ペットロスで涙がとまらないのは普通のこと。涙が和らぐ方法を知ろう
2021.12.14
愛犬を亡くすと襲ってくる悲しみや喪失感。
気が抜けると涙が止まらなくなる。
自分はペットロス?と悩んでいませんか?
そんな悩みをもっているのであれば、この記事を読むとこんなことが解決します。
● ペットロスで涙が止まらないのは、普通だという理由
● あなたの心やからだの変化は、ペットロスに当てはまる?
● 悲しみが大きい今の気持ちが、和らぐ方法が知わかる
愛犬が亡くなりペットロスでつらいと感じているのなら、この記事を読んで心が和らげば嬉しいです。
ペットロスで涙が止まらなくなるのは当たり前
結論からお伝えすると、ペットロスで涙が止まらなくなるのは当たり前の現象です。
心が弱いからではありません。
最近では一緒に過ごす動物を【コンパニオンアニマル】といいます。
日本語で言うと【伴侶動物】ですね。
昔はペットというと家畜の意味が強かったのですが、今は伴侶=家族という意味になりました。
どんな人でも家族が居なくなって、大きな悲しみに耐えられる人はいないと思います。
犬だから・猫だからという考えはないのです。
ペットロスは普通の感情
実は病気ではなく、普通の感情でおこるペットロス。
ペットロスは大切な家族である愛犬や飼っている動物と、一生会えないという現実に対処できないところから始まるもの。
そして誰にも、悲しい心のうちを伝えられなかったり伝えて共感してくれなかったりすると、余計にあなたの心の中にある悲しみは深くなるでしょう。
愛犬が亡くなり涙が止まらないのは、弱いわけでもなく普通の気持ちであって普通の現象なのです。
逆に辛くない方がすごいと思います。
ですので無理に悲しみを抑えようとしたり、涙をとめようとしたりしなくても大丈夫ですよ。
ペットロスの割合
動物を飼っているかたが、どれくらいの割合でペットロスになるか知っていますか?
なんと動物を飼っている約半数は、ペットが死んでしまったとき【つらい】と感じています。
また種類としては、愛犬がいちばん多く2番目が愛猫です。
ペットがある程度大きく存在感があり、なおかつ感情表現をする動物だと悲しみは大きくなるのでしょう。
ですので、あなたが愛犬を失って大きな悲しみを抱えているのはごくごく当たり前のことなのです。
ペットロスの心とからだの変化
続いて実際ペットロスになったときの、心とからだの変化を知っておきましょう。
心の変化
心の変化として下記の症状が現れます。
● 何もやる気が起きなくなる
● 喜怒哀楽が激しい
● 自分を否定したくなる
● 相手を否定したくなる
● 現実逃避
またひどくなると、愛犬の幻覚が見えることもあります。
心の変化は、多かれ少なかれ大体の方がおこるはずです。
悲しみが大きければ大きいほど「なんでこの子が」「どうしてわたしを置いていくの」と現実逃避します。
その結果悲しみにくれ、なにもやる気はおきません。
また動物が亡くなった原因が病気の場合、とくに多いのが自己否定と他者否定です。
自己否定では、
「どうして病気に気付かなかったんだろう」
「飼い主失格だ」
「この治療もしておけばよかった」と過去にとらわれ自分を非難します。
「ここの病院にこなければ助かっていたのかもしれない」
「あの獣医さんだから、愛犬は死んでしまったんだ」
「もっと違う治療法があったはず」など、理由もとくになく他者を否定します。
この他者否定は、特に獣医さんを否定することが多いでしょう。
これはあなたの性格が悪いなどと、そういうことではありません。
飼っている動物が亡くなってしまったという現実をまだ受け入れられない状況に心があるからで、ペットロス特有の感情ともいえるでしょう。
体にでてくる変化
体の変化として以下の変化がでる場合があります
● 食欲がない
● 寝られない
またひどくなると、体に痛みがでることもあるでしょう。
ペットロスに限らず悲しみに心がとらわれていると、食欲がなくなります。
たとえば失恋をしたときなど、食欲がなくなりますよね。
これは悲しみがあると、必ずでるからだの変化といえます。
また寝られなくなるというかたも多いです。
寝るときはなにも熱中しているものがないので、より愛犬を思い出して悲しみが大きくなるのでしょう。
そうすると、結果なかなか寝れなくなるのです。
ペットロスを和らげるには
ではペットロスで感じる悲しみに、どう立ち向かえばよいでしょうか?
ここでペットロスの悲しみを和らげる方法を紹介します。
● お葬式をしてお墓を作る
● 愛犬と心の中で話す
● 愛犬がいない悲しみを周りの人に話す
● 自分より寿命は短いから仕方がないと思い込む
● 虹の橋の話を聞いて飼っていた動物は今幸せだと思うようにする
● 何か他のものに熱中する
● 時間が解決する
ではひとつずつみていきましょう。
お葬式をしてお墓を作る
ペットロスは愛犬など飼っていた動物の葬儀をしたり、お墓をつくることで心のなかの悲しみが和らぐ場合があります。
しっかりと葬儀をしお墓という動物の居場所を作る事で、心の中に一区切りをうてるのでしょう。
また、お墓を作ればいつでも愛犬に会いに行けます。
そばにいることで、心は悲しみから解放されるかもしれません。
愛犬と心の中で話す
辛い心は、愛犬本人に解決してもらいましょう。
愛犬の写真などを用意し、今日辛かったことや寂しかったことを話します。
また「生きていればこうしたかった」などの後悔を、写真や心の中の愛犬に話しかける事でペットロスの悲しみから徐々に抜け出せるです。
最近では遺骨をいれるペンダントや、被毛でつくったフェルトのぬいぐるみなども売っています。
愛犬がいない悲しみを周りの人に話す
辛いことは誰かに話すのがいちばんです。
できればペットロスという同じ境遇を体験した人や、あなたの飼っていた愛犬や動物を知っている人は共感してくれます。
そのほか動物病院の看護士に話すのもよいでしょう。
闘病中のペットの様子を知る看護士は、あなたの心を理解しています。
動物病院は動物を治療する場所ではありますが、飼い主さんの心のケアも仕事の一部なので気にせず相談しましょう。
動物病院の看護士は、なかなか周りに言えないというかたにおすすめです。
自分より寿命は短いから仕方がないと思い込む
どんな動物も寿命があります。
そして多くはあなたのほうが寿命は長く、愛犬やほかの動物たちのほうが寿命は短いはずです。
寿命が短いから仕方ないと、心の中で思うことで心の整理ができるでしょう。
虹の橋の話を聞いて飼っていた動物は今幸せだと思うようにする
虹の橋という話を知っているでしょうか?
虹の橋の詩は読者不明の亡くなった動物と飼い主の詩です。
きっとあなたの大好きな愛犬は、虹の橋で楽しく暮らしています。
ぜひ悲しみが大きいときは、虹の橋の詩を読んでみてくださいね。
出典:虹の橋
何か他のものに熱中する
人間はなにかに熱中しているときは、辛い気持ちもいっとき忘れられます。
悲しみが大きければ、いったん愛犬と距離を置くのも必要ですよ。
もし趣味などあれば、ぜひ熱中してみてくださいね。
また趣味がなければ、仕事に打ち込むというのもひとつの方法です。
時間が解決する
悲しみが大きくても、時間が解決してくれるというのは本当です。
経験上どんなに辛くても3ヶ月~6ヶ月程度で、動物がいない事実を受け止められ楽しかった想いでを徐々に振り返られるようになります。
時間はすぐにすすみませんが、徐々に思い出になっていくでしょう。
ペットロスの経験
愛犬は雑種の中型犬。
とても人懐っこく可愛い愛犬との別れは、愛犬が15歳になったときです。
急性膵炎になり輸血をしたり入院したりしましたが、闘病の末1ヶ月であっけなく亡くなりました。
愛犬はわたしにとって弟でしたので、どんなに埋めようと思っても心に空いた穴は閉じないのです。
仕事をしていれば忘れられるけれど、家にかえっているはずの場所にいないと勝手に涙が湧き出てくるほど。
食欲もなくなり、本当に何もすることができなかったのは約1ヶ月でした。
そんな時自分の心を向き合うために、遺骨をネックレスにいれて持ち歩き愛犬の被毛で愛犬をかたどった置物を作ることに。
そのネックレスや置物に、悲しみが大きくなると話しかけることで徐々に気持ちが落ち着いていったのです。
もう亡くなって4年経ち、気持ちも落ち着きよい思い出しかでてきません。
そう、時間が解決してくれたのです。
まとめ
ペットロスの心とからだの変化と、ペットロスを和らげる方法をお話ししました。
どんな人でも愛犬が亡くなれば、悲しみは大きいです。
涙が止まらないときは、出すものは全部出しちゃいましょう。
きっとそうすることで、心は落ち着きを取り戻します。
また周りの信頼できる人に、心を打ち明けてみるのもよいかもしれません。
辛ければもちろん、なにかに熱中して少し愛犬の気持ちと離れることも大事ですよ。
あなたの気持ちが早く和らぎますように心から願っています。