フクロモモンガの飼い方を徹底解説!健康維持のポイント4選
2026.07.07
「フクロモモンガを飼ってみたい」「飼う際に注意するべきポイントとは?」
フクロモモンガは見た目が大変可愛らしく、人懐っこい性格であるため、ペットとしてお迎えしたら日々癒されることでしょう。しかし、飼育するにあたって気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。
この記事では、フクロモモンガの飼い方の基本や健康を維持する方法について解説していきます。
フクロモモンガとは?

フクロモモンガの基本的な情報について解説します。
特徴
オーストラリアなどの熱帯・亜熱帯地方の森林に生息しています。飛膜と呼ばれる前足と後足の間にマントのような膜を持っているのが特徴で、それによって最大50mほど飛行することができます。またフクロモモンガは鳴き声を発する動物で、様々な鳴き声で自身の感情を表現します。
体長は12〜21cm、体重が80〜160gと手のひらに乗せることができます。クリクリとした大きな目は暗い場所でもよく見えるように発達しています。
フクロモモンガは「モモンガ」という名前がつきますが、齧歯類のリスやネズミの仲間ではなく、有袋類でコアラやカンガルーの仲間に分類されます。
性格や寿命
フクロモモンガは愛らしい見た目だけでなく、非常に社会性が高く感情豊かな性格をしています。最初は警戒心が強いですが、人懐っこく甘えん坊でとても寂しがり屋な一面を見せます。
飼育環境にもよりますが、平均寿命は10年〜15年程度で、ハムスターなどの他の小動物に比べると比較的長生きします。
フクロモモンガを迎える前に知って欲しいこと

フクロモモンガをお迎えする前に、生態系が独特で、飼育の難易度が高い動物であることを理解しておく必要があります。
温度と湿度
もともと熱帯・亜熱帯原産の動物であるため、寒さに非常に弱いです。さらに、日本の夏は高温多湿であるため相性が良くありません。熱中症にならないようエアコンを使用してあげるなどの配慮が必要になります。
高さのあるケージを選ぶ
上下運動やジャンプをよくするため、高さが60cm以上ある大型のケージがおすすめです。
夜行性であること
夜行性であるため、夜に活動的になって動きます。フクロモモンガは「ワンワン」と犬のように鳴いたり、音が響くほど激しく動くため、静かな環境で睡眠を求める方は対策が必要となります。
診察可能な動物病院が少ない
フクロモモンガは「エキゾチックアニマル」に分類されます。そのため、フクロモモンガは全ての動物病院で診察ができるわけではありません。飼う前に近くにエキゾチックアニマル対応動物病院があるかどうかを必ず確認しておきましょう。
フクロモモンガの飼い方について

フクロモモンガの飼い方について解説します。
食事の与え方
フクロモモンガは雑食性であり、野生では樹液、花の蜜、昆虫、果物などを食べています。フクロモモンガ専用のペレットを中心に野菜や昆虫などバランス良く与えましょう。与えるタイミングは活発に活動し始める夕方から夜にかけて1日1回になります。
お水を用意する方法は給水ボトルの使用がおすすめです。お皿の場合、ひっくり返してしまうことがあるため避けましょう。
飼育環境
フクロモモンガは樹の上で生活する生き物であり、上下運動や滑空も行うため、ケージの高さにはある程度の余裕が必要になります。具体的には、高さが60cm以上ある大型のケージが適しています。脱走防止対策のために網目が細かく扉がしっかり閉まるものを選ぶとよいでしょう。
室温は24〜28℃前後、湿度は45〜55%程度を保つのが理想的です。また、日本の夏は高温多湿であるため、エアコンを使用して適切な環境に調整する必要があります。
また、トイレの場所を覚える習性がないため、しつけは不可能です。排泄物による細菌感染や寄生虫による下痢を引き起こさないためにも、こまめな清掃と定期的なケージ全体の水洗いが必要になります。
フクロモモンガの健康を維持するためのポイント

フクロモモンガの健康を維持するための4つのポイントを紹介します。
栄養バランス
栄養バランスはとても重要で、不適切な食事による病気が特に多くみられます。カルシウムの欠乏や日光浴不足になると、骨がもろくなり後肢が麻痺する「低カルシウム血症」を招くことがあります。専用ペレットを主食とし、カルシウムとリンのバランスを考えた食事を与えることが重要です。
偏食しやすいため、好きなものばかり与えない工夫が必要です。甘いものを好みますが、与えすぎると肥満や虫歯・歯周病の原因になります。また、ネギ類、チョコ、アボカドなどは中毒を引き起こしますので絶対に与えてはいけません。
スキンシップ
もともと群れで暮らしていたため、多頭飼育が推奨されています。どうしても単独飼育をする場合は、毎日30分〜1時間以上はコミュニケーションを取る必要があります。寂しくなると自傷行為を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
運動不足解消のために室内で遊ばせる際は、狭い隙間への潜り込みや誤飲、電気コードでの感電などに注意が必要です。安全に遊ばせるには、蚊帳の中で遊ぶ「蚊帳んぽ」がおすすめです。
定期的なケア
フクロモモンガは細くて鋭い爪を持っています。爪が伸びすぎるとポーチの繊維などに引っかかり、指の骨折や怪我の原因になります。そのため、2〜3週間おきに爪切りを行うか、爪とぎ用の用品を設置してケアをするように努めてください。
衛生管理
自分で毛づくろいをしますが、汚れやにおいが気になる場合は、温かい濡れタオルや水不要のシャンプーで体を拭いてあげるとよいでしょう。特に梅雨などの湿度が高い季節は、皮膚病予防のために必要になります。
まとめ

この記事ではフクロモモンガを家族として迎える方に向けて、基本的な情報や飼い方、そして健康を維持するための方法を解説しました。
フクロモモンガは可愛らしい見た目で人懐っこい性格である一方、夜行性で温度の管理が厳しく、定期的にコミュニケーションが必要になるのが特徴で、他の小動物よりも手間がかかるため必要な知識は事前に知っておかなければなりません。
その分愛情が深まり、今の生活がより充実すること間違いないでしょう。








