ハムスターの皮膚が赤い場合は皮膚病?皮膚病の予防方法も解説

ハムスターの皮膚が赤い場合は皮膚病?皮膚病の予防方法も解説

2024.11.26

アレルギーや細菌に感染すると、ハムスターの皮膚が赤い状態になったりハムスターが頻繁に毛繕いをしたりするようになります。飼い主さんがスキンシップをしている時に、お腹の毛が薄くなっていることに気がつくこともあるでしょう。ハムスターの肌に異常がある場合、治療が遅くなると回復が遅くなる恐れがあります。
今回は、ハムスターの皮膚が赤い時に多い皮膚病についてご紹介します。

ハムスターの皮膚が赤い時に考えられる疾患5選

ハムスターの皮膚が赤い時に考えられる疾患5選

本来滑らかな毛並みと柔らかい皮膚を持つハムスターですが、病気になることで皮膚が赤い状態になることがあります。病気の種類によっては、皮膚が赤いだけでなく脱毛やフケ、膿んでいるなどの症状もあるため、自力で何とかしようとするのは危険と言えます。
ここでは、ハムスターの皮膚が赤い時に考えられる5つの疾患について解説します。

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1.アレルギー性皮膚炎

1.アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎とは、特定の食べ物や花粉といったアレルゲンによって起こりうる皮膚病の一種です。アレルギー性皮膚炎は、針葉樹のチップや食べているフード、おやつに含まれる添加物や着色料などに反応することもあります。
掃除用具に含まれている成分やハウスダスト、花粉などに反応することもあるため、改善するためには原因からハムスターを離さなければなりません。アレルギー性皮膚炎の場合、皮膚が赤くなり、ひどい痒みから頻繁に体を物に擦り付けるといった行動が見られます。

2.細菌性皮膚炎

2.細菌性皮膚炎

細菌性皮膚炎とは、ハムスターの体にもいる真菌やブドウ球菌といった常在菌が原因でなることがある皮膚疾患の一種です。掃除がされていない環境にいたり強いストレスを感じたりして抵抗力が弱っている時になりやすく、強い痒みや脱毛、肌が赤い状態になるといった症状が見られます。
痒みでハムスター自身が爪や歯で掻き過ぎてしまった際にできた傷やハムスター動作が喧嘩した際にできた傷口から、細菌が侵入するなどが原因になります。
高齢になることで抵抗力が弱り、発症しやすくなることもあるようです。重症になると傷口が膿み、ハムスター自身も食欲が低下して元気がなくなることもあります。特に、湿度が高く菌が繁殖しやすい梅雨に注意が必要です。

3.湿性皮膚炎

3.湿性皮膚炎

湿性皮膚炎も、ハムスターの肌が赤い状態になることがあります。湿性皮膚炎は、ケージの中の湿度が高くなることでケージの中が蒸れ、被毛の中の風通しが悪くなり皮膚がふやけることで発症しやすくなります。皮膚が赤くなっていなくても、ハムスターの体を触った時に湿っていると感じた場合は、湿性皮膚炎である可能性があります。
湿性皮膚炎は、化膿などの症状は見られないものの、長期間ケージや床材が湿った状態にしておくと雑菌が繁殖し、細菌性皮膚炎を併発する恐れがあります。湿性皮膚炎を予防するためには、ケージ内の湿度管理をすることが大切です。

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4.アカラス症(外部性寄生虫疾患)

4.アカラス症(外部性寄生虫疾患)

アカラス症は、ノミやダニといった寄生虫が原因の皮膚病です。ハムスターの肌が赤い、異常に頭や首を痒がる、かさぶたやフケが増えるといった症状が見られます。他のハムスターや不衛生な床材などが感染経路とされます。
症状が重くなると、皮膚が厚くなったり毛が抜けたり、ハムスターの元気がなくなったりすることもあります。神経質になることが増えたりするため、ハムスターの様子がおかしいと思った場合は動物病院で診てもらうことがおすすめです。寄生虫は駆除剤の投与以外に、ケージの消毒や床材の全面交換などが必要になります。人間にも感染するタイプの寄生虫もいるため、注意が必要です。

5.低栄養脱毛

5.低栄養脱毛

低栄養脱毛とは、ハムスターが普段食べている食事やおやつの栄養が偏ることで発症しやすくなる皮膚疾患の一種です。主な症状は、脱毛や毛艶がなくなる、毛が抜けた部分が乾燥したり赤くなったりするなどです。
主にビタミンやミネラルが不足することで起こりやすく、栄養価が偏っている状態であるためハムスターも元気がなくなり、巣穴から出てこなくなることもあるようです。改善するためには栄養バランスが整ったハムスター用のペレットなどを与えたりすることが大切になります。動物病院で獣医さんにハムスターの食事について相談してみることもおすすめです。

ハムスターの皮膚を守るためにできる対策

ハムスターの皮膚を守るためには飼育環境を衛生的に保ち、できるだけ落ち着いて過ごすことができる場所にケージを置くことが大切です。ハムスターの皮膚は、ケージやトイレ、砂浴び用の砂が不衛生な環境である場合に異常が出やすくなる傾向があります。またハムスターにとって、大声や大きな物音といったストレスを感じることが多いと抵抗力が弱り、皮膚のトラブルになりやすくなります。
サイズが小さいため、人間にとって平気な音や動作でもハムスターにとっては恐怖になる恐れがあります。気温差にも弱いため、ペット用のヒーターやエアコンを使うなど温度管理にも気をつけてあげるようにしましょう。

ハムスターの皮膚が赤い場合はすぐに動物病院を受診しよう

ハムスターの皮膚を守るためにできる対策

ハムスターの皮膚が赤い状態だったり毛が抜けてハゲができていたりする場合は、すぐにかかりつけの動物病院で診てもらうことが大切です。放置すると、赤い部分が広がったりフケが増えたり、痒みでハムスターが掻いてしまい症状が悪化する恐れがあります。
異常を見つけた時は、すぐに動物病院で診てもらい早期治療をすることで、より早く元の滑らかな肌に戻る手助けをすることができます。皮膚トラブルはハムスターにとっても辛い症状であるため、普段からハムスターの様子や身体に異常がないかチェックする習慣をつくるようにしましょう。

ハムスターが皮膚病に負けないためにはニャンケンポンがおすすめ!

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ハムスターがなりやすい皮膚疾患は、抵抗力が弱っていたり栄養不足が原因だったりします。日頃ハムスターが口にするペレットに一手間加えることで、ハムスターの健康維持を助けることができるでしょう。そこでおすすめなのが、100%植物由来のペット用栄養食品ニャンケンポンです。
ハムスターでも食べやすいサイズのニャンケンポンは、普段ハムスターが食べるペレットに少し加えるだけでOK!病気に負けない身体作りはもちろん、毛艶を良くする効果も期待できます。ニャンケンポンの詳細については、ぜひ株式会社フローラの公式サイトをチェックしましょう。

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まとめ

まとめ

ハムスターの皮膚が赤い、毛が抜けている、なんだかいつも痒そうにしていると感じた時は、皮膚病かもしれません。ハムスターの体は、皮下脂肪と水分が蓄えられているため、非常にもちもちとした柔らかく滑らかな肌触りをしています。皮膚病にかかると皮膚トラブルだけでなく、毛艶にも影響が出ることもあります。
ハムスター自身も元気がなくなり、あまり動かなくなることも少なくありません。ハムスターの皮膚病は放置しておくと慢性化する恐れがあるため早期発見と早期治療が大切になります。

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