フクロモモンガの寿命が長い!フクロモモンガと15年過ごすための長生き飼育法!
2025.01.07
パッチリとした大きい目と、可愛らしいフォルムで近年ペットとしても大人気のフクロモモンガ。
ペットとしてお迎えする際に気になるのは「寿命」ですよね。
実はあの小さな体で、とっても長生きしてくれる長寿小動物なんです!
体の大きさはハムスターに近いフクロモモンガですが、寿命は小動物の中では圧倒的に長く、15歳まで生きてくれる子もいます。
今回はそんな謎と魅力だらけのフクロモモンガの寿命について徹底解説します!
「フクロモモンガを飼ってみたい」という方は必見です!
フクロモモンガの平均寿命は?
フクロモモンガの平均寿命は、野生のフクロモモンガか飼育科のフクロモモンガによって大きく異なります。
しかしフクロモモンガは野生でも飼育下でも、小動物の中では、とても長生きな小動物です
同じくらいの大きさの小動物では、ハムスターの平均寿命が2〜3年、ハツカネズミは1〜3年。
ハムスターなどの小動物は「寿命が短くて寂しい」という声も多いため、長生きしてくれるフクロモモンガは長く一緒にいられるパートナーに最適。
しかし、寿命が長い分その先の生活もしっかりと考えてから迎えることが大切です。
飼育下のフクロモモンガの平均寿命
飼育下のフクロモモンガの寿命は、約10〜15年。
10年くらいが多く、長生きな子では15年生きる子も珍しくありません。
犬や猫の平均寿命は約14〜15年なので、手のひらに乗るほどの小さなフクロモモンガが同じくらい長く生きるのは驚きですよね。
この寿命は野生のフクロモモンガと比べるとかなり長く、飼われている環境がフクロモモンガにとって重要なことがわかります。
総合栄養食による栄養バランスの維持や、安定した気温、また天敵のいない環境が寿命を延ばしていると考えられています。
フクロモモンガは社会性が高い動物なのでストレスを溜めないためにも、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションをとる時間も大切です。
野生のフクロモモンガの平均寿命
飼育下のフクロモモンガが長くて15年生きるのに対して、野生のフクロモモンガの寿命は約3〜5年です。
当然ながら野生では捕食者が存在します。
フクロモモンガにとってヘビやフクロウは天敵で、捕食されることが平均寿命を短くしている一因です。
また、野生下では寒暖差や食糧不足などの厳しい自然環境を生き延びる必要があるため怪我や病気も平均寿命に影響を及ぼします。
フクロモモンガの寿命を伸ばす飼育法
フクロモモンガを長生きさせる飼育ポイントを紹介します。
1. 栄養バランスを考慮した食事管理
2. 適切なケージ環境と住環境
3. 遊ぶ時間・運動時間の確保
4. 健康管理
栄養バランスを考慮した食事管理
フクロモモンガ用のペレットを主食に与えることで適切な栄養バランスを保つことができます。
副食としてリンゴやみかん、キウイやスイカなどのフルーツを与えると良いですが、糖分の取り過ぎには注意してください。
小さく切った数種類の果物を混ぜるか、日によって与える果物を変えることがおすすめです。
野菜も与えられますが、ネギ類は禁忌なので絶対に与えてはいけません。ネギ類以外にもカフェインやチョコレートなども与えてはいけません。
フクロモモンガや小動物向けの栄養サプリを活用するのもひとつの方法です。
フクロモモンガにおすすめの商品は「HB-101」
100%植物エキスで作られていて、ペットの匂いや毛並みケア、健康維持におすすめされている商品です。化学成分無使用で犬や猫、ハムスターなどさまざまな動物に安心して与えられる商品。
健康維持のためにこのような商品を活用することもおすすめです。
適切なケージ環境と住環境
フクロモモンガのケージは金網ケージやアクリルケージ、ガラスケージが主流です。
活発に動き回るフクロモモンガには金網ケージがおすすめ。
ケージには爪研ぎや遊具、寝床などを設置します。
野生のフクロモモンガは爪が伸びても動き回ることで自然に削れていきます。しかし、飼育下のフクロモモンガは十分に削れないため、爪とぎの設置をおすすめします。(爪研ぎだけでなく、定期的な爪切りも必要)
また、フクロモモンガにとって快適な住環境を整えてあげることも必要です。
20〜25度がフクロモモンガにとっての適温。冬はケージ内ヒーターなどを使って温度が下がりすぎないようにしましょう。夏は外出中であってもエアコンを稼働させます。
フクロモモンガが快適な湿度は50〜60%。この湿度を保ってあげることも、フクロモモンガの寿命を延ばすためにできることです。
夜行性のフクロモモンガは日中は休んでいる時間が多いです。昼夜の区別がつかないような生活は避けて昼間は静かに休める環境を作ってあげましょう。
遊ぶ時間・運動時間の確保
フクロモモンガは夜行性のため、寝ている時間が長いように見えますが実はとても活発。
十分な運動量が必要です。フクロモモンガの運動量を保つためには、
● 滑空スペースをつくる
● おもちゃを設置する
● 部屋んぽ時間を設ける
滑空できる十分な広さ(高さ)のケージを用意します。
ケージにはロープやハンモック、走り車などを設置して、フクロモモンガが遊びたいタイミングで遊べる状態を作りましょう。
誤飲や脱走に注意し、部屋の中で自由に遊ぶ時間(部屋んぽ)を設けます。飼い主とのコミュニケーションの時間にもなるため、できれば毎日部屋んぽの時間を取れるといいです。
健康管理
フクロモモンガのようなエキゾチックアニマルを飼う上で重要なのは、診てくれる病院があることです。
近くにかかりつけの病院を見つけ、定期的に健康診断を受けましょう。体が小さいため、異変に気が付きにくいこともあるため、最低でも年に一回の受診は必須です。
まとめ
適切に飼育することで、フクロモモンガの寿命はとても長くなります。
10〜15年も生きてくれるフクロモモンガとパートナーとしてずっと一緒に過ごせるように、住環境や栄養バランスを整えましょう。
可愛らしいお顔とフォルムに、犬猫と同じくらいの長寿。フクロモモンガには魅力がいっぱいです!