インコに多い病気のサインとは?実は羽を膨らませる姿も注意が必要?
2024.07.09
大切にしているインコが病気になった時、いち早く気づいてあげたいという飼い主さんも多いのではないでしょうか?実は、インコが出す病気のサインの中には、羽を膨らませたり「ハァハァ」と口で呼吸をしたりなど、健康な時にも行う仕草も少なくないのです。 では、どんな時のインコの行動が、病気のサインと言えるのでしょうか? 今回は、6種類のインコの病気のサインについてご紹介します。
インコが病気の時に見られる7つの病気のサイン
インコも、風邪を引いたり病気になったりすることがあります。大切に飼っているインコが病気になった時、どのような症状が見られるのでしょうか?
ここでは、インコに多い7つの病気のサインについて詳しく解説します。
1.羽を膨らませる
インコは病気のサインとして、羽を膨らませることがあります。寒い時に外の冷たい空気から体を温めるためや眠い時に膨らませることもありますが、ケージ内の温度をインコが生活しやすい25~30℃程度にしても羽を膨らませ続ける場合は注意が必要です。
羽を膨らませてジッとしている状態は、インコが極力エネルギーを使わないようにしている状態です。体調が急変する恐れもあるので、動物病院で診てもらいましょう。
2.「ハァハァ」と口で息をする
インコも運動をした後や熱い際に口を開けて「ハァハァ」と息をしますが、何もしていない時も苦しそうに息をしている場合は病気のサインである可能性があります。
本来、インコに顔を近づけても呼吸音は聞こえません。運動や遊ぶこともしていない、部屋も暑くない場合は、呼吸器疾患かもしれません。苦しそうな「ゼーゼー」や「プチプチ」といった異音が聞こえる場合もあります。
3.下痢や血便が見られる
インコの糞は、健康のバロメーターと言えます。もともと、鳥は消化されたエサを水と一緒に体外へ排出します。もし便が下痢だったり未消化の物が出てきたりしている場合は、消化器系が病気のサインかもしれません。
中でも血が混じったことで赤く染まった血便や血尿、真っ白の便は緊急性が高い便です。尿酸の影響で明るい黄緑色や黄色の便も危険なので、できるだけ早くかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
4.嘔吐をする
インコが嘔吐をするも、病気のサインになります。もともとインコは求愛のために吐き戻しをしますが、正常な場合はパートナーである番のインコや飼い主さん、オモチャなどに部分的に吐くことが多いです。
病気のサインとなる嘔吐は、頭を振りながら周辺に飛び散るほどの勢いで嘔吐したり吐いたもので自分の口や羽毛が汚れたりするなどです。嘔吐だけでなく、生あくびが増えたなどの症状がある時は、消化器系の病気を患っている恐れがあります。
5.くちばしや爪が変色・変形している
体調不良になると、インコのくちばしや爪にも異変が生じることがあります。特に多いのが、ひどい痒みを引き起こす疥癬症です。疥癬症は、インコの体に寄生するダニが原因で発症する病気で、インコのくちばし周辺が白く変色し、肌がガサガサになることがあります。
疥癬症は適切な治療を施すことで症状が改善する病気ですが、対処が遅れると破壊された皮膚組織が戻らないことがあるため注意が必要です。また、病気のサインとして、いつもはゆっくり伸びるはずのインコの爪が異常な速さで伸びることもあります。
6.食欲不振
いつも元気にエサ食べていたインコが、風邪などを引いた時の病気のサインとして食欲不振になることがあります。ストレスなどで食欲不振になることもあるインコですが、水まで飲まない状態が続くと危険です。
インコの食欲不振の原因に、腎疾患や食道炎、エサをすりつぶすそのうという部分が炎症を起こしている可能性があります。水もエサも十分に摂れない場合、様子を見ている間に容体が急変する恐れもあるため危険です。
インコの病気を防ぐためにできること
病気のサインを見抜くことも大切ですが、インコを病気から予防することも大切です。
飼育環境やいつも与えるエサに気を配るなど、インコが病気になることを防ぐためにできることがいくつかあります。
飼い主さんがどのようなことができるのかについて、解説します。
栄養バランスが整ったエサを与える
インコの中でも、特にペットとして人気のセキセイインコは種子や穀物を食べる種類です。インコ用のシード以外に、カルシウムや鉄分、ビタミンCが豊富に含まれている豆苗や小松菜、チンゲンサイ、にんじんなどの野菜も与えることで、丈夫な身体作りへの効果が期待できます。
病気に負けない抵抗力をつけるために、定期的に与えましょう。一方で、与えすぎると肥満の原因になることがあるため、適切な量を与えるようにすることが大切です。
飼育環境を衛生的にする
インコが普段過ごすケージの中を、常に衛生的な環境にしておくことで病気に罹りにくくすることができます。シートの交換だけでなく、雑菌が繁殖しやすい梅雨は熱湯をかけて消毒をすることもおすすめです。
メッキのケージは、経年劣化やインコが齧ってついた傷が原因で錆びやすくなります。サビをインコが舐めると中毒になる恐れもあるため、さびにくいステンレス製に買い替えたりケージの状態をこまめにチェックする必要があります。
室温に気をつける
インコが活動しやすいとされる室温は、25〜30℃程度とされています。夏場はクーラー、冬場はエアコンやヒーターを使って、インコにとって心地よい室温を維持することが大切です。
特に寒さが厳しくなる冬は、室温に気をつけないとインコの命に関わります。冷え込む夜を過ごしたインコが、朝方に亡くなっていたというケースもあるようです。エアコンのつけっぱなしで電気代が気になるという場合は、小鳥用ヒーターの導入を検討しましょう。ヒーターのランプが真っ暗なケージでも明るすぎないタイプを選ぶことで、インコもよく眠ることができるようになります。
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まとめ
インコが病気になった時のサインとして、嘔吐や下痢だけでなく羽を膨らませたり苦しそうな呼吸音が聞こえたりなどの症状があります。このような症状が見られる場合、消化器や呼吸器に異常が生じている恐れもあります。急変する可能性もあるため、なるべく早くかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
インコの病気を防ぐためには、日頃からケージの衛生環境に気を付けたり栄養豊富なエサを与えることが大切です。病気に負けない身体づくりをすることで、健康的で楽しい日々をインコと過ごしましょう!