猫・犬の爪のお手入れ♡ 爪切りの方法を紹介
2019.02.19
愛猫・愛犬の爪のお手入れは飼い主にとって大切なケアの一つです。特に爪が長いと家の家具を引っかかれたり、抱っこした際に痛いので、常にきれいな状態に保ちたいものですよね。慣れていないうちは動物病院やトリミングサロンなどでプロにお願いすることも良い方法ですが、コツをつかむと自宅でホームケアすることもできます。 こちらの記事では愛猫・愛犬の爪切りの際の注意点とホームケアについて紹介します。お手入れを自宅でしたいなと考えている飼い主さんの参考になれば幸いです。
猫の爪切りについて
まずは猫の爪切りの方法と注意点について紹介いたします。猫ちゃんはとても身軽ですばしっこいので、暴れるのが心配な飼い主さんは洗濯ネットなどに猫ちゃんを入れてから行うとスムーズにおこなうことができるのでオススメです。
お手入れが苦手な猫ちゃんが多いので、無理やりやろうとはせずに徐々に慣らしておくことが重要です。
愛猫の爪とぎと爪切りの違い
愛猫と一緒に暮らしている飼い主さんはそもそも猫には爪切りが必要なのか?という疑問があるかと思います。ペットショップなどに行くと猫用の爪とぎのアイテムが良く売られています。爪とぎをしているのであればわざわざ爪を切る必要はないと思うかもしれませんが、室内で生活する猫ちゃんは爪切りが推奨されます。
爪とぎと爪切りではその役割が変わってきます。爪とぎは愛猫の何層にもなっている爪を定期的にとぐことによって、古い爪を剥がして新しい爪にするという役割があります。爪とぎを行わないと古い爪が残ってしまい巻き爪になり、歩行に問題が出てくることがあるので、注意が必要です。
一方で爪切りの役割は、爪とぎによって尖った爪の先端を切ることによって、滑りやすい床での転倒防止や飼い主さんと触れ合う時にケガをしないようにする効果があります。さらに伸びすぎてしまった爪は肉球に刺さって愛猫自身も怪我してしまう原因にもなるので、定期的に爪切りしてあげるのが飼い主にも愛猫にも快適な生活をもたらしてくれます。
愛猫の爪切りをする方法
それでは具体的なホームケアのやり方を紹介します。まずは猫用の爪切りを準備しましょう。ペットショップなどで1000円前後で購入売ることが可能です。
さらにポイントは手早く短時間で終了することです。猫ちゃんは何よりも、長時間拘束されることにとてもストレスを感じる動物です。爪切りに慣れていないうちは飼い主さんの膝の上で大人しく仰向けにできるようになってから挑戦しましょう。家族で協力して2人で行うとやりやすいですよ。子猫にはハサミタイプの爪切りが適していますが、成猫の子にはギロチンタイプの爪切りが使用しやすいです。
まず猫ちゃんを仰向けにして、猫ちゃんの前足を優しく押して爪を出します。よくみると白い部分とピンクの部分が見えますが、ピンクの部分は神経が通っていますので、切りすぎると出血してしまいます。1度にばっさりぎりぎりまで切りたい飼い主さんもいるかもしれませんが、先端のみを素早く切るようにすると、猫ちゃんにもストレスがかかりにくく早めに慣れてくれます。
また、愛猫に「えらいねー」など優しい声で声掛けしながら行うと効果的です。愛猫が嫌がったら1度に全部の爪を切ろうとせずに、はじめは1~2本きれたら猫ちゃんを離してあげましょう。複数回にわけて行うと、コミュニケーションの機会も増えますし、愛猫にもストレスがかかりにくくオススメです。
猫ちゃんの爪切りは速さがポイントです。慣れるまでは爪切りをもって、使い方をイメージしてから挑戦すると取り組みやすいですよ。お昼寝後など猫ちゃんの機嫌が比較的良い時間帯に行うこともポイントです。
犬の爪切りについて
次に愛犬の爪切りの方法について紹介致します。犬は猫のように爪とぎをして長さを整えるといった行動はしませんので、爪切りは必須のお手入れになります。伸びすぎた爪は歩行困難や飼い主さん、愛犬自身を傷つける要因になりますよ。
愛犬の爪を切るためには?
こちらも猫ちゃん同様ワンちゃん用の爪切りがペットショップで入手可能です。犬の爪は太いので愛犬の大きさにもよりますが、ギロチンタイプの爪切りが使用しやすいでしょう。こちらも1000円前後で購入が可能です。まずはしつけの一環として、愛犬に全身にさわることに慣れさせるようにします。犬も仰向けにされるのは急所をさらすということになるので、苦手な子が多いのでゆっくりと慣れさせましょう。飼い主がリーダーシップを発揮し、信頼関係を築けるかが重要なポイントです。
爪を切らないと犬の場合はそのまま伸び続けてしまうので人や自身を傷つけるだけでなく、伸びた爪が割れて、そこから菌が侵入してしまい感染症になる危険もあります。週に1回は爪のチェックをして爪切りをしてあげましょう。
犬の爪切りをする方法
次に具体的な爪切りの方法をご紹介します。猫ちゃんと同様に仰向けにすると切りやすくなります。前足を優しく押して爪を出したら、白い部分を爪切りでカットしていきます。そのままですと犬の爪の場合角がとがってしまい歩きにくいので、面取りをするように角も切ってあげましょう。
最後に爪やすりで滑らかに整えれば完了です。注意点は爪やすりは一定方向からかけるようにします。往復でかけてしまうとかえって角がささくれてしまい皮膚に刺さってしまうので、注意が必要です。
また、合わせて肉球もカサカサしている場合には肉球クリームを塗ってマッサージしてあげるとリラックスしてくれますよ。
愛犬の爪切りをスムーズにするポイントは「信頼関係」でしょう。頼れる飼い主の行うケアならば安心して身をゆだねてくれることが多いです。
まとめ
愛猫・愛犬の爪切りの方法を紹介しました。飼い主にとっても愛猫・愛犬にとっても爪が綺麗に保たれていることで、けがをする事故を防ぐことになり、ストレスも軽減できます。また、爪切りをホームケアに取り入れることで愛猫・愛犬との絆もより深まり、仲良しになることができるのでお勧めですよ。
是非、本記事を参考に愛猫・愛犬が嫌がらないように楽しく、徐々に様子を観察しながら爪切りに挑戦していただければと思います。