
猫はシャンプーすべき?頻度は?水が苦手な子はどうしたら?
2023.08.08
「家の中にいる猫ってシャンプー必要かな?」「猫は水が苦手なのにシャンプー?」猫を飼いたいと思う人や初めて飼う人は、一度はこう思うでしょう。確かに、猫は自分で体をなめることによって、体臭を消し皮膚や体毛を清潔に保ちます。しかし、トイレ砂をかき分けたり、埃っぽい棚の上に登ったりすれば家の中でも汚れるもの。この記事では、猫のシャンプーの必要性を解説し、頻度とやり方をご紹介します。
猫にシャンプーは必要か?
猫の毛づくろいは、体臭を消したり身体を清潔に保つほか、猫自身の心を落ち着かせる効果があります。しかし、年を取ってグルーミングできなくなってきた猫、あるいは皮膚炎を患っている猫などはシャンプーが必要です。また、定期的なシャンプーによって抜け毛を減らすことで、毛玉の吐き戻しや飼い主さんの猫アレルギー発症防止にもつながります。
家の中にいても汚れる
お外と家を行き来する猫は、土だけでなく様々な汚れを持って帰ってきます。完全室内飼いであっても、人間の衣服に付着したノミやダニが猫につくこともあります。猫の皮膚は人間の赤ちゃんより薄いと言われているので、皮膚炎を防ぐ意味でもシャンプーは重要です。
老猫は全身に手が届かない
身体が柔らかい猫と言えども、年を取れば筋肉が固くなってきます。排泄機能の衰えから常時おむつをつける猫も多く、その場合はお尻まわりの汚れが気になりますね。老猫の場合は免疫力も下がっているので、衛生管理は特に注意したいところ。もちろん老猫に限りませんが、シャンプーは猫の生活の質を上げる役割もあります。
健康チェックとしてのシャンプー
猫のシャンプーは、全身くまなく触る機会にもなります。一見しただけでは分からない傷やできものなどに気づくきっかけになるのです。被毛で隠れた部分に虫がついていないか、気になる赤みやしこりがないかなどをよく観察してあげましょう。
猫のシャンプーの頻度は?
以上のように、猫をシャンプーするメリットはたくさんあります。しかし、水を嫌がる猫を何度も無理にシャンプーすれば、猫に余計なストレスや恐怖を与えるだけでなく、洗いすぎると必要な皮脂までも洗い流してしまい、かえってフケや肌荒れを誘発します。
猫は無毛、短毛、長毛と多様な種があるので、それぞれで必要なシャンプーの頻度について書いていきます。
短毛種、若い猫
毛足が短く若い猫であれば、年に1~2回程度のシャンプーで問題ありません。
時期は春と秋がおすすめです。猫はこの時期に換毛期となり、抜け毛が増えます。飼い主さんの住環境を整える意味でも、換毛期のタイミングでのシャンプーは有効です。
長毛種、高齢の猫
北欧原産の猫などは豊かな被毛を持っています。優雅な見た目が魅力的ですが、セルフグルーミングだけでは皮膚付近に舌が届かず、皮脂や汚れが溜まりがちです。1ヶ月~2ヶ月に一度、入念にブラッシングしてからシャンプーしましょう。
また、年老いてくると毛並や毛艶が悪くなりがちです。トイレで排泄できなくなることから、おむつを着けていることも多いでしょう。排泄物が毛や皮膚についたままでは不衛生なので、お尻が汚れたタイミングで都度シャンプーしてあげる必要があります。基本的には部分洗いで十分です。
シャンプーの頻度を減らすために
猫は水で身体が濡れるのを嫌います。体温が低下するので、猫にとって濡れることは死のリスクを意味するのです。たとえ必要であっても、猫にとってシャンプーは強いストレスになります。そこで、できるだけ頻度を減らす手段として、以下3点があります。
1. 完全室内飼いにする
2. 週に1回はブラッシングする
3. 猫が生活する部屋を清潔に保つ
外に出る機会を完全になくせば、少なくとも猫自身が病気や汚れを持ち帰ることはなくなります。怪我や事故の心配も減るので、外で汚れるたびにシャンプーをするのが負担な場合は完全室内飼いをおすすめします。
ブラッシングは毛玉をほぐしたりフケを落とすだけではなく、飼い主さんとのコミュニケーションの時間にもなります。毛を引っ張らないように注意しながら、優しく梳いてあげましょう。シャンプー前のブラッシングも有効です。
また、猫の毛やフケを放置するとダニが発生するだけでなく、猫アレルギーも引き起こします。部屋を清潔に保つことは、猫のためだけではなく飼い主さんの生活環境の改善にもつながります。
シャンプーのやり方
次に、猫のシャンプーのやり方を具体的にご紹介します。
あらかじめ爪切りとブラッシングを済ませておきましょう。
用意するもの:バスタオル数枚、猫用シャンプー、ドライヤー、ブラシ
お湯を使う場合
①30~35度くらいのぬるま湯を使います。顔から遠い足などで慣れさせたあと、背中からゆっくり流し、毛の根元までしっかり濡らします。
② 猫用シャンプーを良く泡立て、指の腹を使いながらさすります。手足、しっぽ、お尻まわりは敏感な部位なので、優しく包むように洗います。目や口、耳まわりはシャンプーが粘膜に入らないよう注意してください。
③ 同じく背中から、すすぎ残しがないようにお湯をかけます。粘膜付近は直接お湯をかけるのではなく、濡れた指でシャンプーを落とすように流します。
④ まず顔周りを拭いたあと、バスタオルで全身の水気を吸い取ります。ドライヤーの音が苦手でなければ、最弱風にして離れたところから温風を当てて乾かします。
ドライシャンプーやシートを使う場合
シャンプーを嫌がる場合は無理にお湯を使う必要はありません。
スプレータイプやドライシャンプーなど、全身を濡らさなくても使えるシャンプーはたくさんあります。
猫用のボディシートもあるので、気になるところだけさっと拭くことも可能です。
シャンプーが終わったらご褒美を
猫にとってシャンプーは一大イベントです。濡れたり、知らない匂いで包まれることは恐怖でもあります。
そんなシャンプーを頑張ったあとは、ご褒美としておやつをあげたり、お気に入りのおもちゃで遊んであげましょう。
まとめ
猫は基本的には自分で毛づくろいしますが、毛足の長さや年齢によってはシャンプーが必要です。
水を嫌がる習性はありつつも、適切な頻度でシャンプーすれば猫自身の生活の質を上げられます。シャンプーしている時間はちょっとイヤイヤかもしれませんが、猫の健康には代えがたいですよね。「大丈夫だよ」「がんばろうね」と飼い主さんの声で安心させてあげれば、猫も必要以上の不安を感じずに済みます。適度にシャンプーしつつ、猫も飼い主さんも末長くともに過ごしたいですね。