猫がご飯を食べない!原因と3つの改善策
2019.01.01
大事な家族の一員である猫がご飯を食べない、食欲がなくなったとなると飼い主さんは心配ですよね。さらに、普段は食欲旺盛で食べることが大好きな猫がいきなり食べなくなってしまうと、なにか病気なのでは?と焦ってしまいます。そんな、猫がご飯を食べなくなったときに考えられる原因と対処方法について紹介します。「病気かも。どうしよう」と焦らずに冷静に猫の様子を観察できるように参考になれば幸いです。
猫がご飯を食べない時の原因は?
ご飯は猫にいつまでも元気でいてもらうためにとても大切なことです。飼い主さんは猫により楽しくご飯を食べてもらうために好みを把握して、ご飯を用意していることかと思います。それなのに猫がご飯を食べてくれないと、なぜ食べてくれないの?と心配になると思います。まずはご飯を食べない時に考えられる原因について見ていきましょう。
①病気・怪我が原因
ご飯を食べなくなって一番心配なのは、どこか怪我をしているのか、病気などの体調不良になっているのでは?ということです。まず、病気や怪我が原因の場合は食欲不振の他に、愛猫に異常がないか身体をチェックしてみましょう。怪我の場合には、痛みによるストレスから食欲不振になり、ご飯を食べないことがありますので、動物病院で治療をしてもらいます。
また、病気でも特に消化器系の病気になるとご飯を食べなくなることが多いです。また、食欲不振の他にも嘔吐・下痢・発熱などの症状がみられないかをチェックしてみましょう。普段より少しでも異常がみられた場合には早めに動物病院を受診するのがオススメです。
しかし、猫は動物病院を受診すること自体がストレスになる子も多いのでなるべく自然に手早く連れていき、混んでいる時間はさける方が無難です。動物病院の受診のタイミングは猫の様子によって変わってきますので、飼い主さんがよく観察して決定してくださいね。
また、猫の食欲不振の原因として多いのが毛玉によるトラブルです。体内に毛玉が詰まってしまい胃がもたれている可能性があります。毛玉トラブルをコントロールするキャットフードなども発売されています。
我が家で飼っている猫もご飯を食べなくなった時があり、病気かも?と思い動物病院に連れて行こうとしたところ、大量の毛玉を吐いたということがありました。愛猫は長毛種ですので、毛玉がおなかにたまって苦しかったようでした。
普段から猫に異変がないか気にしてあげる事が大切です。
②ストレスを感じている
猫も人と同様にストレスを感じる生き物です。特に環境が変わった際や新しい子が来たなど、自分の生活環境に変化や刺激が起きるとそれが元でエサを食べなくなることがあります。どのようなことにストレスを感じているのかを把握して、ストレスの原因を取り除いてあげましょう。
また、今まで食べていたエサを急に変更すると味の違いに戸惑い食べなくなることがあります。エサを新しいのに変更する場合には、2週間ほどかけて徐々に新しい物の量を増やしてチェンジするようにしてください。
③他の子に邪魔される
多頭飼いの場合は猫同士のトラブルが原因でご飯が食べられないという場合もあります。猫同士で仲が悪く、自分の分のエサを取られてしまうなどの問題が起きていないか愛猫たちの様子を観察してみましょう。
また、エサの時間を分ける、猫ごとにケージで上げるなどの工夫をしてみると食べてくれる場合があります。
猫がご飯を食べないときの対処方法
次にご飯を食べない時に試してみたい方法を紹介します。猫によっては効果がないこともありますので、愛猫の性格にあわせて試してみてください。
①ご飯の形状を変えてみる
新しいご飯に変更して食べなくなった場合には、そのキャットフードが好みでない可能性があります。猫も人同様に好き嫌いがありますので、キャットフードを選ぶ前に愛猫の好みを把握することが大事です。
また海に面した、日本の猫の主食として代表的なのは魚ですが、海外生まれの猫は肉を好んで食べる子も多いです。キャットフードの中にも魚だけでなくチキンなどのお肉味の物も販売されているので試してみるのも良いでしょう。
また、カリカリのドライフードはお湯でふやかして形状を変えてみるもの一つの手です。特にシニアの猫ちゃんは柔らかいフードの方が食べやすいのでオススメです。お湯でふやかすことで臭いが強くなり嗜好性もアップしますよ。与える際には火傷に注意してください。
②食事環境を見直す
猫は警戒心の高い生き物ですので、無防備になるご飯時はリラックスできる環境づくりが大事です。ご飯を与える時は猫がリラックスできる静かな環境で与えてみましょう。人の出入りが激しい玄関先や、道路に面した場所などはストレスを感じて食べないことがあります。
トイレの近くやお気に入りベットの傍などの自分の臭いがする場所にご飯スペースを設置してあげると落ち着きやすいです。
③飼い主さんとたくさん遊ぶ
運動不足だとお腹がすかずに食べない場合があります。愛猫の健康に問題がなく、元気な場合にはたくさん遊んで運動させてあげましょう。エネルギーを消費することで自然にお腹がすくので食べてくれます。
また、飼い主さんとたくさんコミュニケーションをとることは信頼関係の構築にもつながるので愛猫がこの人の傍なら安心だとリラックスして過ごせるようになりますよ。
まとめ
猫がご飯を食べない原因と対処方法について御紹介しました。急な体調不良でご飯を食べなくなった場合は心配ですが、猫に元気がある場合は1日程どうしてエサをたべないのか様子を観察してみましょう。愛猫の行動にその意味が隠されている可能性があります。
また、猫は自分からしゃべることができないので、普段から愛猫と密にコミュニケーションをとって小さな異常も見逃さないように生活していくことが病気の早期発見につながります。
ちょっとしたサインも見逃さないように意識する事で、早めに防いでいきましょう。