絶対に見逃さないで!ハムスターの寒いサインとは?

絶対に見逃さないで!ハムスターの寒いサインとは?

2023.03.21

愛らしい姿と行動がペットとして人気のハムスターですが、実はとても寒さに弱いという特徴を持っています。放置すると疑似冬眠をする可能性もあるため、ハムスターの寒いサインは見逃さないようにしなければなりません。では、ハムスターが寒い時にするサインにはどのようなものがあるのでしょうか?今回は、ハムスターの寒いサインをご紹介いたします。

ハムスターは寒さに弱い動物

ハムスターは寒さに弱い動物

起きている時は回し車を回すなどして活発なハムスターですが、実は寒さに弱い動物です。人間よりもずっと小さいハムスターは、温度変化にも非常に敏感です。特に床近くにケージを置いた場合、寒さや暑さの影響をもろに受けやすくなります。リスと同じように寒い環境に放置しておくと冬眠してしまうことがあるので、最悪の場合そのまま弱って死んでしまうこともあるので注意が必要です。

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ハムスターの寿命

ハムスターの寿命

大きさや被毛の色がさまざまなハムスターの寿命は、2年から3年と言われています。ペットの中でも比較的短命であるハムスターは、一緒に過ごせる時間もあっという間なのです。
哺乳類や鳥類が一生で打つ鼓動の数は、ほぼ決まっていると言われています。その数は、およそ15億回。ハムスターは体が小さいため、ものすごいスピードで心臓が動いています。
体調不良になれば、ただでさえ短い寿命も縮まってしまうかもしれません。ハムスターに長生きしてもらうためにも、寒いと感じているサインを見逃さない事はとても重要なのです。

ハムスターの寒いサインとは?

ハムスターの寒いサインとは?

ハムスターが寒いと感じた時に起こすサインは、個体によってさまざまです。時に寒さはハムスターにとって命を脅かすこともあるので、普段から様子を確認することが大切です。では、具体的にハムスターが寒さを感じた時のサインにはどんなものがあるのでしょうか?

寒いサインその1.巣穴から出てこなくなる

ハムスターは寒いと感じると、自身の巣穴から出てこなくなります。お迎えして間もない時は慣れない環境に警戒して出てこないことも多いですが、そうではない場合は要注意です。部屋を暖かくしたりペット用のヒーターを敷いたりして寒さ対策をしてあげましょう。

寒いサインその2.震える

ハムスターも人間同様、寒いと体が震えます。体を震わせることで体温を上げようとする行動を「シバリング」と呼ぶのですが、ハムスターも体を震わせることで発熱しようとしているのです。
ハムスターがぶるぶると震えていたら部屋が寒いサインです。分かりやすいサインでもあるため、見つけたら放置せずすぐに室温を上げるなどの対策をしましょう。

寒いサインその3.食事をしなくなる

ハムスターは、周囲の気温が下がり過ぎると疑似冬眠をする恐れが出てきます。冬眠前の行動として、食事をせずにエサを安全な巣穴に貯蔵することも増えます。疑似冬眠はハムスターの体に非常に負担がかかるため、絶対に防がなくてはなりません。
エサが減ってはいるけど食べている様子がなかったり明らかに食事量が減っていたりする場合は、すぐに気温を確認して対策をすることがおすすめです。

寒いサインその4.水を飲まなくなる

ハムスターは寒いサインの一つとして、水を飲まなくなる傾向があります。ハムスターのケージに設置している給水ボトルの水の減りがいつもより少なければ、水を飲んでいないことになります。
たとえ寒くても水を何日もまともに飲まなければ、体調を崩してしまいます。普段からハムスターがどのくらい水を飲んでいるのかを把握しておきましょう。もし水をほとんど飲んでいないことに気付いたら、動物病院を受診することも大切です。

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寒いサインその5.運動をしなくなる

ハムスターの寒いサインに、運動をしなくなるという特徴があります。本来ハムスターは、運動が大好きな動物です。野生で生きているハムスターは、小さい体で驚くほど長距離を移動できます。夜行性であるため、夜になると起き出して回し車で遊ぶことも多いでしょう。
しかし、ケージを置いている部屋の気温が低いと体力を温存しようとして運動を控えるようになります。運動しているのを見なくなった、夜になっても回し車で遊んでいないなどの行動が増えているのなら要注意です。

寒いサインその6.エサを貯め込むようになる

冬が本格化する前に木の実を貯め込むリスのように、ハムスターも寒いサインとしてエサを巣穴に貯め込むようになります。安全な場所にエサを貯め込むことで冬眠の準備をするのです。
エサを貯め込むようになると消費量が減るので、少しでも変だと感じたらケージ周りの温度を確認するようにしましょう。

寒いサインその7.下痢などの体調不良が見られる

ハムスターは寒さでストレスを感じると、下痢や脱毛などの症状が見られる時があります。環境がいつまでも改善されないと、当然ハムスターの体調も改善されず次第に弱っていってしまうでしょう。普段から健康状態を観察してあげることが大切です。

ハムスターにとっての適温は?

ハムスターにとっての適温は?

ハムスターを飼う際は、暑すぎても寒すぎてもハムスターにとって良くありません。種類によって多少異なりますが、ハムスターの適温は20~26℃です。24℃を保てれば、ハムスターも快適に過ごせるでしょう。できるだけ温度変化のない場所で飼育し、冬は10℃を下回らないように気を付けてあげることが大切です。
気温が10℃を下回ると、疑似冬眠をする恐れが出てきます。疑似冬眠をしなくてもハムスターにとって寒い環境は決して良いとは言えないので、できれば秋から寒さ対策をしてあげることがおすすめです。

ハムスターの寒さ対策

ハムスターの寒さ対策

ハムスターの寒さ対策で重要なのは、普段からの温度管理です。ケージの近くに温度計を設置し定期的に確認するだけで、大きな心配を軽減させることができるでしょう。ハムスターの様子をこまめに観察しなくても大丈夫なので、管理も楽になります。まだ試したことがないという人は、寒さが本格的になる前に取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、床材を増やすのもおすすめです。ただ寒さが本格化すると床材だけでは10℃を下回ることが増えてしまうため、冬はペット用のヒーターやエアコンをつけることで気温そのものを上げると良いでしょう。気温が20℃前後に保てればハムスターの疑似冬眠を防ぐことができます。ただ広範囲の室温を上げようすると光熱費が高くなりがちなので、多頭飼育をしている方はペットヒーターがおすすめと言えます。

寒いサインをした時の注意点

ハムスターが寒いと感じた時、普段は見られない行動が見られます。寒さ対策に良いだろうと、直射日光が当たる場所にケージを置いたり床材にハムスター専用ではない綿を入れたりしないようにしましょう。
直射日光が当たる場所は急激に温度が変化するため、ハムスターの体調不良の原因になります。綿は誤食・誤飲をすると腸に詰まったり手足に絡まって怪我の原因になったりする恐れがあります。暖かいだろうからと、電源を切ったコタツの中に入れるのもNGです。
寒いサインを見て対策に綿を使いたいのであれば、ハムスター専用の綿を使いましょう。

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まとめ

まとめ

もしハムスターが何らかの寒いサインを出したら、絶対に放置せずすぐに気温を上げてあげることが大切です。寒さに弱いハムスターを飼育する際は、温度管理が大切になります。ケージの近くに気温計を設置し、エアコンやペットヒーターをつけたり床材を多めに敷いたりするなどして対策してあげましょう。ハムスターも居心地の良い環境に安心して、活発に活動できるようになります。

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