猫のグルーミングの役割とは?頻度やブラッシングの効果をご紹介!
2026.09.15
猫は、一日の中で何度もグルーミングする動物です。飼い主さんの中には「なぜこんなにも毛繕いをするのだろう」と思う方もいるでしょう。
グルーミングは猫にとって欠かせない習慣ですが、頻度が多くなり過ぎると皮膚疾患になる恐れがあります。一方で、飼い主さんから猫にできるグルーミングをすることで、コミュニケーションと愛情を猫に伝えることができます。今回は、猫のグルーミングの意味や頻度が多くなる原因、飼い主さんができるグルーミングについて詳しくご紹介します。
猫がグルーミングをする意味

猫はザラザラな舌で一日に何度もグルーミングをします。寝る前や食事の後など、トータルで起きている時間の20%から30%をグルーミングに使います。
グルーミングには毛艶を整えるだけでなく、自身を落ち着かせる効果や気化熱による体温調節、ダニやノミの予防といった役割があります。また仲間同士でグルーミングをし合うことで、親愛の情を示す意味もあります。綺麗好きな猫にとって、欠かせない習慣なのです。
グルーミングの頻度が多くなる原因は?

猫がグルーミングをし過ぎる原因の多くは、ストレスです。縄張りを荒らされたり自分のペースを乱されたりすることを猫は非常に嫌がります。
・引越しをした
・来客があった
・新しい家族が増えて居場所がなくなった
・トイレが汚い
・長時間留守番をした
・大きい音や声で驚くことが頻繁にあった
・嫌がっているのに無理に抱っこしたり追いかけたりした
ストレスが溜まると、猫はグルーミングを過剰にするだけでなく、食欲が落ちたり隠れて出てこなくなったりします。
またダニやアレルギー、皮膚疾患による痒みや痛みなどが気になって、グルーミングの頻度が多くなることがあります。健康な猫でも、グルーミングをし過ぎるとハゲや皮膚トラブルを引き起こしやすくなるため注意が必要です。
ストレスが原因の場合は、ストレスの原因を取り除くことで対処することができます。飼い主さんとのコミュニケーションの時間を増やしたり落ち着ける環境に整えることで改善したりしてあげましょう。
グルーミングのし過ぎによる毛球症に注意

グルーミングを過剰にすると被毛も一緒に飲み込んでしまい、毛球症になる恐れが出てきます。被毛はフードのようにお腹の中で消化されることはありません。
グルーミングで飲み込む被毛はお腹の中に溜まり、毛が絡んで塊になります。便や嘔吐で体外に排出されないと、この毛の塊が大きくなり過ぎてさらに排出が難しくなってしまうのです。毛球症が重度になると、腸閉塞を起こしたり手術をする必要が出てきたりします。
・何度もトイレに行っているのに出ていない
・うんちの量が減る
・嘔吐の回数が増える
・お腹が張って苦しそう
こういった症状がある場合は、できるだけ早く獣医さんに相談しましょう。特に長毛種はグルーミングの頻度に注意が必要です。毛球症は、飼い主さんによるブラッシングである程度防ぐことができます。
人から猫へできる6つのグルーミング

グルーミングは猫にとってコミュニケーションの一つです。家族である飼い主さんからも積極的にグルーミングをすることで、信頼と愛情を猫に示すことができます。
仲が深まれば、猫も飼い主さんの手を舐めてグルーミングしてくれるようになります。ここでは、人から猫へできる6つのグルーミングについて詳しくご紹介します。
・ブラッシング
・爪切り
・耳掃除
・目の周りのケア
・歯磨き
・シャンプー
1.ブラッシング

ブラッシングは専用のブラシを使い、猫がリラックスしているタイミングで行います。
1.頭、背中、お腹、尻尾の順に毛の流れに沿ってブラシをかける
2.脇やお腹は敏感なので無理強いはしない
3.毛球がある場合は優しくほぐす
4.換毛期は念入りにブラッシングをする
ブラッシングは同じところばかりをやらず、身体全体をするようにしましょう。頻度は短毛種の場合は週1〜2回、長毛種の場合は週2〜3回です。湿疹やフケが多い場合は、皮膚疾患の恐れがあるため動物病院に相談することがおすすめです。
2.爪切り

猫の爪切りは、必ず専用のハサミを用意します。爪切りは暴れる子が非常に多いため、嫌がるようなら複数回に分けて爪切りをすると良いでしょう。
1.猫を後ろから抱き抱える
2.前脚を持って優しく爪を出す
3.血管を傷つけないように爪を切る
爪切りをする時は、猫が不安にならないように飼い主さんが落ち着いて行うことがおすすめです。どうしても爪切りを嫌がる時は、最寄りの動物病院やペットサロンに問い合わせてみましょう。
3.耳掃除

猫の耳掃除では、耳を傷つける恐れのある綿棒を使うのはNGです。また、耳の奥まで無理に綺麗にしないようにしましょう。
1.イヤークリーナーをコットンに含ませる
2.見える範囲の汚れを優しく拭き取る
耳から悪臭がしたり、猫が頻繁に耳を掻いたりする場合は病気の可能性があるため注意が必要です。
4.目の周りのケア

猫の目の周りに付着した目やにを取ることで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。目の周りを拭くコットンは、感染症予防のため、右眼用と左眼用をそれぞれ分けることが大切です。
1.清潔なコットンをぬるま湯で湿らせる
2.目頭から目尻に向かって優しく当てて拭く
目やにが急に増えたり色が緑や黄色だったり、充血が見られる場合は動物病院で診てもらいましょう。
5.歯磨き

猫の歯磨きをすることで、歯周病予防になります。実際に歯磨きをする前に、口周りを触ったり歯茎をマッサージしたりして慣れてもらうとスムーズに歯磨きに移行しやすくなります。
歯磨きをする際は、猫用歯ブラシと猫用歯磨きペーストを用意します。人間用の歯磨き粉にはフッ素やキシリトールなど猫にとって有害な成分が含まれているため、必ず猫用を使うようにしましょう。歯の外側を磨き、歯と歯茎の境目を重点的に行いましょう。
6.シャンプー

一般的に猫はグルーミングをするため、シャンプーを必要としません。一方で、被毛が汚れやすい長毛種は、定期的にシャンプーをすることで美しい被毛を維持しやすくなります。
頻度は月1回がおすすめです。使うシャンプーは必ず専用のものを用意しましょう。
1.ブラッシングをして毛球を取り除いておく
2.38℃前後のぬるま湯で被毛をよく濡らす
3.シャンプーをよく泡立てて優しくマッサージをしながら洗う
4.すすぎ残しがないように念入りにシャワーで流す
5.入念にタオルドライをしてドライヤーで乾かす
シャンプーを嫌がる猫も多いため、汚れがあまりひどくない時は、猫用のグルーミングウェットシートで身体を拭くだけでもOKです。シャンプーをする際は乾燥が不十分だと皮膚疾患の原因になるため、よく乾かすことが大切です。
人からのグルーミングは子猫の頃から始めよう

本来子猫は親猫がグルーミングをして体温維持をしてあげたり被毛についた汚れを取ってあげたりします。飼い主さんも母猫のように積極的にブラッシングをしてあげましょう。
爪切りや耳掃除、目やになどのケアも、子猫の頃から少しずつ慣らすことで成猫になっても暴れることが少なくなります。ただし猫が嫌がったらすぐに中止することが大切です。
猫にトリミングは必要?

猫は、犬ほどトリミングを必要としません。一生のうちで一度もトリミングをしない猫も多くいます。
一方でペルシャやラグドールをはじめとする長毛種は被毛が絡まりやすいため、定期的にプロにトリミングしてもらった方が美しさを保ちやすくなります。お尻周りの被毛も伸び過ぎると排泄物がついて病気の原因になることが多いので、カットが必要になることがあるようです。
また、年齢や身体的な理由から、自分でグルーミングができない子もトリミングが必要になることがあります。短毛種の場合はほとんどの場合トリミングを必要としませんが、皮膚疾患など気になることがある場合は一度動物病院で相談してみることがおすすめです。
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まとめ

猫のグルーミングは、猫にとってとても大切な習慣です。舌で舐めることで、身体を清潔に保つ効果や気分を落ち着かせる効果があります。
飼い主さんから猫にグルーミングをすることで皮膚の異常にも気が付きやすくなります。より信頼関係を深めることができるため、子猫の頃から積極的に触れ合うことがおすすめです。








