猫がブラッシングを嫌がる理由とは?コツやメリット・慣れさせるステップを紹介
2022.09.13
「猫がブラッシングを嫌がる」 「猫がブラッシングを好きになる方法が知りたい」 このような疑問や悩みをお持ちの飼い主さん。 本記事では、猫がブラッシングを嫌がる理由やブラッシングのステップ・コツ・メリットなどを紹介しています。 この記事を読めば、今日からブラッシングへの第一歩を踏み出せますよ。 ぜひ参考にしてくださいね。
猫がブラッシングを嫌がる理由
猫がブラッシングを嫌がる理由は5つあります。
● 痛かった記憶があるから
● 嫌がっても辞めてくれなかったから
● ブラシが怖いから
● 飼い主さんとのコミュニケーション不足
● 触られたくない部位を触られたから
ひとつずつ解説しますね。
痛かった記憶があるから
過去にブラッシングをしたとき、痛かった記憶があると嫌がります。
ブラッシングの道具や力の加減によっては、ケガをしたり痛かったりします。
その記憶を思い出し、ブラッシング=痛いから嫌だとなるのです。
嫌がっても辞めてくれなかったから
過去の経験から長時間やめてくれないと思い嫌がる場合も。
猫は長時間拘束されるのが苦手です。
大好きな飼い主さんだったとしても、一人でいたいときや嫌なときはあります。
逃げようとしているのに、押さえつけながらブラッシングされた為、ブラッシング=長時間拘束されるから嫌いになりやすいのでしょう。
ブラシが怖いから
使用しているブラシが怖かったり、苦手だったりすると嫌がります。
初めてみるブラシで身体を急にこすられたら、びっくりし苦手意識をもちます。
また、スリッカーなどのブラシ先端が皮膚にあたる感触が苦手な場合も。
一度ブラシを怖いと思われてしまうと、なかなか払拭するのは難しいでしょう。
飼い主さんとのコミュニケーション不足
まだ飼い始めたばかりだと、ブラッシングを嫌がります。
理由はブラッシングが怖いというより、飼い主さんとのコミュニケーションが足りないからです。
まず信頼関係が第一。
信頼している飼い主さんがブラッシングをするから、やらせてくれます。
一方、信頼していない飼い主さんからブラッシングや捕まえられるのは、苦痛でしかないのです。
触られたくない部位を触られたから
猫には触られたくない身体の部位があります。
しっぽや、四肢・お腹などは、特に触られるのが苦手です。
急に触られたくない場所をブラッシングされたら「もうブラシはしてほしくない」。
そう感じるでしょう。
ブラッシングに慣れさせるステップ
ブラッシングに慣れさせるステップは以下の通りです。
1. 安心できる場所で機嫌が良い時に行う
2. ブラシを見せて慣れさせる
3. 背中や首など、普段触ってほしい部位から始める
4. 慣れたら脇やお腹、尻尾など苦手な部位のブラッシングする
この手順で行うと、比較的ブラッシングに慣れてくれます。
また全てを行うのではなく、今日は背中、明日はお腹など部分的なブラッシングでOK。
全てをいっぺんに行うと時間がかかり、猫の機嫌が持たないので気をつけてくださいね。
安心できる場所で、猫が脱走しないように配慮も忘れずに行いましょう。
猫をブラッシングするコツ
猫にブラッシングを好きにさせる方法は、前章でお伝えしたステップの順に進めばうまくいきやすいです。
ただ順番を守ったからといって、必ずしもブラッシングを好きになるわけではありません。
そこで、猫がブラッシングを好きになるコツを5つまとめてみました。
● 嫌がったらすぐやめる
● 終わったらオヤツをあげる
● スキンシップを怠らない
● 猫の様子を見ながら痛くないか観察する
● 時間をかけブラッシングを好きにさせる
嫌がったらすぐやめる
猫が嫌がったらすぐに辞めましょう。
「あと少しで終わる」と飼い主さんが思ったとしても、猫が嫌がったならすぐ終わらせます。
嫌がっても終わらないと「嫌がっても終わらないなら、最初からやらせないようにしよう」となりかねません。
ブラッシングをするときは、嫌がっていないか観察してくださいね。
終わったらオヤツをあげる
ブラッシングをさせてくれたら、好きなオヤツをあげましょう。
特にちゅーるなどの好物だと、特別感がでますよ。
ブラッシング=オヤツがもらえると認識させれば、ブラッシングが好きになるスピードも早まります。
スキンシップを怠らない
コミュニケーション不足だと、ブラッシングもうまくいきません。
猫が飼い主さんを信頼しているからこそ、ブラッシングを嫌がらずにさせてくれるようになりますよ。
日頃のスキンシップやコミュニケーションを大切にすることが、ブラッシングを好きにさせる近道です。
もちろんブラッシングしているときも、たくさん声をかけてあげてくださいね。
猫の様子を見ながら痛くないか観察する
猫の様子を見ながら、ブラッシングしましょう。
強くブラッシングをすると、痛い可能性も。
特にスリッカーなどは、擦過傷とよばれるケガをさせる原因にもなります。
ブラッシングに夢中になりすぎず、猫の様子を観察しながらブラッシングをしてくださいね。
時間をかけブラッシングを好きにさせる
時間をかけて、ブラッシングを好きにさせましょう。
今日初めてブラッシングをして、2〜3日で好きになることはありません。
毎日短時間でもよいので、日にちを重ねて慣れさせてくださいね。
猫の毛の種類とお手入れの頻度
猫の毛の種類は2つあります。
1つ目は、ダウンコートのような役割を果たすアンダーコート。
そして2つ目が、表面に生えているトップコートです。
2つの被毛のなかで、抜けやすいのはアンダーコート。
アンダーコートは、特に春先や秋に多く換毛します。
短毛種なら3日に1回、長毛種は毛が絡みやすいので、毎日ブラッシングしてあげてくださいね。
ブラシの種類
猫に使うブラシの種類は、毛の長さで変わります。
短毛種 | コーム・ラバーブラシ・獣毛ブラシ |
---|---|
長毛種 | コーム・スリッカーやファーミネーター・ピンブラシ |
どちらも、メインで使うのはコームです。
毎日できるなら、コームだけ用意してブラッシングしてあげましょう。
またブラッシングしていると、静電気が発生する場合も。
もし静電気がひどければ、静電気除去スプレーも売っていますので試してみてくださいね。
猫をブラッシングするメリット
猫のブラッシングにはメリットがあります。
● 身体チェックができる
● 毛を吐かなくなる
● 毛玉や毛の絡みが減り、皮膚が健康になる
ひとつずつ紹介しますね。
身体チェックができる
毎日体に触って、身体チェックができます。
● 皮膚に赤い所はないか
● できものはないか
● 脱毛はないか
● 耳はきれいか
● 目ヤニはでていないか
● お尻はきれいか
上記の項目をチェックしながら、毎日ブラッシングすれば、ちょっとした変化にもすぐに気付けますよ。
毛を吐かなくなる
ブラッシングを日常的におこなえば、猫が毛を吐く頻度が減ります。
理由は抜け毛が減り、猫自身が毛を飲み込む量も減るからです。
毛玉をしょっちゅう吐くなら、ブラッシング不足の可能性大。
ぜひブラッシングを日々のお手入れに取り入れてみてくださいね。
毛玉や毛の絡みが減り、皮膚が健康になる
ブラッシングを毎日すれば、毛の絡みはなくなり皮膚が健康に。
毛の絡みは皮膚をひっぱり、皮膚炎などの皮膚疾患にかかりやすくなります。
毎日ブラッシングすれば毛玉や毛の絡みがなくなり、皮膚の健康が保てます。
猫のニオイ対策に効果的なグッズ3選
ブラッシングで皮膚の健康を保ちつつ、ニオイ対策もしたいですよね。
そこで、猫のニオイ対策に効果的なグッズを3つ紹介します。
ニオイノンノ
猫を飼っていると猫自身はもちろん、猫のトイレや家具などにもニオイがつきやすいですよね。
このニオイノンノはシュッと一吹きするだけで、空間のニオイが消えます。
舐めてしまっても安心な植物由来の天然素材からできているのも、安心なポイント。
特に香料などは入っていないのに、スプレーするだけで森林浴の香りがしますよ。
500㏄:1,100円・500㏄×4本セット:4,100円
お客様の声
ネコを3匹飼っており、ネコのトイレが2つあるので、今まで臭いが気になっていた。しかしネコの糞を取った後の砂にニオイノンノを霧吹きしてから、砂を足しておくだけで臭いが気にならなくなりました。ネコ好きの友達にも紹介しています。
きえーる
ペットが飲んでも安心な、天然素材から作ったスプレーです。
乳酸菌などを発酵して作られたバイオ消臭剤で、直接被毛にスプレーをしたりトイレなどにスプレーをしたりすると効果を発揮します。
布製品にスプレーをしても、色落ちなどしないので安心です。
口コミでも「飲み水や餌にかけたら猫の口臭が減った」など高評価ですよ。
100ml:626円
引用:Amazon
除菌ウェットティッシュシート
ペット用の除菌や消臭ができるウェットティッシュシートです。
大判のシートは破れにくく、水分もしっかり保たれているのでしっかりお手入れができます。
またペットに安心な成分で作られているので、舐めてもOK。
80枚と大容量なうえ、コスパが良いのも魅力的です。
80枚1袋:790円
引用:Amazon
まとめ
猫がブラッシングを嫌がる理由は、過去嫌な思いをしたりコミュニケーション不足だったりと、さまざまです。
ブラッシングを好きにさせるには、コミュニケーションを大切にし毎日短時間で良いので慣れさせましょう。
終わってからオヤツをあげれば、ブラッシングが好きになりますよ。
またブラッシングをすれば、身体チェックや嘔吐・皮膚炎の予防にもつながるので、ぜひ習慣にしてくださいね。