冬はハムスターの冬眠に注意!防ぐ方法を解説
2023.11.28
野生で生きているハムスターは、厳しい冬を越すために冬眠をします。ペットのハムスターが冬眠をすることがあります。全く動かず呼吸も浅いため、死んでしまったのかと思う人も珍しくありません。もし冬眠をした場合、どのような問題があるのでしょうか?また予防するにはどのようなことができるのでしょうか? 今回は、ハムスターが冬眠する原因や冬眠を防ぐためにできる方法を詳しくご紹介いたします。
なぜハムスターは冬眠するの?
気温が下がり、食べ物が少なくなる冬を越すために、ハムスターをはじめとする小動物の多くは蓄えをしてから冬眠をします。春を迎えて外が暖かくなるまで、エネルギーの消費を最大限抑えて眠るのです。野生化のハムスターは地下に穴を掘って生活をするため、自身の命を守るために冬眠をします。しかし、家の中でペットして飼われているハムスターは冬眠をする必要はありません。ではなぜペットのハムスターも冬眠をしてしまうのでしょうか?
飼育されているハムスターが冬眠する原因
ペットとして飼われているハムスターの冬眠は、「擬似冬眠」と呼ばれます。部屋の室温が下がり、かつ暗い時間が続くことが擬似冬眠の主な原因です。
しっかりと準備をした上での冬眠とは違い、擬似冬眠はハムスターの命に関わる恐れがあります。いつでも食べられる環境で飼育されているハムスターが冬眠してしまった場合、体への負担がかかりすぎてしまうからです。
死んでしまったのかと思った時の確認方法
ハムスターが冬眠をしてしまうと、呼吸が浅くなり全く動かなくなってしまいます。飼い主さんの中には、冬眠しているハムスターを見て死んでしまったのかと思う人も少なくありません。間違って埋めてしまうケースもあります。
死んでしまったのか冬眠なのかわからない際は、まずハムスターの体を優しく触ってみましょう。冬眠は眠っている状態なので、死後硬直のように体が固くなることはありません。体が冷たいながらも柔らかく、よく見るとわずかに胸が上下に動いていれば冬眠をしています。そのままでは危険なので、起こす必要があります。
冬眠からハムスターを起こす方法
冬眠をしてしまったハムスターを起こす方法は、ゆっくりと体全体を温めて体温を上げることです。エアコンで部屋の温度を上げ、じわじわと温めてあげましょう。次第に心拍数が上昇し、目が覚めるはずです。冬眠状態は生命維持活動が最低限となり、エサも水も何も口にしません。冬眠から完全に目が覚めたら、できるだけ早く動物病院で診てもらうことがおすすめです。
また、ハムスターが冬眠をしてしまうと、「すぐに起こさなくちゃ」と思う飼い主さんが少なくありません。焦る気持ちはわかりますが、急に体温が上昇すると心拍数が一気に上がって、ハムスターの体に負担がかかります。起こす時はゆっくりと温め、絶対にファンヒーターなどの暖房器で急に体温を上げるようなことはしないようにしましょう。
冬眠を防ぐ方法
ハムスターが過ごしやすいとされる気温は、20℃前後です。昼間はもちろん、エアコンを切ることが多い夜間は冷えるため、ハムスターのケージ内にも防寒対策をすることが大切です。
冬になると心配な冬眠を防ぐために、どのようなことができるのでしょうか?
室内の温度を上げる
室内をハムスターにとって快適な温度にすることは、冬眠を防ぐことにもつながります。部屋全体を20℃程度に保つようにしましょう。ただ適度な室温を保っていても、ハムスターのケージの中までは暖かい空気が行き届かないことが珍しくありません。24時間エアコンをつけ続けるわけにもいかないので、エアコンとは別に寒さ対策が大切になります。
ケージにペット用のヒーターを設置する
昼間はエアコンで室温を上げることができますが、夜間は別です。昼よりもずっと冷え込む夜は照明熱もなくなるため、飼い主さんが思うよりもずっと寒くなります。
気温が下がる時期になってきたら、ケージにペット用のヒーターを設置することがおすすめです。24時間ケージの中を安定して温めてくれます。夜も安心できるでしょう。
温度計をつける
ケージの中で暮らすハムスターは、人よりもずっと低い位置で生活をしていることがほとんどです。
床の近くは寒いことも多いため、ケージに温度計をつけておくとこまめにチェックができるのでおすすめです。温度が低いなと思ったら、ヒーターやエアコンなどで気温を上げてあげましょう。
床材を多めに敷く
冬になったら、ケージの床に敷く床材を夏よりも多めにすることで冬眠を防ぐことができます。夏は暑いため、床材は多くなくても問題ありません。しかし、冬になると底冷えがします。温かい空気は性質上、上へ上へ昇るため、なるべく床材を厚くすることで下からの寒さを緩和させることができるようになるのです。
窓際にケージを置かない
ケージを窓の近くに置くのも止めましょう。冬の窓際は、夜になると外気温と等しい温度にまで下がります。早朝は10℃を下回ることが少なくないため、窓際にケージを置くことは冬眠を促すことになりかねません。玄関の近くも冷えるため、なるべく部屋の暖かい場所にケージを移動させましょう。
「ニャンケンポン」でハムスターも健康で元気!
ハムスターも大切な家族の一員です。毎日を元気に楽しんでもらいたいという飼い主さんには、ペット用健康食品「ニャンケンポン」がおすすめです。
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ペット用健康食品「ニャンケンポン」 | |
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内容量 | 価格(消費税込み) |
500g | 1,900円 | 1kg | 3,400円 | 2kg | 6,200円 | 500g(粉末タイプ) | 1,900円 | 1kg(粉末タイプ) | 3,400円 | 2kg(粉末タイプ) | 6,200円 |
ペット用健康食品「ニャンケンポン」は、HB-101の公式通販サイトで購入できます。ぜひチェックしてくださいね!
まとめ
ハムスターにとって、冬の寒さ対策はとても重要です。エアコンで室温を調整するのはもちろん、ハムスター用のヒーターをケージに設置することで冬眠を防ぐことができます。ハムスターは自力では、体温を上げることはできません。飼い主さんが気を付けてあげることで、冬も快適に過ごすことができるようになります。