなどを用意して運動不足にならない工夫が必要です。
④噛まない
フェレットは穏やかな性格の子が多く、小さなうちから人に慣れさせておけばほとんど攻撃性のない子に育ちます。
そのため、噛みつかれるという心配はほとんどなく、コミュケーションがとりやすいペットになります。
一つ注意したいのは、性格には個体差があり幼少期からさまざまなものに慣らす社会化をきちんと行わないと、恐怖や自己防衛から噛みついてしまうというケースがあります。
フェレットの歯は鋭いため噛まれると内出血を起こして腫れるため注意が必要です。
感染症の危険もあるためフェレットの性格を把握して、フェレットのペースでコミュニケーションをとることがポイントになります。
⑤食欲旺盛
フェレットは本来肉食ですが、ペット化された個体は雑食性でありなんでもよく食べます。
食欲旺盛で元気な個体が多いため、好き嫌いなくフードを食べてくれます。
一方でフードの与えすぎは肥満にもつながるため、おもちゃなどで適度に運動をさせておやつの量は与えすぎないようにしましょう。
フルーツ類も大好きですが、果糖は肥満の原因になるので量は少なめに与えましょう。
まとめ
フェレットのペットとしての魅力についてご紹介しました。
フェレットは賃貸でも飼育しやすく、人に懐きやすいためペットとしておすすめの小動物です。
反応も個性的で明るく、飼育しがいのあるペットになります。
なにかペットを飼育したいと考えている方や小動物をペットにしたくて探している方は、フェレットをペットにすることを是非検討してみて下さいね。
執筆者:N
・動物テーマパーク飼育員経験5年
・愛玩動物飼養管理1級
・ホームドッグトレーナー1級
・愛玩動物救急救命士
・小動物看護士