犬にとってぶどうがダメな理由とは?恐ろしいぶどう中毒についてご紹介!
2024.10.29
秋の味覚の一つであるぶどうを楽しむ飼い主さんも多いでしょう。飼い主さんが食べているものに興味を示す犬も多いですが、ぶどうは絶対に与えてはいけない食材の一つです。
飼い主さんにとってはメリットも多いぶどうですが、犬が食べると腎機能に多大なダメージを与える恐れがあります。誤飲をした場合、専門的な獣医さんによる処置が必要になるケースもあります。
今回は、犬にとって危険なぶどうのダメな理由について詳しくご紹介します。
犬にとってぶどうがダメな理由とは?
飼い主さんにとっては甘酸っぱくて美味しいぶどうですが、犬にとっては非常に危険な果物です。犬にとってぶどうがダメな理由は、急激な腎機能の低下をする恐れがあるからです。どのくらいの量で犬の体に害が出るのか、どんな種類の犬がぶどう中毒になりやすいのかがわからないという特徴もあります。全ての犬にとって、ぶどうは毒となる可能性が高いことがダメな理由とされているのです。
ぶどう中毒が起きる原因
犬にとってぶどうがダメな理由は、ぶどうを食べることでぶどう中毒になる恐れがあるためです。実は犬がぶどうを食べることで、体調不良になる原因ははっきりと解明されていません。ぶどうの皮や実、種などに含まれているどの物質に犬の体が反応してしまうのかについても、わかっていないのです。
犬がぶどうを誤飲した時に見られる症状
犬がぶどうを食べてはダメな理由は、症状の深刻さも関係しています。一般的にぶどうを食べて中毒を起こした時に見られる症状は、次の通りです。
● 嘔吐
● 下痢
● 食欲不振
● 元気がない
● 腹痛
さらに時間が経過するに連れて、より症状が深刻になる恐れが出てきます。
● おしっこが出にくくなる、もしくは出なくなる
● 脱水
● 痙攣
● 血圧や心拍数の上昇
● 急激な腎機能の低下
全ての犬が、ぶどうを食べることでこういった症状に苦しむリスクがあります。犬にとってぶどうがダメな理由を知って、与えないように心がけることが大切です。
犬がぶどうを食べた場合死ぬ可能性もある
もし犬がぶどうを食べてしまった場合、最悪死んでしまう恐れもあります。犬がぶどうを食べることで腎機能が悪くなると、尿が出にくくなり体に毒素が蓄積され、やがて尿毒症になります。
尿毒症になった場合、行き場がない毒素が犬の体の血中や内臓、脳にもダメージを与えるようになります。心不全などを引き起こした場合、ぶどうを食べてから数日で急死することもあるのです。
犬がぶどうを食べてしまった時の対処と治療方法
もし犬がぶどうを食べてしまった場合は、飼い主さん自身が何かしようとはせずにすぐにかかりつけの動物病院を受診することが大切です。受診する際は、いつ頃に何個ぶどうやレーズンを食べてしまったのかについて、可能な限り記録してから受診することで獣医さんへの説明もスムーズに行うことができます。
犬がぶどうを食べてからわずかな時間しか経っていない場合は、内視鏡で胃の中を確認し、取り除いたり吐き出させたりする処置を行います。その後、血液検査をすることで腎機能に問題がないかを確認し、状況に応じて点滴をしたり入院をして経過観察を行ったりします。
犬によって中毒症状が出ないこともある
犬にとって非常に危険なぶどうですが、2〜3粒ぶどうを食べたとしても中毒症状が出る犬と出ない犬がいます。一方で、ぶどうを一粒食べただけで体調不良に陥る犬もいます。
「知らずに今まで与えてきたけど元気だったし、うちの犬は大丈夫」とこれまで通り与えていると、ある日いきなり急性腎不全になる恐れがあります。たった1粒のぶどうが犬の命取りになる可能性があることを覚えておくことが大切です。
レーズンやぶどうジュースも犬にはNG!
犬にとってダメな理由が命に関わるというぶどうは、シャインマスカットやぶどうジュース、レーズン、実を食べ終わったぶどうの皮なども危険になります。特に生のぶどうを干すことで栄養価が凝縮したレーズンは、生のぶどう以上に犬にとって危険です。洋菓子やパンに練りこまれていることも多いため、保存場所などにも注意しましょう。
ぶどうジュースを飲む時も、床に散ったジュースを舐めさせないようにすることが大切です。ぶどうやレーズンを食べる時は、犬が興味を持たないようにこっそり食べたり足やマズルが届くテーブルの上に置いたりしないようにしましょう。
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まとめ
犬にとってぶどうは、玉ねぎやネギと同じく絶対に与えてはいけない食品になります。犬にとってぶどうがダメな理由は、腎機能の組織を破壊する恐れがあるからです。普段からテーブルの上にある食べ物を与えないようにしたり、人間の食べ物は欲しがってもあげないようにしつけたりすることが大切です。
万が一、愛犬がぶどうを食べてしまった場合は、すぐに動物病院で診てもらいましょう。飼い主さんが気をつけることで、愛犬の健康を守り健やかな日々を送ることができるようになります。