猫の毛玉の取り方を紹介!ブラッシングをしないとかかる毛球症について知ろう
2022.09.06
「猫に毛玉ができてしまったけれど、どうやってとるのかな?」 「頻繁に吐くけれど、毛玉があまりでてこない。大丈夫かな?」 このようなお悩みをお持ちの飼い主さん。 本記事では、猫に毛玉が出来たときの対処方法や毛球症の症状・予防法について紹介します。 ぜひ参考にしてくださいね。
猫の毛玉の取り方は?
猫の毛玉ができた場合の取り方を紹介します。
小さな毛玉の取り方
少し絡まった程度の毛玉であれば、飼い主さんでも取れます。
取り方の手順はたった2つです。
1. 毛の根元を押さえながら手でほぐす
2. ほぐれたら、コームかスリッカーでとかす
根元を押さえずに毛玉をほぐそうとすると、皮膚が引っ張られ猫が嫌がります。
かならず毛玉の根元を押さえながら少しずつほぐしていきましょう。
コームをまだ持っていない方は、このような粗目と細目両方あるコームがおすすめです。
手でほぐした後、しっかり毛玉がなくなっているか細目のコームで確認します。
このときも、念のため毛の根元を押さえながらとかしましょう。
細目のコームが通ればOK。
毛玉はなくなっていますよ。
引用:Amazon
毛玉が大きかったらどうする?
「毛玉が大きいときは、ハサミで切りましょう」という内容がネットには載っておりますが、安易にやらない方が得策です。
猫が急に動き出したら、ケガをする可能性があります。
また、猫の皮膚はとてもデリケートです。
少しでも刃があたれば皮膚はかんたんに裂け、犬などの動物に比べ、猫の皮膚は非常に伸びます。
毛玉だと思って切ってしまうケガは、動物病院の診察内容でよくある事故です。
もし手でほどけない大きさなら、だいじをとってトリマーさんや動物病院にいって相談してみてくださいね。
毛玉ができやすい箇所
毛玉はどの部位でもできますが、特にできやすい部位は以下の5つです。
● 耳の後ろ
● おなか
● 内また
● 脇
● 首輪の下
主に触られたくない部位や、歩いたり行動したりするときに、こすれやすい部位にできやすいです。
また、長毛種の場合見た目は毛玉がないようにみえても、実は奥にたくさんあるということも。
見逃すと「気付いたら大きくなっていた」ということにもなりかねません。
しっかりコームでブラッシングをして、毛玉がないか確認しましょう。
毛玉ができるデメリット
毛玉ができると、猫にとってデメリットだらけです。
● 皮膚疾患になりやすい
● つっぱりを気にする
● ケガしやすくなる
ひとつずつ解説します。
皮膚疾患になりやすい
いちばんのデメリットは皮膚疾患にかかりやすくなることです。
毛玉の中はブラッシングや猫自身のお手入れが行き届かず、細菌のすみかになります。
毛玉は皮膚に密着することで、蒸れた状態にもなりやすく細菌がどんどん繁殖しやすい状態に。
結果、皮膚は赤くただれたりフケが増えたりします。
毛玉を放置すれば慢性的な皮膚疾患になり、治療が必要になるでしょう。
つっぱりを気にする
歩いたときにこすれる内股や脇などは毛玉ができやすいです。
そのため毛玉があると歩いたり座ったりするたびに皮膚がひっぱられ、動きにくくなります。
皮膚がひっぱられる状態が続くと、猫も違和感を感じ頻繁に掻いたり舐めたりします。
猫自身も皮膚が引っ張られるとストレスを感じやすくなりますよ。
ケガしやすくなる
前章でも触れましたが、猫の皮膚は伸びやすく柔らかいのが特徴です。
そのため毛玉が無いと思い込んで、スリッカーなどでブラッシングをすると皮膚をひっぱりケガを引き起こします。
たまにしかブラッシングをしない方は、より注意してくださいね。
毛玉ができないお手入れを心がけよう
毛玉が出来てから対処していると、猫自身も嫌がりますよね。
そこで、毛玉ができないようお手入れをするのが鉄則です。
毛玉ができないお手入れ方法を3つ紹介します。
● 定期的なブラッシング
● 換毛期は毎日ブラッシングする
● トリミング
定期的なブラッシング
いちばん大切なポイントは、定期的なブラッシングです。
毎日ブラッシングをしておけば、そのぶん絡む毛も減ります。
定期的なブラッシングをすれば、猫もブラッシングに慣れてきます。
徐々に慣らしていき、普段触るのを嫌がる脇や内股・お腹などもやらせてくれるようになりますよ。
短時間でも定期的なブラッシングをしておけば、毛玉はほぼできなくなるでしょう。
換毛期は毎日ブラッシングする
どの季節でも、アンダーコートと呼ばれる体温調節に必要な被毛は換毛します。
その中でも特に被毛が抜けやすくなる換毛期(春と秋)は、ブラッシングをしっかりおこないましょう。
普段のブラッシングが週に2.3回程度だったら、できれば毎日行うのがおすすめです。
換毛期にブラッシングを怠ると、毛玉になりやすいので注意してくださいね。
トリミング
日々の生活で、なかなかブラッシングの時間をとれないならトリミングするのもひとつの手です。
ペット美容室によっては、猫のサマーカットができる場合も。
サマーカットをしてもらえば、脇などの毛もなくなり毛玉になりません。
猫のトリミングは、ライオンのようなカットやサマーカットなど飼い主さんの要望にあわせてくれるので、ぜひペット美容室や動物病院で相談してみてくださいね。
猫の毛球症に注意しよう
ブラッシングを怠ると毛玉ができる以外に、毛球症になるリスクもあります。
この章では、毛球症の症状や予防法について紹介します。
毛球症とは
毛球症は、猫が毛づくろいで舐めた毛が胃の中に残って球のようにかたまりになる症状のことです。
胃の中に入った毛は、ほとんどが嘔吐や排便で体の外に出されます。
全てが排出されれば良いのですが、残念ながら胃の中に残る被毛も。
徐々に蓄積され、胃や腸に悪影響を及ぼしていきます。
症状
一回吐いてすっきりした様子なら問題ありません。
ただ、吐いても少量しか毛がでなかったり何度も吐くようなら毛球症の可能性も。
そのほかには、毛が詰まったことにより便秘がちになり、お腹を痛がる症状が出る場合もあります。
胃の中で毛玉が大きくなると、胃の不快感や刺激からくる食欲不振など症状も多岐にわたります。
普段より何度も吐くしぐさをしたり、食欲が減ってきたりしたら念のため動物病院にいってくださいね。
予防法
メインの予防法は、毛玉と同様にブラッシングです。
特に長毛種の場合はブラッシングをこまめにしてあげましょう。
また猫自身が頻繁に毛づくろいをするようになった場合は、ストレスの可能性も。
● 新しい猫を飼った
● 部屋の模様替えをした
● 引っ越しをした
● 近隣で工事が始まった
上のように、ささいなことであっても、猫はストレスをため込んでいるかもしれません。
もしストレス要因を除外できそうなら、してあげてくださいね。
また毛玉を除去する食品なども売っています。
動物病院で販売されているラキサトーンやキャットラックスなどは毛玉を輩出させる役目をはたしてくれますよ。
猫が好きな甘い味ですので、ぜひ試してはいかがでしょうか。
引用:Amazon
猫草はあげなくてOK
毛玉除去といえば、猫草が思い浮かびますよね。
猫草は無理に与える必要はありません。
猫にとって猫草自体に栄養はなく、食べた猫草が胃の中を刺激して吐き出させるといった機能のみです。
そのため、猫によっては吐き続けてしまう子や下痢になってしまう子もいるので、注意してくださいね。
健康にいてほしい猫におススメの商品3選
毛球症など、猫の具合が悪くなると心配になりますよね。
そこで、日々健康的に過ごしてほしい猫におすすめの商品を3つ紹介します。
ペットにも使えるHB101
猫の毛のツヤがなくなったと感じたら試してみてほしい商品です。
もともとは植物の活性剤として有名なHB-101ですが、ペット用も売られています。
ニオイが気になってきたり、体力がなくなってきたりした猫の活力液として使用できますよ。
100%植物成分でできているので、ペットにも安心。
ちなみに猫だけでなく、犬や小動物・鳥や魚などどんなペットにも使えます。
100㏄:2,400円、500㏄:10,500円、1リットル:19,000円
お客様の声
我が家に3匹の猫がいます。いつもHB-101のお水を飲んでいます!手頃な器が飲みやすいのか?HB-101を一滴入れています。その効果か?この寒いのみ元気一杯に毛並みの艶やかさです。3匹居ても臭いが気になりません。HB-101の成果と有難く日々暮らして居ます。
引用:株式会社フローラ
ディーエイチシー (DHC) かるがるキャット50g
高齢の猫のための、関節のサポートをする健康食品です。
人間で使われている健康食品と同様のグルコサミンやコンドロイチン・ヒアルロン酸などが配合されています。
粉状なので、水に溶かしたりエサにかけたり使い勝手も良い商品で、口コミでも高評価ですよ。
50g:845円
引用:Amazon
猫用 健康 サプリメント ウラジロン
猫がいちばんかかりやすい泌尿器疾患。
ウラジロンは泌尿器をサポートする健康食品です。
ウラジロガシという植物が配合されており、体内の水分調節をサポートしてくれます。
またシャンプーも2本ついていて、お買い得セットなのも魅力的ですね。
60粒と20mlシャンプー2本:6,076円
引用:Amazon
まとめ
猫の毛玉を取る方法について紹介しました。
小さな毛玉であれば毛の根元を押さえながら、手でほつれをとりましょう。
ただ、大き目の毛玉なら無理に飼い主さんで取るのは要注意。
ケガをさせる可能性もあるので、必ず専門のトリマーさんや動物病院に相談してくださいね。
またブラッシングを怠ると胃の中に毛玉が溜まる毛球症になる可能性も。
日々のブラッシングをスキンシップをかねてやってあげれば、健康も維持できてコミュニケーションにもなります。
ぜひ毎日の日課にしてみてくださいね。