気になる猫の腎臓病|初期症状に気がつくためには?お家でできる腎臓病予防も!
2025.01.14
「猫の腎臓病の症状にはすぐ気がつける?」
「猫は腎臓が弱いって聞くけど、何か対策できる?」
猫飼いさんを悩ませる腎臓トラブル。
避けては通れない悩み事ですが、
● 初期症状を把握して早期治療ができるようにしておく
● 若いうちから予防や健康対策をしておく
ということは出来ます。
今回の記事では「猫の腎臓病」について症状から予防法・治療法までを解説していきます。
猫の健康に嬉しい商品の情報もあるため、ぜひ最後までご覧ください。
猫の腎臓病、どんな症状?
猫の腎臓病は死因トップ3に入っており、猫には非常に身近で怖い病気です。特に高齢猫では死因1位と言われており、飼い主にとっても気掛かりな病気のひとつ。
腎臓病には、「慢性腎臓病」と「急性腎臓病」があります。
急性腎臓病は、毒性の強い食べ物を食べてしまったり、結石によって尿の通り道が詰まってしまったりすると引き起こされます。腎臓の機能が急激に衰えてしまい、尿毒症になる恐れもあるため早急な受診が必要です。
一方で慢性腎臓病は、時間をかけて腎臓の機能が低下していきます。
高齢になることで腎臓が徐々に弱ってしまうことで慢性腎臓病になる場合もありますが、猫の腎臓病はさまざまな原因で引き起こされます。
定義として、腎臓の機能低下が3ヶ月以上長引く場合は慢性腎臓病と判断されます。
猫の腎臓病は高齢期(7〜8歳以上)に発症リスクが上がり、特に10歳以上に多い病気です。
猫の腎臓病はどんな症状が出る?
猫の腎臓病ではどのような症状が出るのでしょうか。
ステージ別に紹介していきます。
症状を把握しておくと猫の異変に早く気がつけるので、頭に入れておきたいですね。
猫の腎臓病・初期症状
● 水を飲む量や回数が増える
● 尿の量や頻度が多くなる
● 尿の色が薄くなる
猫の腎臓は大部分がダメージを受けるまで正常に機能してくれます。そのため慢性腎臓病の場合は初期症状が少なく分かりにくい場合が多いです。
しかし、上記のような症状は出る場合が多いので猫の尿に関しては普段の状態を把握しておくことが大切です。初期症状の異変のほとんどが尿に現れますが、猫のトイレは猫砂を使用するため色や量の変化に気がつきにくいです。
トイレ掃除の際は、オシッコシートもよく観察しましょう。
急性腎臓病の場合は容体の悪化スピードが早いため、猫の体調不良に気が付いてから、あっという間に末期まで進行してしまうケースも。
初期症状が分かりにくいからこそ、覚えておきたいですね。
猫の腎臓病・末期症状
● 食欲低下、喪失
● 体重減少
● 嘔吐
● 下痢
● 痙攣
● 意識障害
● 血尿や無尿などの尿の異変
● 尿毒症の併発
腎臓病の末期になると、猫の食欲低下により体重も減り、見た目に分かりやすい症状になっていきます。嘔吐や痙攣などを繰り返すため、猫も衰弱していきます。
また、尿毒症という、尿で毒素が排出できなくなり体に有害成分が溜まってしまう病気を併発することがあります。
この時期には、できるだけ猫の苦痛を取り除いていく方針になることがほとんどです。
原因・治療・予防
なるべく猫の腎臓病のリスクを減らし、健康寿命を伸ばしてあげたいですよね。
そこで猫の腎臓病の原因や自宅でできる予防、腎臓病になったときの治療について解説します。
猫の腎臓病の原因
猫は元から腎臓が弱い傾向にあり、外傷や免疫疾患、尿管結石などさまざまな原因で腎臓病が引き起こされます。
しかし発症リスクは年齢が上がるにつれ増加するため、シニア期の猫ほど注意が必要です。
またユリ科の植物のような猫にとっての有害成分によっても急性腎臓病を発症し、急性腎臓病から慢性腎臓病に移行するケースもあります。
猫の腎臓病治療
猫の腎臓病は、急性腎臓病の場合であれば早期発見によって回復が期待できます。
しかし、慢性腎臓病(腎不全)では一度失われた機能が回復することはなく、症状や苦痛の抑制・緩和を目的とした治療が行われます。
腎臓病の治療はステージによって異なり、ステージ3までは再生医療が可能です。
再生医療では腎臓の機能低下を抑制し、症状の進行を遅らせることが目的です。
ステージ4になると、尿毒症も進行し医療介入なしでは生命維持が困難になります。
この状態では緩和ケアに専念することが一般的です。
猫の腎臓病予防
猫の腎臓が弱い理由は、尿を濃縮して排出することによって腎臓に負担がかかることだと考えられています。
そのため腎臓病予防には、腎臓に負担を軽減することが大切です。
また猫の腎臓病は早期発見がその後の症状を左右するため、なるべく早く猫の変化に気がつくことも重要になります。
このような点から猫の腎臓病予防には
● 飲水量を増やす
● ウェットフードも与える
● 日々の排泄量を把握する
● 定期的に血液検査・尿検査を行う
ということが効果的です。
猫の水分摂取量を増やしたい!
腎臓病予防に大切な「水分量」
猫になるべく水を飲んでもらいたいと思っても、なかなか飲んでくれない子もいます。
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注目したいのは口コミ。
腎臓トラブル持ちの猫の飼い主さんたちも多く、水を飲んでくれなかった猫がHB-101を使用してから、水を飲んでくれるようになったというケースも!
その子の体調に関わらず安心して使えるため、ぜひ一度お試しください。
まとめ
猫の腎臓病の症状や治療、原因や予防について解説しました。
腎臓に負担がかかりやすい猫にとって、腎臓病は命取りになり得る病気です。
日々の様子や尿の状態をよく観察し、体調の変化にすぐに気が付けるようにしておきましょう。
もうひとつ重要なのが水分摂取量。紹介した商品を使ってみたり、食器の配置などにも注意したりして、なるべく猫が水を飲むように対策できると良いですね。