【猫の下痢】元気なら様子を見ても平気?下痢の種類や原因・予防法を解説!
2022.10.04
「猫が下痢をしているけれど、元気だな。そのまま様子見ても良いのかな?」と悩んでいる飼い主さん。
下痢をしていても元気や食欲があれば、様子を見たいところですよね。
そこで今回は、猫が下痢をしたとき様子をみて良い目安や、下痢の種類・原因・予防方法について解説します。
この記事を読めば、様子をみてはいけない下痢が分かりますので参考にしてくださいね。
【猫の下痢】元気があれば様子を見てよい?
猫が下痢になっても元気や食欲もあり普段通りなら、ほとんど問題ありません。
ただ問題がないからと言って、安心しきらないようにしましょう。
以下の症状や様子があれば、注意が必要です。
● うんちが黒っぽい
● うんちの周りにゼリー状のものがついている
● うんちの周りに血液がついている
● 子猫や老猫
● うんちのニオイが普段と違う
● 吐いている
● 脱水している(皮膚をひっぱっても戻りが遅い)
● 途中から元気や食欲がなくなった
● 何回もトイレにいき、しぶる様子がある
もし該当する症状などがあれば、病気が潜んでいる可能性があります。
何かしら気になる症状があれば、動物病院に相談してみてくださいね。
猫の下痢の種類
猫の下痢といっても、種類があります。
種類によって下痢の程度は変わるので、猫の下痢がどれに当てはまるか確認してくださいね。
軟便
普段より便の中に、水分が多く含まれている状態です。
硬さでいうと、形にはなっているけれど掴むと崩れてしまったり潰れてしまったりします。軟便で食欲もあり、元気もあれば少し様子をみてもOKです。
泥状便
形にはなっておらず、泥の状態の便。
場合によっては、泥の便と軟便がまざっていることもあります。
軟便よりも水分量が多く、脱水などにもなりやすいので注意が必要です。
水様便
水のような液体の便で、緊急性もやや高め。
水分を取らなければ、どんどん脱水症状もすすみます。
血便
黒っぽかったり真っ赤な血がついている便は血便です。
黒い便は小腸で出血し、時間の経過とともに黒い便に変化します。
真っ赤やピンクの血がついている便は、肛門付近の大腸や会陰ヘルニア・痔などで、出血しています。
下痢になる原因は?
下痢になる原因は多数ありますが、大きく分けて6つあります。
● ストレス
● 誤飲や誤食
● 寄生虫やウイルス
● 食餌
● 薬
● 病気
ひとつずつ解説します。
ストレス
不安や恐怖心などのストレスから、下痢になる猫がいます。
引っ越しをしたり新しい猫を飼ったりと、環境の変化はストレスの元です。
そのほかにも、騒音や赤ちゃんが生まれたことなども原因になりやすいですよ。
誤飲や誤食
ご飯ではないものを食べたり飲んだりすることで、下痢になる場合も。
たとえば、オモチャやヒモ・ネギ類・チョコ・洗剤・漂白剤などです。
下痢以外にも中毒症状がでて、重症になると取り返しがつかないときもあります。
寄生虫やウイルス
寄生虫やウイルスに感染したときも、下痢になります。
さまざまな感染症がありますが、条虫や猫回虫・線虫にコクシジウム・ジアルジアなどが下痢を誘発させます。
寄生虫によっては、便の中に白い虫が確認できる場合も。
重篤になりやすい、パルボウイルスや猫コロナなどでも下痢になります。
食餌
お腹が弱い猫やアレルギーの猫は、食餌の変化で下痢に。
猫はもともと肉食なので、小麦などの植物が入っていると下痢になることもあります。
また普段食べている成分と違う肉が原因で下痢になった場合、アレルギーなどの可能性も考えられます。
普段食べなれていない食餌を与えるときは、注意してくださいね。
薬
薬を処方されているなら、薬のせいで下痢になっているかもしれません。
特に抗生剤やステロイドは下痢や軟便になりやすいです。
もし薬を飲んでいて下痢になったなら、動物病院に相談してみてくださいね。
病気
症状のひとつとして、下痢になる病気があります。
一例として、ホルモンの病気や内臓系の病気などがあげられます。
次の章で詳しく解説していきますね。
下痢になる病気
下痢になる病気は多数あります。
今回は猫のかかりやすい病気と早めに病院に通った方が良い病気を解説します。
甲状腺機能亢進症
のどにある甲状腺から分泌されるホルモンが、通常よりどんどん出てしまう病気です。
下痢以外の症状は、嘔吐や飲水量の増加・性格が変わる・食べているのに痩せるなどがあります。
基本的には投薬治療を行いますが、手術をすることもあります。
膵外分泌不全
膵臓からでる酵素が、出づらくなる病気です。
食べたものを消化するために必要な酵素がでなくなると、下痢や嘔吐・食欲不振・便が白くなるなどの症状が現れます。
猫の便がゆるくなるだけでなく、色が変わった場合は念のため動物病院に相談してくださいね。
急性肝炎
肝臓が炎症を起こし、さまざまな障害がでてくる病気です。
下痢はもちろんのこと、元気がなくなり食欲不振に陥ります。
症状が悪化すると、痙攣をおこしたり意識がなくなったりすることもある怖い病気です。
慢性腸症
慢性腸症という病気も、下痢を繰り返す病気です。
お腹が張ったり食欲がなくなったりします。
2週間以上、お腹の不調が続いたら慢性腸症の疑いがあるので早めに病院に行きましょう。
下痢の予防方法は?
お腹の健康を保ち下痢にならないよう、予防する方法はおもに4つ。
● 食餌の管理
● ストレスの軽減
● サプリやワクチンなどの予防
● 安全を配慮した環境作り
ひとつずつお話ししますね。
食餌の管理
古くなった食餌は酸化し下痢を誘発するので、食餌は個包装のものや、すぐに食べきれる量を買いましょう。
また普段と違うご飯を与えるときは細心の注意が必要です。
消化がよく、猫にとって質のよいご飯をあげます。
そのためにも、裏面の成分表はしっかりチェックしてくださいね。
ストレスの軽減
可能な限りストレスの軽減を試みましょう。
内容によってはストレス要因を取り除くことはできませんが、猫にも順応する力はあります。
ストレスを取り除けない場合は、ゆっくりと慣れさせてあげてくださいね。
サプリやワクチンなどの予防
お腹の調子を整えるサプリメントなどを日頃から与えることで、下痢の予防につながります。
また下痢になる感染症はワクチンで予防できるものもあります。
毎日健康で過ごすためにも、ワクチンは必ず接種しましょう。
安全を配慮した環境作り
普段から、猫のいる環境を整え安全に生活できるよう心がけましょう。
猫の食べられないネギ類などは、手の届かない戸棚などにいれてくださいね。
また、お子さんがいる家庭などでは、猫が遊んでしまいそうなオモチャはしまっておきます。
外にでれば寄生虫や感染症のリスクが高まります。
外にださず完全室内飼いにしてあることで、猫の命を救えますよ。
トイレのニオイに最適な消臭剤
下痢を含め排便をするトイレは、猫のためにも常にキレイにしてニオイ対策もしておきたいですよね。
そこで、トイレなど猫がいる場所でも安心して使える消臭剤を紹介します。
ニオイノンノ
猫を含め、トイレのアンモニア臭に効果的なニオイノンノです。ツバキ・マツ・カタバミから抽出した植物由来の成分なので、ペットのいる家庭でも安心。
安全な上に、アンモニア臭と腐敗臭を完全に消臭できる優れモノです。
100倍から250倍に希釈できるので、コスパも良いのは嬉しいポイントですね。
35㏄:1,000円、100㏄:2,400円、500㏄:10,500円、1リットル:19,000円
お客様の声
現在13匹の猫を飼っています。4年程前に急逝した妻の大切な忘れ形見です。独り身で猫達の世話をするのは大変です。特にトイレやマーキングの臭いに苦労していますが、ニオイノンノに大変お世話になっています。500ccのスプレーボトルにニオイノンノを少々垂らして、汚した箇所にひと吹きすると、見事に消臭してくれます。家計も手間も、ニオイノンノで本当に助かっています。
ジョイペット
猫の排せつ物専用の消臭剤です。
植物由来の天然成分なので、万が一猫が舐めてしまっても安心。
緑茶成分が配合されているので、ニオイをもとから消してくれますよ。
口コミでも「ニオイがなくなった」「使い勝手が良い」と高評価。
詰め替えもついているので経済的です。
270ml:570円
引用:Amazon
天然バイオ消臭剤
99.99%天然素材の猫用消臭剤です。
猫のおしっこ臭をなくしてくれます。
2リットルもはいっており希釈して使うので、ニオイのする場所にどんどん使えるのは嬉しいですね。
口コミでも「猫のおしっこに効果があって嬉しい」と高評価の商品です。
2リットル:5,830円
引用:Amazon
まとめ
猫の下痢の種類や原因・予防法について紹介しました。
下痢だけれど、元気や食欲があるなら少し様子を見ても良いですが、少しでも普段と違う様子が現れたら動物病院に相談しましょう。
また食餌は質の良いものを与え、ワクチンや安全な環境の確保ができれば、下痢になる原因を少しでも取り除くことができます。
少しずつでよいので、試してみてくださいね。