犬の病気の原因と治療について解説!脳や神経に関わる病気に注意!
2022.05.17
犬をペットとして飼っている家庭は約680万世帯(2020年)といわれています。 犬の寿命も上がってきており、それに伴い、病気になってしまう犬も増えています。 様々な病気がありますが、特に脳や神経に関わる病気は命に関わることが多く、注意が必要です。 犬の病気について、どのような症状が現れるのか、治療はどのようなことが行われるのか、詳しく解説いたします。
犬の脳や神経に関わる病気
言うまでもなく脳や神経は、生き物にとって大切な器官。脳や神経に関わる病気は、犬の身体の機能に影響を及ぼすだけでなく、命に関わることもあります。病気で苦しむ犬の姿は、飼い主さんにとってもツライものです。できるかぎり早期に発見し、治療に臨みたいですよね。
犬の脳や神経に関わる病気について、代表的なものをご紹介いたします。
水頭症
水頭症とは、脳を囲む脳脊髄液が異常に溜まり、脳を圧迫してしまう病気です。軽度だと無症状なこともありますが、病気が進むと、落ち着きがなくなったり、同じところをグルグルと旋回したりするなどの異常行動がみられることも。さらに重症になると、意識障害やけいれん、視覚障害などを引き起こします。
原因は先天性のものが一般的で、生後数か月で診断されることが多いです。チワワやマルチーズなど、頭蓋骨の大きな小型犬に多い病気と言われています。
てんかん
突然てんかん発作(硬直、けいれんなど)をおこしてしまう病気です。数日から数週間の周期で発作が起きるのが特徴で、硬直や大量のよだれ、発作時の失禁、大声で鳴くなどの症状がみられます。
コーギーやボーダーコリーに多い病気で、遺伝的なものだといわれていますが、詳しい原因はわかっていません。
脳腫瘍
文字通り、脳に腫瘍ができてしまう病気です。中年齢から高齢の犬によくみられる病気で、放っておくと命にかかわります。
症状は、てんかん発作や斜頸、旋回運動、性格の変化など。発症しても明確な症状がみられないこともあり、発見が遅くなりがち。
ゴールデンレトリーバー、ブルドッグ、ボストンテリアに多い病気です。原因は遺伝的なものや頭部への衝撃などと言われていますが詳しいことは分かっていません。
脳梗塞
脳梗塞は、脳にある血管が詰まることによって、脳が壊死してしまう病気です。どんな犬種にも起こりうる、恐ろしい疾患のひとつですが、犬での発生率はまれだと言われています。
症状は歩行障害や麻痺など。急激に症状が現れるので、あわてて病院へ飛び込む飼い主さんもいらっしゃいます。
詳しい原因は不明ですが、高齢や脱水症状などで引き起こされることがあり、腎皮質機能亢進症を併発している場合が多いといわれています。
トキソプラズマ症
トキソプラズマという原虫に寄生されることで発症する病気です。健康な犬の場合は、無症状なことが多いですが、免疫力が低下していると発熱することもあります。妊娠中の犬が感染すると死産してしまうことも。猫の糞尿から感染することが多いので、散歩中は用心してください。犬と猫を一緒に飼っているご家庭も気を付けてください。
人間にも感染するため、必ず治療しましょう。特に妊娠している女性への感染は、胎児に深刻な影響が出る可能性があるため、注意してください。
犬の病気の発見と治療法
言葉を話すことができない犬の不調に気が付くのは大変なこと。なるべく早く、病気を発見すれば、完治する可能性も上がります。そのためにはどうするのが良いのでしょうか。
健康診断をうけよう!
まず、犬を飼い始めたら一度、健康診断をしに病院を訪ねましょう。もし先天的な異常などがあった場合は早期に発見してもらえるかもしれません。そして病気になっていなくても、年に一度は健康診断を受けるようにしておくと安心です。狂犬病の予防接種の際に、健康診断を受ける、と決めておくと良いですね。信頼のおけるかかりつけ医がいると、様々なことを相談できるため、心強いです。
脳腫瘍などの診断の場合はMRI検査を行います。病院選びの際、MRI検査を行っているところなのか確認してみると良いでしょう。その病院に機器がなくても、検査機関と提携していて、MRI以外にも様々な高度な検査を行える場合もあります。
ペットを飼うと、どうしても費用は掛かってしまいます。もしものときに備えてペット保険などに入っておくと、いざというときに慌てなくて済みそうです。
手術をしなければいけないことも
投薬で治る病気もありますが、どうしても手術をしなければいけないことも。ペットにとっても飼い主さんにとっても負担が大きいため、犬の年齢や体力についてよく獣医と話し合って決断してください。
セカンドオピニオンに相談してみるものひとつの方法です。信頼できる病院を探しましょう。
また、早期発見できれば、手術を回避できたり、簡単な手術で済んだりすることもあるので普段から犬の様子をよく観察するようにしましょう。
手術後はリハビリなどを行いますが、犬は人間と違い、自発的なリハビリはしません。犬が楽しめる軽い運動やマッサージなどによって回復を目指していきましょう。自宅で行うほか、通院して行うこともできます。
「ニャンケンポン」で犬の健康をサポート
「ニャンケンポン」は犬の健康をサポートしてくれるペット用の健康食品です。犬だけではなく、様々なペットに使うことができます。
犬の病気を防ぐためには、日ごろからの健康管理が大切。「ニャンケンポン」は普段のフードにまぜるだけなので手軽に使えて大変便利です。
主な原料はヒノキ、松、オオバコといった100パーセント天然素材。化学成分は使われていないから、大切なペットへ安心して与えることができます。病気の予防として使うだけではなく、病気になった後の回復期にも大変有効。「ニャンケンポン」を食べることでどんどん元気を取り戻していってくれるかも。
また、肥満防止にも役立つため、病気をして運動量が落ちてしまった犬にも大変役立つアイテムですよ。ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
以上が、犬の脳や神経に関わる代表的な病気の症状と治療法になります。脳や神経に関わる病気は、犬にとって深刻な問題を引き起こすことがあるので注意が必要です。しかし、怪我などと違い、発見しにくく、気が付いたら深刻な状態になってしまっていることもあります。人間と同じで、病気は早期に発見することが最も大切。常に犬の様子をよく観察し、少しでも違和感を覚えたらすぐに受診するようにしてください。
また、年に一度は健康診断を受けるようにすると、症状が出る前の段階で発見できるかもしれません。普段から信頼できるかかりつけ医を見つけておくと良いですね。
治療は、投薬が主になりますが、なかには手術が必要になることも。その子にとって最善の方法をよく獣医と話し合ってください。そして検査や治療にはお金がかかります。ペット保険に加入しておくと、いざというとき安心です。
ペットのための健康食品「ニャンケンポン」も犬の病気を防いでくれる便利なアイテム。病気の予防だけでなく、病後の犬にとっても「ニャンケンポン」は心強い味方になってくれますよ!ぜひ試してみてください。