猫の臭いが気になる…!何とかしたい猫の臭いの原因と対策方法
2019.01.11
猫ちゃんはとてもかわいい存在で私たちを癒してくれますが、一緒の空間で生活しているとあれ?臭うかな?と愛猫の臭いが気になるものです。 特に猫ちゃんの場合には、猫用トイレを常に室内に置いている状況ですので、臭いのこもり易い夏場などは臭いの原因にもなりますよね。 愛猫の臭いを何とかしたい!とお困りの飼い主さんも多いことかと思います。 筆者も身体が臭いわけでもないのに何で?と不思議に思った時がありました。 本記事では愛猫の臭い対策についてご紹介致します。臭い対策をお探しの方、愛猫の臭いについてお困りの方の参考になれば幸いです。
猫の臭いが気になる原因
猫は動物ですのである程度の獣臭さは仕方がありません。また、人のようにお風呂に毎日入れるわけにもいきませんので、完全に臭いを消し去ることは不可能です。そんな中でも、来客時や帰宅時に猫の臭いが気になることがあります。猫の臭いにはいくつかの原因がありますが、獣臭さ以外の原因を紹介します。
①トイレから臭うアンモニア臭
猫ちゃんの臭いの原因で最も多いのは、おしっこに含まれるアンモニア臭です。猫のおしっこは他の動物よりも凝縮されてでてくるので、アンモニア臭がしやすいと言われています。さらにオスの猫は、家の柱などにマーキングのためにおしっこをスプレー状に飛ばすことがあります。オス猫のスプレー行為は去勢手術によって軽減させることが可能です。
また、トイレを上手にして、砂をきちんと排泄物にかけてくれる猫ちゃんばかりではありません。トイレの外におしっこをしてしまう猫や砂をかけない猫もいます。このような場合、消臭効果ある猫砂を使用していても、臭いがきちんと処理されずに残ってしまうことがあります。猫のトイレが失敗せずにできているかどうか確認してみましょう。
また、おしっこだけではなくウンチも臭いの大きな原因の一つです。猫のウンチはしたばかりのときは思わず飼い主でも眉を寄せてしまうほど独特の刺激臭がします。ウンチは時間がたつほど臭いが室内に蓄積しますので、すぐに片付けるようにしましょう。猫によってはウンチをケージの中やベットでしてしまう子もいるので、ケージ内の掃除も定期的に行い、排泄物を取り除きましょう。ポイントは猫砂は週に1回は新しいものを追加、変えた方が臭いが抑えられます。
②病気・怪我が原因
何か臭うな、と思った時に一番心配なことは病気や怪我が原因の事です。特に口腔内に腫瘍ができている時や、胃腸系の病気にかかっている場合、臓器から出血していたりすると臭いがすることがあります。病気・怪我が原因で臭いが発生している場合には、臭いの他にも食欲不振や下痢・嘔吐など他の症状がみられることが多いので、なにか異常を見つけた場合には獣医さんに診察してもらいます。
診察後は指示に従って治療することにより臭いも改善できるようになりますよ。
③皮脂腺・アポクリ腺からの臭い
健康な猫の場合、自分で身体を舐めてきれいに整える「グルーミング行動」をして手入れするので、体臭はそこまで気にならないことがほとんどです。猫自身の体臭が気になる原因としては、肛門周り・足裏・耳の付け根などに皮脂腺とアポクリ腺という汗とホルモンを分泌する場所が汚れている可能性があります。特に高齢の猫や病気の子などはこのグルーミング行動をしなくなることがありますので、飼い主さんが綺麗にふき取ってあげるようにしましょう。
猫ちゃんは水が苦手なためシャンプーを嫌がる子が多いですが、長毛種などはお尻周りにウンチがつき汚れやすいため、2か月に1回を目安にシャンプーするのが望ましいです。また、人もそうですが皮脂腺がつまると臭いが出やすくなります。定期的にブラッシングなどのケアをして被毛に風を通して換気してあげましょう。
猫の臭い対策
考えられる臭いの原因について紹介しましたが、猫の臭いが気になったときに試してほしい臭い対策の方法を紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
①臭いの元を断つ
一番重要なことは臭いの原因を特定してその原因をいち早く取り除くことです。トイレ、ケージが汚れている場合には掃除をしてきれいにします。また、猫の被毛が汚れている場合はシャンプーやブラッシングをすることによりきれいにケアしてあげます。臭いの原因がわからないままですと対処のしようがなく、悪化する一方です。可能性のあるトイレ、ケージ周り、猫自身をチェックしてみましょう。
また、病気による場合は獣医さんの診察を受けて、適切に治療してあげましょう。
②ご飯を見直す
臭いの元になりやすい排泄物は、元をたどればご飯が原因です。食べたものによって排泄物の内容は変わってきますので、今食べているご飯が適切なものかどうかをみなおしてみましょう。また、ご飯自体の臭いが強く臭う場合もあります。特に、魚系のキャットフードは臭いが出やすいことがあります。容器をしっかり密閉するなどして対策するのがオススメです。
食べこぼしや残ったご飯を放置することも悪臭の原因になります。食べ残しはすぐに片付けるようにしましょう。
まとめ
猫の臭いの原因と対策について御紹介しました。一番臭いの元になりやすいものはトイレですので、常にトイレは清潔にするように意識しましょう。
我が家でも、トイレの消臭に努めた結果、臭いがだいぶ収まりました。
また、本来猫は狩猟動物ですので、獲物に自分の臭いがばれないようにほとんど無臭です。臭いが気になるときには何らかの原因があるので、原因の特定につとめましょう。
本記事が飼い主さんの臭い対策の参考になれば嬉しいですが、猫生活がプラスになるように。