賢く可愛いミニブタの飼い方とは?知っておきたい注意事項もご紹介!

2023.02.21

世界中でペットとして愛されているミニブタ。賢いため、してはいけないこともしつけると覚えてくれます。愛らしく愛さずにはいられない可愛らしさも魅力の一つですよね!今回は、そんなミニブタの飼い方と飼う際の注意点を詳しく解説いたします。ミニブタを飼いたいと思っている方は必見です!

ミニブタはどんな動物?

ミニブタはどんな動物?

ミニブタは、小型に品種改良されたブタの総称です。とても頭が良く綺麗好きなため、今や世界中でペットとして愛されています。
人気のあるミニブタですが犬猫でいうところの純血種がいないため、個体差が大きく成長しても20キロくらいにしかならない子もいれば100キロ近くにまで大きくなる子もいます。きちんとしつけすればやってはいけないことを覚えますが、何でも齧ったり引っ張ったりすることがあるため目線の先に物を置くことはおすすめできません。

寿命は?

ミニブタの寿命は、10~15年程です。きちんとした飼育環境を整え適度なストレス発散をするなど、ミニブタにとって健康的な飼い方が行われていれば15年以上生きることもあります。ミニブタに合わせた飼い方をして愛情をたっぷりと注ぎ、長生きしてもらいましょう。

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ミニブタを飼うための必需品

ミニブタを飼うための必需品

ミニブタの飼い方として、まずきちんと必要な物をそろえなければなりません。では、ミニブタを実際に飼育するとなった時に、どんな物をそろえれば良いのでしょうか?

ケージ

ミニブタ用のケージも販売されていますが、なるべく大きな物を用意しましょう。寝床としてはもちろん、ミニブタは寝る場所から離れた場所をトイレとするためなるべく広い方がゆったりと過ごせます。

散歩用のハーネスとリード

ミニブタと言っても、成長すれば50キロ以上になることもあります。運動不足を解消するためにミニブタを散歩させる時には、しっかりとしたハーネスとリードを用意しましょう。引っ張られても耐えられるように踏ん張ってくださいね。

エサ用の皿と給水器

ミニブタの飼い方として、エサを入れる皿や給水器を選ぶのも大切です。ミニブタは、エサが入っている皿に足も入れて食べます。ステンレス製といったなるべく丈夫な素材で作られた皿がおすすめです。
給水器もひっくり返すことがあるので、重い皿や簡単にはひっくり返せないような構造の物を選びましょう。

床材

ミニブタの足は、犬や猫のように肉球があるわけではありません。ヒヅメで歩いているため、室内での飼い方にも注意が必要です。フローリングは非常に滑りやすいため、ヒヅメで歩くと足のトラブルを招くことがあります。
ミニブタの飼い方として、ケージの中も室内もできるだけ滑りにくいラグやカーペットを敷くことがおすすめです。

トイレ

ミニブタが使うトイレは、中型犬以上用のトイレがおすすめです。成長しても使えるようになるべく大きく、丈夫なものを選びましょう。

鼻掘り用の器やマット

ミニブタを始めとするブタには、鼻を器用に使って土を掘る「鼻掘り」という習性があります。鼻掘りはミニブタのストレス解消にも役立っているので、できないとストレスが溜まります。鼻掘り用のマットや玉砂利などを用意しましょう。

ミニブタに与えるエサは?

ミニブタに与えるエサは?

ミニブタのエサは、ミニブタ用のペレットを基本にすることが大切です。野菜や果物、穀物も大好きで食べますが、バランス良く与えましょう。与えすぎは厳禁です。おやつ感覚もしくは言うことを聞いてくれた時のご褒美としてあげると喜んでくれます。
食べ物は草食寄りですが、ドッグフードやラビットフードも食べます。ミニブタに与える飼い主さんもいますが、ミニブタにとってカロリーが高いのでおすすめはできません。

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ミニブタに長生きしてもらう秘訣とは?

ミニブタに長生きしてもらう秘訣とは?

飼い方がきちんとしていれば、15年以上生きることもあるミニブタ。可愛く人懐こい姿にメロメロになる飼い主さんは多いでしょう。そんなミニブタに長生きしてもらうためには、どんな注意を払えば良いのでしょうか?

エサやおやつを与えすぎない

ミニブタの飼い方はさほど難しくありません。しかし太りやすいため、必ず制限することが大切です。この制限は、一生続ける必要があります。ミニブタの肥満は、心臓疾患や関節炎の原因になります。「可愛いから」「欲しがるから」といって与えることは止めましょう。

人間用の食べ物は与えない

人間の加工食品も、ミニブタに与えることはNGです。人が食べる食事はミニブタにとっては塩分やカロリーが非常に高い傾向にあります。いくら健康的な飼い方を実践しても、人間用の加工食品を与えては病気の原因になるので与えるのは止めましょう。

運動をさせる

ぽっちゃりしていて寝ている印象も強い豚ですが、運動が好きな動物です。社会性が高いため、飼い主さんと遊んでもらったりすることも大好きです。飼育下にあるミニブタは運動不足になりやすいため、定期的に運動をさせましょう。
運動不足が悪化すると、関節炎や肥満の原因になる恐れもあります。健康的な飼い方として、ハーネスをつけての散歩がおすすめです。目安は20分程度でOKです。

定期検診を怠らない

ミニブタは綺麗好きな動物ではありますが、日本脳炎などの病気にかかることがあります。定期的なワクチン接種はもちろん、健康状態のチェックをしておくことが大切です。定期検診に動物病院で診てもらいましょう。

ミニブタの飼い方の注意点

ミニブタの飼い方の注意点

ミニブタの飼い方には、いくつか注意点があります。犬や猫を飼うのとは少し事情が異なるため、きちんと注意を守ることでミニブタと楽しい日々を過ごすことができるようになります。

飼育するには許可が必要

ミニブタの飼い方の注意点の一つに飼育の際は、都道府県に届け出をして知事に許可をもらう必要があります。アヒルやヤギ、鶏、馬、牛、豚を一定の頭数を飼育する際は、必ず「化製場法」を守る必要があります。ブタの場合、多くの地域で1匹からでも許可をもらわないといけない場合がほとんどです。
近年では人にも感染するさまざまな病気が流行しやすいため、届け出はとても重要なのです。またたとえ許可が降りても、飼育環境が適切でなかったり十分なスペースが確保できていなかったりと、ミニブタを飼うのは難しいと判断されれば飼育できないこともあります

頭が良い

ミニブタは、とても頭が良い動物です。しつけをすればきちんと覚えますし、飼い方がしっかりしていてお世話もきちんと行えば飼い主さんを信頼してくれます。飼い主さんを自分よりも上の立場だと認識すれば、命令にも従うでしょう。
しかしたとえ飼い主さんの方が上の立場だと思っていても、ミニブタをはじめとするブタは基本的に人間と自分は対等だと思っている節があります。命令などが気に入らなければ、反抗もしてくるでしょう。ここで負けてしまっては、頭の良いミニブタは反抗すれば自分の好きにできると学習します。絶対に引いてはなりません。
この時に頭ごなしに怒鳴りつけたり傷つけたりすれば、恐怖心を植えつけ信用を失くすだけ。ペットとは言え、ミニブタと対等かつ信頼し合える関係を築くことが大切です。

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綺麗好き

豚は、綺麗好きで有名な動物です。自分の寝床とは別の場所でトイレをします。野生で生きている個体も天敵に狙われないように水の近くなど決まった場所で排泄をするため、トイレもしつけられます。
豚は、綺麗好きな一方で排泄の量や頻度が多い動物でもあります。掃除がされていないと嫌だと感じているかもしれないため、なるべく早く綺麗にしてあげましょう。

皮膚や耳などケアする場所が多い

ミニブタの飼い方の注意点として、意外と皮膚トラブルが多い傾向にあります。ブタの皮膚には硬い被毛が薄く生えています。しかし皮膚自体は皮脂腺が少ないためとても乾燥しやすく、皮膚はもちろん耳掃除などのケアも大切になります。冬は保湿、夏にはペット用の日焼け止めなどでしっかりと皮膚を守ってあげましょう。
ブラッシングはもちろん、クリーニング用の液で湿らせた綿棒などで耳の中を優しく丁寧に掃除してあげましょう。ミニブタはブラッシングも耳掃除も大好きな子が多いので、きっと喜んでくれます。
汗腺も鼻付近にしかないため、暑い日には扇風機などで体温調節してあげなければなりません。こまめな爪切りも必須で、目やにをぬるま湯で湿らせたタオルで取り除いてあげることも大切です。歯磨きもしなければ、歯のトラブルが起こりやすくなります

診てくれる動物病院が少ない

ミニブタは飼い方もわかりやすく、頭も良くスキンシップが大好きな動物です。飼いたいという人も年々増えているミニブタですが、爬虫類やモモンガ同様まだまだ専門的に診てくれる動物病院は少ない傾向にあります。
しかし、ミニブタを飼うとなると万が一の時にかかりつけの動物病院を見つけることは必要不可欠です。探すのは骨が折れると思いますが、必ず見つけてから飼い始めましょう。

まとめ

まとめ

ミニブタの飼い方は、そこまで難しいものではありません。ミニブタが暮らしやすい環境を作ってあげることが何よりも大切になります。賢く可愛いミニブタは上手にお世話をし、絆が深まればとても飼いやすいペットです。きちんと飼うことで、ミニブタとのスキンシップや散歩を楽しんでくださいね!

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