猫が抱っこを嫌がるのはなぜ?上手な抱き方のコツと信頼関係の築き方
2026.10.06
「抱っこしようとするとすぐに逃げられてしまう」「うちの子は抱っこが苦手みたいだけど、嫌われているのかな…」
猫を膝に乗せてのんびり過ごす時間に憧れる飼い主さんは多いものの、実際には抱っこを嫌がる猫も少なくありません。この記事では、猫が抱っこを嫌がる理由と、上手な抱き方のコツ、抱っこが苦手な猫への接し方について解説していきます。
そもそも猫は抱っこが苦手な生き物?
猫はもともと単独で行動し、警戒心の強い動物です。体を拘束される抱っこは、本能的に好まない猫が多いといわれています。抱っこをさせてくれないからといって、飼い主さんを嫌っているというわけではありません。
抱っこの好き嫌いは、性格や育った環境による部分が大きいとされています。
性格による違い
甘えん坊で人懐っこい性格の猫や、のんびりした性格の猫は抱っこを好む傾向がある一方、活発でよく動き回る猫や、警戒心の強い猫は抱っこを苦手とすることが多いようです。じっとしているのが苦手な猫にとって、自由に動けない抱っこの状態そのものがストレスになりやすいと考えられています。
育った環境による違い
小さな頃から人の手で育てられた猫は抱っこに慣れやすく、成長してから保護された猫は抱っこに苦手意識を持ちやすい傾向も見られます。人との触れ合いに慣れる時期が早いほど、抱っこへの抵抗感も少なくなりやすいといえるでしょう。
猫が抱っこを嫌がる理由

猫が抱っこを嫌がる背景には、いくつかの理由が考えられます。
過去の経験による苦手意識
過去に抱っこされた際、痛い思いをしたり、大きな音に驚いたりした経験があると、抱っこそのものに苦手意識を持ってしまうことがあります。
タイミングが合っていない
毛づくろいや遊びに夢中になっているときなど、猫自身が抱っこされたいタイミングでない場合は、抱っこを嫌がりやすくなります。
抱き方が不安定
抱き方が不安定で、体がぐらついて不安を感じると、猫は安心して身を委ねることができません。
体調不良や痛み
体調不良やケガによる痛みがあり、触られること自体を嫌がっているケースもあります。いつもは抱っこが平気なのに急に嫌がるようになった場合は、体調に変化がないか気にかけてあげましょう。
猫が安心できる上手な抱っこの手順

猫を抱っこするときは、いきなり持ち上げるのではなく、段階を踏んで安心させることがポイントです。
1.猫のそばに座り、優しく声をかけながらなでて反応を確認する
2.両脇に片手を入れて、上半身をゆっくり持ち上げる
3.もう片方の手でお尻をしっかり支える
4.体を密着させ、安定感のある状態を保つ
このとき、後ろ足がぶらぶらと不安定にならないよう注意しましょう。支えが不十分だと、猫が不安を感じて暴れたり逃げようとしたりする原因になります。
避けたい抱っこの仕方
以下のような抱き方は、猫にとって強いストレスになるため避けましょう。
首根っこだけをつかむ
首根っこだけをつかんで持ち上げると、猫は痛みや不快感を覚えやすくなります。
お腹を圧迫する
お腹を圧迫するように強く抱きしめる、仰向けの体勢で無理に抱っこするといった抱き方も、猫にとって大きな負担になります。
振り回すように持ち上げる
「高い高い」のように振り回す、勢いよく持ち上げるといった動作は、不安定なうえに落としてしまう危険もあるため避けましょう。
嫌がっているサインとしては、逃げようとする、唸る、耳を伏せるといった様子が挙げられます。こうした様子が見られたら、無理に抱っこを続けず、タイミングを改めましょう。
抱っこが苦手な猫への接し方
抱っこが苦手な猫には、まず「触られる=気持ちがいい」と覚えてもらうことから始めましょう。猫が自分から近づいてきたタイミングで、顔や頭、しっぽの付け根など、自分では届かない部分を優しくなでてあげます。喜ぶポイントを見つけられたら、なでた後におやつをあげるのもよい方法です。
なでられることに慣れてきたら、次は飼い主さんの膝の上で自由に動けるようにし、なでたりおやつをあげたりしてみましょう。膝の上が好きになれば、自分から乗ってくるようになり、抱っこもしやすくなっていきます。
どうしても抱っこが苦手な猫もいます。その場合は無理強いせず、猫じゃらしで遊ぶなど別の方法でコミュニケーションを深めるようにしましょう。
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まとめ
猫にとって抱っこは、本能的に好まれにくい行動の一つです。無理に抱っこさせようとするのではなく、猫のペースに合わせてなでることから始め、少しずつ慣れさせていくことが信頼関係につながります。安定感のある正しい抱き方を意識しながら、愛猫との心地よいスキンシップの時間を作っていきましょう。










