
うさぎの目の周りが赤いのはなぜ?原因と対処法、予防策まで徹底解説
2025.09.09
「うちのうさぎ、最近目の周りが赤い気がする…」「涙が増えているけど大丈夫?」
うさぎにありがちな「目のトラブル」飼い主としてはとても心配になりますよね。うさぎの目の異常は、早期発見と適切な対応がとても大切です。
本記事では、うさぎの目の周りが赤くなる原因や初期症状、ケア方法、病院での治療について、わかりやすく解説します。
うさぎの目の周りが赤い原因とは?
目の周りが赤くなる症状には、いくつかの主な原因が考えられます。軽度なものから放置すると悪化するものまであるため、早めの観察と対応が必要です。
アレルギー・炎症・けが
最も多い原因の一つが、アレルギー反応や軽い炎症、そして外傷(けが)です。
ホコリ、花粉、牧草の細かい粉などが目に入って炎症を引き起こしたり、うさぎが自分で足で目元をこすって傷つけてしまうこともあります。
また、細菌やウイルスによる感染症、涙の流れを担う「涙管」のつまり(涙管閉塞)なども目の充血を引き起こす要因です。
目ヤニや涙が増えていたり、目を細める様子が見られたら注意が必要です。
飼育環境が関係しているケースも
うさぎの体はとてもデリケート。空気の乾燥、温度変化、埃っぽい空間など、飼育環境そのものが原因となることもあります。
たとえば、換気の悪い部屋やアンモニア臭の強いトイレまわり、掃除が不十分なケージなどは、目に刺激を与え、炎症の原因になることがあります。
反対に、うさぎのケージの臭い対策として使用している消臭剤が原因になるケースにも注意が必要です。
消臭剤に含まれる成分は、動物にとって害になることも少なくないため、安全に使える商品を選ぶことが大切です。
今回は、全てのペットに安心して使える瞬間消臭剤「ニオイノンノ」を紹介します。
この「ニオイノンノ」は100%植物成分で作られており、高齢者や小さいお子様がいる場所でも安心して使用できます。
また、ペット臭だけでなくトイレや押し入れなど家中の臭い悩みを解決してくれる点が高く評価されています。
初期症状と正しいケア
赤みが軽度のうちに気づければ、自宅での応急処置や生活環境の見直しで改善するケースもあります。ここでは初期症状の見分け方と、飼い主ができるケアについて解説します。
初期症状
目の周囲が赤くなる前兆として、以下のようなサインが見られることがあります:
• 涙の量が増える
• 目ヤニが多くなる(特に白・黄の粘り気のあるもの)
• 片目を細めている
• よく顔をこすっている
• まぶたが少し腫れている
こうしたサインが2日続くようであれば、注意深く観察し、必要に応じて病院に相談しましょう。
自宅でできる応急処置
軽い赤みであれば、自宅で以下のような応急ケアが可能です。
• 清潔なガーゼをぬるま湯で湿らせて、やさしく拭き取る
• 目ヤニが固まっている場合は、無理に取らず、しっかり湿らせてふやかす
• 環境を見直し、埃や刺激物を排除する
ただし、アルコールや人間用の目薬を使うのはNG。悪化させる恐れがあるため、基本はやさしいケアにとどめ、症状が改善しない場合は動物病院へ。
予防
うさぎの病気や炎症を防ぐためには、日常的なケアが大切です。
日常でできる正しいケアは以下の通り。
• ケージ周りは毎日掃除し、清潔を保つ
• 牧草は粉が少なく、質の良いものを選ぶ
• 湿度管理(40~60%)と換気を意識する
• 毛が目に入りやすいうさぎの場合、定期的なグルーミングも効果的
• 目ヤニが出たらすぐに優しく拭き取る
病院での診断と治療法
目の赤みが数日以上続いたり、異常行動が見られる場合は、すぐに獣医の診察を受けましょう。放置すると視力に影響するリスクもあります。
点眼薬・内服薬など
症状に応じて、獣医師から点眼薬や内服薬、抗生物質、抗炎症剤などが処方されることがあります。
目の炎症が細菌性であるか、アレルギー性であるかによって治療法が変わります。
また、涙管洗浄といって、詰まってしまった涙の通り道を洗い流す処置が必要になるケースもあります。これは専門の動物病院での処置が必須です。
再発防止には環境改善が必須
治療がうまくいっても、同じ原因を取り除かないと再発するリスクが高くなります。
特に空気の乾燥やチップの刺激など、目に見えない「微小な刺激」が慢性的な炎症を引き起こすことも。
うさぎにあった環境づくりが再発予防に欠かせません。
まとめ
うさぎの目の周りが赤くなるのは、身体からのサインかもしれません。アレルギーや炎症、けがといった外的要因だけでなく、環境やストレスも影響しています。
早期発見・早期ケアができれば、多くのケースは深刻になる前に改善できます。
大切なのは、毎日の観察とちょっとした違和感。涙の量や行動の変化に注意し、「いつもと違うな」と思ったら迷わず対処できることです。
そして何より、「赤くなったら病院に行く」のではなく、赤くならない環境づくりを日頃から意識することが、うさぎの健康と長生きにつながります。