猫カフェに行く前に確認！猫種別・されて嫌なこと嬉しいことを飼育員が解説！
2020.11.10
猫好きの方ならば一度は訪れたいスポットである猫カフェは様々な種類の猫たちと触れ合うことができるので魅力です。 しかし、触り方を間違えてしまうと猫に嫌われる原因になったり、猫カフェでびっくりした猫に引っ掻かれたり噛み付かれて怪我をする可能性もあります。 猫カフェは魅力的なスポットですが、猫はマイペースで気まぐれなところもあるので触り方は猫のペースに合わせて触る触り方をすることが大切になります。
猫カフェはどんな場所？基本の猫の触り方
猫カフェは全国にあり、様々な猫がお部屋にいて軽食や飲み物を楽しみながら猫と触れ合うことができるカフェです。
多くの猫カフェは飲食スペースと猫部屋が別になっており、入れ替え制や飲食物をオーダーしてから触り方を確認して猫部屋に入るところもあります。
猫カフェの細かいルールはその猫カフェにより異なりますが、猫カフェには様々な種類の猫が部屋に放し飼いの状態になっており、おもちゃで一緒に遊んだりおやつつを与えることができ、その子にあったそれぞれの触り方もあるため注意が必要です。
さらにお部屋にいる猫ちゃん達を触り方に気をつけながらふれあいができることが、猫カフェ最大の魅力になります。
普段見ることのない珍しい種類の猫ちゃんと出会えることもあり触り方を確認することが大切ですが、自宅で猫を飼えない方や猫好きの方にとっては猫カフェは夢のようなスポットです。
ドッグカフェの場合には、飼い主さんが愛犬を連れて一緒に食事やドッグランを楽しむことができるスポットがほとんどですが、猫カフェはその猫カフェにいる猫ちゃん達との触り方のレクチャーをうけてふれあいが楽しむのが猫カフェになります。
そのため、愛猫と一緒には入ることができないので注意が必要です。
猫好きの方は猫に早く触りたくていきなり手を出すという間違った触り方になりがちですが、そこはグッと堪えて猫が寄ってきてくれるのを待つのがベストです。
基本的な猫の触り方は、猫主体で触ることが大事であり、最も猫に負担をかけない触り方になります。
猫カフェの猫がこちらに興味を示し、寄ってきてくれた時には膝を折って目線を合わせ下から優しく顎の下や背中を撫でましょう。
上からいきなり触ったり、耳や尻尾、顔周りを触ることはいくら人慣れしている猫カフェの猫と言っても、正しい触り方とは言えません。
ゆったりとした動作で優しく触りましょう。
尾や顔、柔らかいお腹の下や脚は猫の急所であり、触られたくない場所ですので猫が嫌がる触り方になります。ですので、そのような触り方はしないよにします。
猫カフェの猫が人馴れしていて人懐っこく、自らお腹を見せたりした場合には触って問題ありませが、猫主体の触り方を心がけましょう。
人慣れした猫カフェの猫は触って欲しい場所を要求してくることもあるので、その場合には猫ちゃんが希望する場所を優しく撫でてあげましょう。
猫カフェでの触り方は？猫の種類別に紹介
猫カフェで猫と触れ合うときには、店員さんの注意事項は必ず守りましょう。
猫の触り方について不安な方や猫の触り方に自信のない方は、店員さんに相談すると猫カフェの中でも触りやすい子を教えてくれたり、その子の性格なども教えてくれるので選びやすいかと思います。
猫を飼っている方も猫カフェでのルールやポイントがあるため、必ず猫カフェの店員さんの指示は確認するようにします。
猫カフェではおやつをあげられる場所もあるので、おやつを与える際には猫の口のサイズに合わせて少しずつ与えます。
触れ合う時間が長くなりますし、猫の安全に気をつけながらおやつを与えます。
食いしん坊な子はおやつを無理やり奪ってくることもあるため、他の猫と喧嘩にならないように均等に与えると触りやすくなりますよ。
顔を触ると噛まれやすくなるので、注意が必要です。
次に猫の種類別に触り方を紹介します。
①アメリカンショートヘアー
グレーの縞模様が特徴のアメリカンショートヘアーは活動的な猫で遊び好きです。
好奇心旺盛で人にもよってくることが多いので、まずはおもちゃなどで遊んであげながら触る触り方がおすすめです。
背中や耳の下、顎の下などが猫の喜ぶポイントです。
活動的な猫は動きも素早いため爪などが当たらないように脚は触らないようにします。
また、動くからといっていきなり抱き上げるのはびっくりしてしまうのでやめましょう。
②ラグドール
豊かな毛並みが美しいラグドールは長毛種の猫の中でも人になれやすく、抱っこもしやすい猫です。
マイペースな子が多いので、毛並みにそって優しくさわる触り方がおすすめです。
長い毛の流れに逆らったり、わしゃわしゃと触ると毛玉の原因にもなりラグドールも不快感を覚えます。
ラグドールはおっとりした子が多いので、優しくゆったりとおおらかな気持ちで触ってあげましょう。
③マンチカン
短足の身体が特徴のマンチカンは比較的新しい種類の猫であり、短足胴長な用紙が可愛らしく人気の種類です。
愛玩用に改良されたマンチカンは人にも慣れやすく、遊び好きな性格の子が多いです。
短足なためつまずくこともあり、脚を無理に触ると転倒する危険もあるため脚先や脇の下などを触ることはマンチカン触り方としてNGです。
背中やお腹の側面を撫でてあげましょう。
遊ぶことも好きなので、おもちゃで一緒に遊ぶこともおすすめです。
④スフィンクス
被毛がないツルツルの体をしているスフィンクスは猫カフェなどでも大変珍しい猫になります。
皮膚が剥き出しになっているスフィンクスは毛のある猫よりも敏感なため、ゆっくりと優しく触ることが大切になります。
決してガサガサと爪を立てて触らないようにします。
また皮膚が剥き出しのため極度の寒がりであるスフィンクスは、手の温度にも敏感です。
触る方の手が冷たいとスフィンクスの体温を下げてしまうので、ご自身の手を暖めてから触るようにしましょう。
⑤ブリティッシュショートヘア
鼻ぺちゃの顔が愛らしいブリティッシュショートヘアは最近人気の出てきた猫でもあります。
ブサかわな表情が魅力のブリティッシュショートヘアですが、鼻周りが敏感なため顔周りを触られることが苦手です。背中やお腹を触るようにしましょう。
また、鼻が短いためよくくしゃみをして鼻水が出てしまうこともあります。
鼻水がつかないように注意して、鼻水がひどい場合には店員さんに教えてあげましょう。
⑦ベンガル
虎のような模様が美しいベンガルは見た目通り野生的であり、活発な子が多いです。
猫カフェでも縦横無尽に動き回っていることが多く、なかなか触らせてもらえない場合もあります。
無理やり触ろうとすると怪我してしまうこともあるため、ベンガルから近づいてきてくれるのを待ちましょう。
ベンガルは警戒心が強いため、決して無理に抱き上げたりしないでベンガルのペースでふれあいましょう。
まとめ
猫カフェでの猫の触り方や種類別の触り方の違いなどについて紹介しました。
猫と仲良くなるためにはその子にあった触り方を学び、猫のペースに合わせて触れ合うことが大切です。
猫好きの方にとっては、最大の癒しポイントになる猫カフェに行く前に触り方をチェックして楽しんでもらえれば、幸いです。
執筆者:N
・動物テーマパーク飼育員経験5年
・愛玩動物飼養管理1級
・愛玩動物救急救命士
・小動物看護士
