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もしもの為に知っておこう!薬の飲ませ方のコツと注意点

【犬編】もしもの為に知っておこう!薬の飲ませ方のコツと注意点

2021.05.04

犬が病気に罹った時、動物病院では薬を処方されることが多くあります。しかし、いざ家に帰って薬を飲ませようと思っても、飼い主さんが薬を飲ませるのに手間取ってしまったら、犬を不安がらせてしまう事に繋がるでしょう。いざという時のために薬の飲ませ方を知っていれば、犬に薬を与える時の心構えも違うはずです。一日も早く犬に元気になってもらうためにも、飼い主さんがしっかりしなければいけません。ここでは、そんないざという時のために犬の薬の飲ませ方とそのコツ、注意点などをご紹介いたします。

基本的な犬の薬の飲ませ方

基本的な犬の薬の飲ませ方
犬が病気になった時、早く回復して欲しいですよね。そこで今回は、犬に薬を飲んでもらうための基本的な飲ませ方をご紹介いたします。餌やおやつに混ぜても駄目な時などに、基本的な飲ませ方を知っていると安心して対処が出来ますよ!

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錠剤の飲ませ方

まずは、錠剤やカプセルのような固形の薬の飲ませ方をご紹介します。手順は、3段階です。犬にトラウマを植え付けてしまわないよう、決して無理矢理押さえつけて飲ませないようにしてくださいね。

① 後ろから抱えるように抱き込み、両手で顎を持って、口を開けさせます
② 開けて口の奥に錠剤を入れて、口を閉じさせます
③ 犬のマズル(鼻先)を上向かせ、のど元を撫でで飲み込ませます

犬に薬を飲ませた後は、食道に薬が張り付くことのないよう水を飲ませるようにしてください。また、肺炎の原因になる誤嚥にも十分注意してくださいね。

粉末の飲ませ方

続いて、粉薬の飲ませ方についてご紹介していきます。消化が早いため、錠剤よりも薬の効き目が早い粉薬ですが、錠剤よりも苦みや匂いが強いため嫌がる犬も多いはず。苦労する飼い主さんも多い粉薬の飲ませ方の手順は、3段階です。

① 犬の口を閉じさせた状態で、口の端に指を入れ犬の頬を外側に引っ張る
② 指に付けた粉薬を、歯と頬の粘膜に塗り付ける
③ 外側から揉むようにして飲み込ませる

苦みや匂いが強くない粉薬であれば、飲ませ方もさほど難しい物ではありません。粘膜に指を当てるので、爪で犬の口の中を傷つけないように注意してくださいね。

シロップ薬の飲ませ方

最後にシロップ薬の飲ませ方をご紹介します。ポイントは、犬のマズルを少しだけ上向かせることです。上に向かせすぎるとむせやすくなるので、注意してくださいね。

① マズルを少し上向かせて口を開けさせます
② シロップ薬が入ったスポイトやシリンジ(針の無い注射器)を犬の剣士の後ろに差し込み、少しずつ流し込みます

粉薬よりも難易度は低めかと思われるシロップ薬。犬が、どうしても薬を飲んでくれない時は、早めに獣医さんに相談してみてください。代わりに飲ませてくれますし、コツも教えてくれます。

飲ませ方の注意

飲ませ方の注意

まず、嫌がるからと言って絶対に犬に薬を飲ませることを諦めないでください。薬は犬の病気を一日も早く治すための物です。飲ませる時の誤嚥に注意を払いながら、トラウマになるような無理矢理薬を与えることはせずに、投薬をしてください。

また、犬にも人間と同様、薬と同時に食べてはいけない食べ物が存在します。食べ合わせによっては、薬の効果が効きすぎたり、犬が体調不良を起こしたりします。薬を処方された際は、必ず獣医さんの説明をよく聞いて相談してくださいね。

飲ませ方のコツって何?

基本的な飲ませ方をご紹介いたしましたが、コツは飼い主が怖がらない事と手際よく飲ませる事です。飼い主が怖がっていると、犬にも恐怖が伝染してしまいます。緊張も同じなので、なるべく普段通りに振舞ってさっと薬を飲ませてください。

餌やおやつに薬を混ぜる飲ませ方のコツは、犬に薬が入っていると気付かせない事です。一度、薬が入っていると犬にバレてしまうと、次からは必ず警戒してしまいますので注意してくださいね。また、混ぜるのであればおすすめは、錠剤です。獣医さんに聞けば薬の形状の変更に対応してくれる場合もあるので、ぜひ一度相談して見てくださいね

より簡単な犬の薬の飲ませ方

より簡単な犬の薬の飲ませ方
基本的なやり方は、飼い主さんが手際よくやるためにある程度の慣れが必要です。犬に必要以上のストレスをかけるのは、誰しも本意ではないですよね。ここでは、基本的な薬の飲ませ方以外の方法をご紹介します。

餌やおやつに混ぜよう!

小さい錠剤を餌やおやつに混ぜる飲ませ方は、やはり多くの飼い主さんが実践しているだけに一番おすすめの方法です。粉薬を全体にかけてしまうと、匂いや味に変化が出て食べなくなるので、錠剤で試してみましょう。犬の好きな野菜やおやつに入れても気づかずに食べてくれるので、試してみてくださいね。

匂いでばれないようにオブラートを活用しよう!

人間よりもはるかに鼻が優れている犬は、餌に混ざった薬の匂いもかぎ取れるほど嗅覚が優れています。餌やおやつに混ぜて飲ませたいけど匂いで分かるかもしれない、と不安な飼い主さんにはオブラートを使った飲ませ方がおすすめ。

小さく切ったオブラートに薬を入れて包み、軽く水に浸して餌に混ぜてしまいましょう。水を含んだオブラートが餌の匂いや味を吸収して薬の匂いが外に漏れるのを防いでくれます。薬局でも手軽に手に入るので、不安な時は一度試してみてください。

投薬用のおやつも活用しよう!

薬をより簡単に飲ませる投薬用のおやつを活用するのも、かなり効果的な飲ませ方です。錠剤を中に詰めて与えるだけのおやつや、猫が大好きなちゅ~るでも有名な「いなば」から犬用のWanちゅ~るの投薬用おやつが発売されています。動物病院だけではなく、Amazonや楽天といった通販サイトからでも気軽に購入が可能です。

まとめ

まとめ
もし犬が病気に罹ってしまった時の事を考えて、基本的な薬の飲ませ方や注意点などを紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?いざという時のために必要な知識を知っているだけでも、心構えには大きく影響すると思います。犬にもしもの事があった時のために正しい知識を身に着けてくださいね。

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