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犬の目やにの原因とは?異常の見分け方や正しい取り方を知ろう!

犬の目やにの原因とは?異常の見分け方や正しい取り方を知ろう!

2022.11.29

飼い主さんも気になる犬の目やに。量がそこまで多くなったり色が変だったりしなければ、そこまで気にする必要はありません。しかし目につきっぱなしだと気になってしまうという方も多いでしょう。目のトラブルや傷で増えることもある目やにですが、具体的にどんな病気で増えるのでしょうか?今回は犬の目やにが増える原因や取る時の注意点などをご紹介いたします。目やにの正しい知識を身につけることで、いざという時に適切な判断ができるようになります。

犬の目やにとは?

犬の目やにとは?

犬は本来、老廃物や眼に入ったゴミやホコリを涙で洗い流します。しかし全てを洗い流せず目の周りに残ったものが目やにになります。正常な目やには、サラッとしており色も白や灰色・黒などがほとんどです。乾燥すると硬くなります。犬の目やには、生理現象であるため量が少量であれば必要以上に心配する必要はありません。

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犬の目やにが増える原因

犬の目やにが増える原因

飼っている犬の目に目やにがあると、大丈夫だろうかと心配になりますよね。目やにのほとんどは正常であることが多いものの、病気やアレルギーなどが原因で目やにの量が増えたり目やに以外の症状が出たりすることもあります。では犬の目やにが増える原因には、どんなものがあるのでしょうか?

アレルギー

ノミやダニ、ハウスダスト、食物などのアレルギーが原因で、犬の目やにが増えることがあります。季節によっては花粉が原因で、炎症を起こすこともあるでしょう。犬の代表的なアレルギー症状は、強いかゆみを伴う皮膚炎です。目の周りにかゆみが起こると、目の周りを掻いてしまうことで雑菌が入りやすくなります。また花粉やハウスダストが原因のアレルギーは、鼻が詰まり涙があふれやすくなるので目やにも増えやすくなるのです。

病気

目の結膜や角膜に傷がついたり雑菌が入ったりすることで結膜炎や角膜炎などの病気にかかると、目やにが増えたり色が変化したりします。結膜炎・角膜炎は目やにの増加以外にも、目の周りを気にしたり結膜が充血したりするなどの異常も見られます。悪化すると角膜が白く濁ったり視力に影響を及ぼしたりする恐れがあるので、早めの処置が大切です。

ドライアイ

人と同じく犬もドライアイになります。ドライアイとは、自己免疫性や原因不明の突発性、神経性、外傷などが原因で、本来老廃物を洗い流してくれる涙の量が異常に少なくなってしまう病気です。放置しておくと、黄色もしくは黄緑色の目やにがついたり角膜潰瘍や角膜の色素沈着などを起こしたりすることがあります。定期的に人工涙液や抗生物質・免疫抑制剤が含まれた目薬を差すことで状態の悪化を防ぐことが可能です。完治することはほとんどないため、生涯にわたっての治療が必要となるでしょう。

先天的な疾患

先天的に逆さまつげや眼瞼内反症・外反症などの異常を持つ犬は目やにが多くなるだけでなく、結膜の充血や痛みで目が開かなくなる、流涙などの症状が見られます。逆さまつげや眼瞼内反症・外反症も軽度なら、目薬を指したり内側のまつげを抜いたりする処理が必要です。重度の場合は手術が必要になる場合もあるので、日頃から注意が必要です。

目やにに異常が見られる場合は、病院の受診が必要

目やにに異常が見られる場合は、病院の受診が必要

犬の目やには、ゴミやホコリや入った時などに増えることがあります。しかし目やにの様子が彰隆にいつもと違う場合は、目にトラブルが起こっている可能性があるので注意が必要です。

● 目やにの色が、黄色や黄緑色
● ベタベタとしている・ゼリー状
● 量が多い・増えている気がする
● 目やにが臭う

上記の目やにの異常以外にも目が開けられない、光を以上に眩しがる、結膜が充血しているなどの異常が見られる場合は、できるだけ早くかかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。病院に行く際、状態を獣医が診るためにできるだけ目やにを取り除かないようにすることが大切です。目やに以外に症状がある場合は、事前にメモをして受診時に説明できるように準備しましょう。

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目やにが出やすい犬種

目やにが出やすい犬種

目やには、目に刺激を受けやすい犬種の方が多くなる傾向があります。一般的に他の犬種よりも目が大きく飛び出ているパグやチワワ、シーズー、ペキニーズなどが目に目やにがつきやすいとされています。また犬種だけでなく、代謝が衰えてくるシニア犬も涙が減るため目やにが多くなりやすいようです。

家庭でもできる目やにの取り方

家庭でもできる目やにの取り方

犬の目に目やにがついていると、気になって取るという飼い主さんも多いでしょう。しかし正しいやり方で目やにを取らなければ、かえって犬の眼球を傷つけてしまう恐れがあります。では、正しい目やにの取り方とはどんな方法なのでしょうか?

ふやかして柔らかいガーゼなどで取る

時間が経った目やには、固まってしまいます。固まった目やにを取る時は、ぬるま湯に浸して絞ったガーゼやコットンを目やに部分に当ててふやかしましょう。目やにが十分に柔らかくなったら、毛の流れに沿うように滑らかに動かして丁寧に取り除いてあげてください。

毛に絡みついている目やにはコームで取る

犬の目の周りには毛があります。目やにの量が多いと、毛にくっついて絡んでしまうことが少なくありません。目やにが毛に絡んでいる時も無理に引っ張って取ろうとはせず、ぬるま湯に浸したガーゼなどを当てて十分にふやかしてからノミ取りコームを使って取り除いてあげましょう。

目薬を差す

ドライアイなどが原因で目やにが多くなる場合は、定期的に目薬を差すことで目やにの量を抑えることができます。人間と違い犬の目が大きく瞬きの回数もずっと少ないので、粘度の高い目薬を差すことで長い効果が期待できます。犬の目に差す目薬は、必ず動物病院を受診して処方してもらった目薬か許可をもらった市販の目薬を使ってください。自己判断で買った目薬や人間用の目薬を犬に使うのは止めましょう。

目やにを指やティッシュで強く擦って取るのはNG!

目やにを指やティッシュで強く擦って取るのはNG!

犬の目やにを見つけた時に、指やティッシュでゴシゴシと取ろうとするのはNGです。眼球はとても繊細で傷つきやすいものです。ゴシゴシと強く擦ってしまうと、犬の目に雑菌が入って炎症が起きたり眼球の表面を傷つけたりしてしまう恐れがあります。犬も痛い思いをしてしまうので、目やにを取る際は優しく丁寧に取り除いてあげることが大切です。できれば自己判断で目やにの除去を始める前に、一度動物病院で診てもらってから獣医の指示に従うようにしてみましょう。

目やにを予防する方法は?

目やにを予防する方法は?

生理的な要因で出る目やにを完全に0にすることはできません。しかし飼い主さんが気を付けることで、目やにが多くなる病気やトラブルを回避することができます。特にマズルが短い短頭種の犬は、目やにが多く出てしまうという特徴を持っています。直接目を刺激される機会も多いので、散歩中は犬の目線の先に枝や尖った物がないかどうか気を付けてあげるだけでも外傷を防ぐことができます。

散歩中に目に異物が入らないように気を付ける

犬は、草むらの中で走り回ることが大好きです。しかし勢いよく入り過ぎて、目を傷つけてしまわないように気を付けてあげることも大切です。目が傷ついてしまう行動を減らせば、必然的に結膜炎などの病気のリスクを軽減させることができます。

散歩後に目を確認する

どんなに散歩中に気を付けていても、目に何か入ってしまうかもしれません。散歩が終わったら、犬の目にゴミなどが入っていないかを確認しましょう。もしゴミが入っていたら水で洗い流せばOKです。

毛が目に入らないようにする

長く伸びた毛が目に入っても、目のトラブルが起こりやすくなります。毎日散歩に行く犬の毛は、飼い主さんが思った以上に汚れていることも少なくありません。目に毛が入らないように定期的にトリミングに行きましょう。また普段から目の周りの毛を清潔にすることも大切です。

食生活を見直す

添加物や酸化した脂分の摂取も目やにが増える原因になり得ます。予防策として、普段から新鮮なご飯をあげましょう。代謝を上げるために、マッサージも効果的です。

まとめ

まとめ

犬の目やには、人間と同じように生理現象の一つであるため量や色が問題なければ神経質になる必要はありません。もし目やにの量が増えたり色が変だったり目やに以外の症状が見られるときは、早めに動物病院を受診しましょう。自己判断は禁物です。目やにのケアを日常的に行うことは、可愛い愛犬との楽しい毎日へとつながります。ぜひ健康を守るためにも、日頃から目やになどの以上を気に掛けるようにしましょう。

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