うさぎに野菜をあげてもいいのはいつから?量はどれくらい?
2020.03.17
ふわふわでキュートなうさぎの主食と言えば野菜をイメージする方も多いことでしょう。
例えば、世界一有名なうさぎ ピーターラビット。
ニンジンをかじっているワンシーンが有名ですよね。
しかし、「うさぎならいつでも野菜を上げてもいいだろう」と安易に野菜を与えてしまうと、おなかの調子を崩すなどうさぎの健康を損なってしまうこともあるんですよ。
大事な家族の一員であるうさぎの体調を崩さないためにも、野菜を与える時期や量について飼い主さんは細心の注意が必要です!
そこで今回は、うさぎに野菜を与えるのはいつから?どれくらい?の疑問についてお答えしますね。合わせて、うさぎ人気の高い野菜や与えてはいけない野菜もご紹介します。
うさぎに野菜をあげるのはいつから?
うさぎには、いつからどれくらいの量、どれくらいの種類の野菜を上げればよいのかご説明します。
野菜は生後4~6か月からが目安
うさぎの内臓は、想像以上にデリケートです。
特に、子うさぎは消化器官が未発達なので、消化の悪い野菜を食べるとおなかを壊してしまうおそれがあります。
そのため、子うさぎはお腹の調子が安定してくる 生後4~6か月程度から野菜をあげるようにしましょう。
野菜を与えるときは、少しずつ様子を見ながら与えるのがポイントです。
葉物類なら小さくちぎって与えてみて、しばらく様子を見ましょう。
その後、下痢や便秘をしたり、様子に変化が見られないようなら大丈夫。
もしおなかの調子を崩してしまったら、まだその子には野菜デビューは早いということ。しばらくは野菜を与えないようにしてください。
野菜に慣れたら少量・多くの種類を
毎日の食事は、干し草+ペレットがメイン。
それに加えて、少しの量の野菜が理想的です。
与える野菜は、できるだけ少量ずつ3~4種類、ふだんの食事の1割以下の量を与えるようにしましょう。
色々な野菜を食べることで栄養バランスも整い、うさぎの健康にも大きく貢献します。
うさぎの肥満や消化器系のトラブルを避けるためにもあげすぎは厳禁です。
食べ残した野菜はすぐに廃棄しましょう。
うさぎにおすすめの野菜
次に、うさぎが好む野菜と与え方のポイントをご紹介します。
うさぎ人気の高い野菜
• キャベツの芯・・・水分が多いため与えすぎ注意・薄く削ぎ切りしてあげると食べやすい
• 小松菜・・・そのまま与えてO.K
• 青梗菜・・・そのまま与えてO.K
• 大根の葉・・・そのまま与えてO.K
• ケール・・・そのまま与えてO.K
• セロリ・・・外側のすじを取り除く。葉の部分はそのまま与えてO.K
• パセリ・・・そのまま与えてO.K
• ブロッコリーやカリフラワー・・・茎や葉の部分を与える
• ニンジンやその葉・・・ニンジンは糖分が高いので少量を心がけて。葉の部分はそのまま与えてO.K
うさぎが好むのは栄養価が高い野菜が多いですね。
干し草やペレットだけでは補いきれないビタミン等を補うことができるのでぜひご飯に加えてあげましょう。
与えるときは、うさぎが食べやすいようにカットしてあげるとよいですよ。
また、野菜が濡れていると嫌う子も多いので、野菜はしっかり洗った後、きちんと水気を拭いてあげるのがおすすめです。
ちなみに、ニンジンを好まないうさぎには、ニンジンを薄く輪切りにして天日干しにして乾燥させたものを与えてみましょう。
カリカリと喜んで食べることも少なくありません。
野草もおすすめ
新鮮な野菜が手に入らないときは、自然に生えている野草もうさぎの健康維持のために役立ちます。
• たんぽぽ
• クローバー (夏場は避ける)
• なずな
• オオバコ
屋外の野草は、すぐに丁寧に洗って水けを拭き取って与えてくださいね。
うさぎにNGな野菜
• サツマイモやジャガイモ
• タマネギやネギ
• 生の豆類
• アボカド
でんぷんでできたイモ類はうさぎにはNGです。
また、タマネギやネギなどは中毒を引き起こすおそれがあるので絶対にあげないようにしましょう。
野菜ではありませんが、室内に観葉植物があるご家庭も注意が必要です。
観葉植物の中には有毒なものもあるので、うっかりうさぎがかじってしまわないように配置に気を付けてくださいね。
まとめ
今回は、うさぎに野菜を上げ始めてよい時期、そして量や種類についてご紹介しました。
与えた野菜をうさぎがもぐもぐと一心不乱に食べている様子はとてもかわいくて癒されますね!
しかし、うさぎが喜ぶからといって、野菜の与えすぎは禁物。
猫かわいがり(うさぎですが)は、うさぎにとって良いことではありません。
うさぎの健康を第一に考えるなら、あくまでも「主食は干し草とペレット」+「栄養補助やご褒美としてとして適切な種類・量の野菜」を与えるようにしてくださいね。
毎日新鮮な野菜を与えることは簡単なことではありませんが、その手間と心配りがうさぎとの楽しい時間をより長くしてくれることでしょう。