熱帯魚のお世話は大変?飼う前に知っておきたい4つの注意点

熱帯魚のお世話は大変?4つの注意点を販売員が解説!

2020.10.20

カラフルな身体と涼しげに泳ぐ姿が綺麗な熱帯魚は癒されます。 アクアリウムはペットの中でも近年ブームになっており、新しく熱帯魚の世話を始める方も多いのではないでしょうか? さらには、犬や猫のように動物病院に連れて行ったりワクチンなどの飼育費もかからないため熱帯魚の世話は手軽に始められるイメージがあり、あまり大変ではないと感じる方もいます。

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【熱帯魚の世話は大変?実体験を紹介】

熱帯魚の世話は大変なのかという点ですが、結論から言えば一般的なイメージよりも熱帯魚の世話は大変です。
なぜならば熱帯魚は水槽の中が全てであり、水質が少しでも悪化するとそれまで手塩にかけて育ててきた熱帯魚たちが1日で全滅してしまう!という事態にもなりかねません。

熱帯魚はその名の通り、熱帯のアマゾンなどが原産の魚が多くお世話には温度管理が必要不可欠になります。
ただ水槽に水を張り、熱帯魚をいれただけではすぐに体調不良を起こして死んでしまいます。
そのため熱帯魚の世話でもっとも大変なのは水温と水質の管理になります。

微妙な匙加減でも水質はすぐに悪化してしまうため、大切な熱帯魚に元気にいてもらうためには水質のこまめなチェックが要となります。
熱帯魚の世話が大変な理由はこのこまめな水質管理が挙げられます。

また、水草などを組み合わせてアクアリウムを楽しむのは熱帯魚のお世話の魅力の一つですが、水草も定期的に新しいものに交換しないと水質悪化の原因になるためメンテナンスが大変と感じる方もいるでしょう。

実際に熱帯魚の世話は大変なことがあるのに何故飼うのかと聞かれれば、熱帯魚のお世話の最大の魅力である自由度の高さにあります。
確かにお世話は大変ですが水槽のサイズから熱帯魚の組み合わせ、水槽のデザインまで自分好みに作ることができるため打ち込み要素が多いのが魅力です。

さらには、金魚に比べると熱帯魚は温度管理が必須で大変さもありますが、見た目も鮮やかであり、成長して目5センチ前後にしかならない小型の種類が多いため、お世話をして飼い始めやすいという利点があります。

熱帯魚にも相性があるので、魚の組み合わせには配慮する必要がありますが鮮やかな熱帯魚が泳ぐ姿は癒し効果が抜群であり、世話の大変さを凌駕する魅力があります。

【熱帯魚の世話は大変!飼う前のポイント4つ】

【熱帯魚の世話は大変!飼う前のポイント4つ】

熱帯魚の世話は大変であると紹介しましたが、その大変さに勝る魅力もいくつもあります。
熱帯魚のお世話をする前に考えたいポイントを5つ紹介します。
熱帯魚飼育を考えている方は参考にして下さいね。

①水質、温度管理は必要不可欠

熱帯魚飼育において大変な点はまず準備するアイテムが多い点です。
熱帯魚に元気に泳いでもらうためには水質管理と温度管理が欠かせません。
水質は熱帯魚の種類により異なりますがpH6.5〜7.0の間が理想であり、温度は25℃〜27℃前後をキープするようにします。
そのキープするためにもエアコンの温度などに注意が必要なため大変に感じる方もいます。

熱帯魚を世話する部屋にはエアコンがついていることが必要不可欠であり、水槽にも急激な温度変化を防ぐためのヒーターや冷却ファンが必要ですのでコストがかかる点からも大変さがあるでしょう。

②定期的な水換えは重労働

上記で紹介した通り水質を保つためには定期的な水換えが必要です。
最低でも2週間に1度は水槽の水を新しいものに入れ替える必要があります。

水槽の水換えは全量交換してしまうと水質がガラッと変わってしまい、熱帯魚の身体に負担がかかるため3分の1ずつ交換します。
水は重さがあるため定期的な水換えはイメージよりも重労働です。

ポンプなどを活用して手早く水換えをすることで手間を押さえて熱帯魚の負担を軽減することができます。

③病気になると全滅の恐れがある

熱帯魚のお世話の大変な点は水質の維持だと紹介しましたが、仮に水質が悪化したり水槽内で細菌が繁殖すると熱帯魚が白点病などの病気になります。

一匹が病気になった場合には早急に隔離する必要がありますが、すでに全部の熱帯魚が病気になっているケースもあり放置すると水槽内で全滅する可能性もあり、大変さが増します。
苦労してお世話した熱帯魚が全滅してしまうのは、飼い主さんにとってはかなりショックな出来事です。

熱帯魚を全滅させないためにも病気の予防のために水質を維持することは世話で大変な点の一つですが継続して管理することが大切です。

④熱帯魚同士の相性も大切

カラフルで見た目が美しい熱帯魚ですが、好きな種類を好きなだけいれることは避けなくてはなりません。
熱帯魚の種類によっては縄張り意識が強く、喧嘩してしまい死んでしまうこともあるため水槽に入れる熱帯魚は相性を考えてお迎えする必要があります。
例を挙げると美しい長いヒレが特徴のベタは闘魚と呼ばれており、基本は単一で飼育する熱帯魚になります。

グッピーやネオンテトラなどは気象が穏やかなため混泳させやすいですが、エンゼルフィッシュなど身体が大きな個体は縄張り意識が強いため水槽のスペースに余裕を残す必要があります。
まずは入れたい熱帯魚の種類を絞り、混泳の組み合わせを決めて購入するようにしましょう。
組み合わせを決めることも大変ですが、楽しみの一つでもあります。

【まとめ】

【まとめ】

熱帯魚の世話で大変な点と魅力について紹介しました。
熱帯魚のお世話は水質管理が大変であり要ですが、世話をした分だけ自分好みの水槽を作ることができるので、満足度の高いペットです。
大変な思いをした分だけ愛着も増し、熱帯魚もキレイに泳いでくれますよ。

熱帯魚のお世話を検討している方はお世話の大変さを考慮して熱帯魚をお迎えしてくださいね。
是非大変さを凌駕する満足感を味わっていただきたいので、熱帯魚飼育を前向きに検討してくださいね。


icon執筆者:N
・動物テーマパーク飼育員経験5年
・愛玩動物飼養管理1級
・熱帯魚&金魚販売員経験2年
・愛玩動物救急救命士
・小動物看護士


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