ハムスターが腹水になる原因とは?腹水の見分け方や対処方法を解説

2024.09.10

ハムスターのお腹が大きくなっていた場合、腹水の可能性があります。腹水は病気ではなく、腹部にリンパ液がたまる病気の症状です。 本記事では、ハムスターが腹水になる原因や腹水かどうかの見分け方、腹水になったときの対処方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

ハムスターが腹水になる原因は？

実は、ハムスターが腹水になる原因を特定するのは、困難です。ハムスターの体は小さく、動きも激しいため、難しい検査を気軽にすることができないためです。
腹水になる理由はさまざまですが、ここでは一般的な原因を紹介します。

悪性腫瘍

腫瘍が体内にできると、腹水になる可能性があります。
ハムスターは、腫瘍ができやすい動物です。特に、1歳半をすぎたあたりから注意が必要です。
初期のうちは症状があまりありませんが進行してくると、しこりのようなものが見られます。しこりを見つけたとしても、見た目だけでは良性か悪性か判断がつきません。細胞を採取して、検査しないと分からないためです。
完治させたい場合は外科的手術になりますが、麻酔をかける必要もあるため、難易度が高いといえます。

腎疾患や肝疾患などの内臓系の病気

腎疾患や肝疾患など、内臓系の病気になると、腹水が溜まる場合があります。
たとえば肝嚢胞などの病気の場合、肝臓に液体を含んだ嚢胞ができお腹を圧迫していきます。すでに腹水が溜まっている状態の場合、病状は深刻な可能性が高いといえます。

ハムスターの腹水の見分け方

腹水とは、病気ではなく症状のひとつです。
リンパ液が腹部に漏れだし貯留することで、大きなお腹になるのが特徴です。始めは「太ったかな？」と感じる程度で気になりませんが、徐々に大きくなってくるでしょう。

見分け方として、お腹を触って、透明または白っぽい液体がでてきたら腹水の可能性が高いです。ただし無理におこなうと、ハムスターの状態が悪化しかねません。確認は動物病院でエコー検査をしてもらい判断してもらいましょう。

また腹水が溜まるにつれて食欲不振や元気衰退、運動量の低下などが目立ち始めます。お腹の膨らみだけで分からなければ、総合的に体調が悪い点がないか確認することが大切です。

ハムスターが腹水になった場合の対処方法

ハムスターが腹水になった場合、病院や自宅でどのような対処ができるか紹介します。あくまでも完治する方法ではないため、原因を探ることも病院で並行して実施しましょう。

腹水穿刺

腹水穿刺とは、針を腹部に刺して、腹部の水を抜く対処方法のことです。動くため、針を刺す場合は、麻酔をかけて処置をすることがほとんどです。
針以外に腹水を抜く方法として、腹部を指で圧迫して排出する方法もあります。ただし、腹水の原因が改善されなければ、また溜まる可能性が高いでしょう。

内服薬の投与

抗生剤や利尿剤などを投与して、様子をみることもあります。
利尿剤を与えることで、尿による排出を促し、腹水を小さくさせる効果が期待できます。ただし、腹水穿刺と同様で、原因が改善または完治しなければまた溜まってくる可能性があるでしょう。

保温する

腹水のハムスターは、お腹の体温よりも低いリンパ液を抱きかかえているような状態です。そのため、腹水により体温が奪われかねません。
自宅では、体温を維持するため、保温することも大切です。

ハムスターにおすすめの健康食品3選

ハムスターはペットの中でも短命な動物ですが、できるだけ長生きしてほしいものです。そこで、ここからはハムスターにおすすめの健康食品を3つ紹介します。

ペットにも使えるHB-101

ペットにも使えるHB-101は、液体タイプの健康食品です。もともとは植物の活力剤として販売されていたものですが、ハムスターや猫、犬などのペット用も販売されています。
ペットにも使えるHB-101は、天然由来成分のみでつくられた商品で、化学成分は一切使われていないため安心して毎日使用できます。また、1,000倍に希釈して使用する商品のため、1本購入すれば長く使用できるのもポイントです。

引用：株式会社フローラ

メディマル (medimal) ビーポーレン・ハムスター

ビタミンやミネラルを摂りたい方におすすめの商品です。ミツバチが唾液で固めた花粉で、酵素がたくさん入っています。
23種類のアミノ酸と、ミネラルが摂取できるため、ハムスターの栄養に気を遣いたい方に最適です。口コミでは「瀕死だったハムスターが元気になった」「毛並みが良くなった」と評価の高い商品です。

引用：Amazon

水分補給 アクアゼリー 16g×10個

体調不良時はとくに、水分補給が大切ですが、なかなか飲まないこともあるでしょう。そこでおすすめなのが水分補給 アクアゼリーです。
ブドウ糖とミネラルをまとめて摂取できるため、水分を摂らせたいときに与えてみましょう。口コミでは「おいしいのでよく食べる」と高評価の商品です。

引用：Amazon

まとめ

ハムスターの腹水は初期の段階だと、分からないことが多いでしょう。しかし放っておくと、徐々に腹部が腫れていきます。
病気による症状のため、元の原因が改善または完治しない限り、腹水を抜いたとしてもまた溜まっていきます。
かかりつけの動物病院でよく相談しながら、治療していくとよいでしょう。

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