チンチラが突然死する8つの原因とは?亡くなる前に見せる行動を知ろう
2023.06.13
「チンチラが突然死する理由はなに?」と不安な方。 チンチラの寿命は10〜15年といわれるなか、突然死をしやすい動物ともいわれています。 そこで本記事では、チンチラが突然死する8つの原因と亡くなる前に見せる行動を6つ紹介します。 突然死の原因や亡くなる前に見せる行動を知っておけば、突然死を未然に防げる可能性があります。 ぜひ、参考にしてください。
チンチラが突然死した際考えられる8つの原因
チンチラを含め、小動物は突然死する確率が一定数あります。
また原因不明で、突然死するチンチラも少なくありません。
理由が分かるチンチラの突然死は、全部で8つです。
● 先天性疾患
● ストレス
● 中毒
● 窒息
● 熱中症
● 低体温症
● 不正咬合
● 子宮蓄膿症
突然死の理由となりうる原因を知っておくと、突然死のリスクも比較的下げられます。
ぜひ、覚えておいてください。
先天性疾患
先天性疾患が急激に悪化し、突然死する可能性があります。
もともと遺伝で生まれたときからもっていた病気でも、なにかのタイミングで一気に具合が悪くなることはあります。
先天性の疾患は飼い始めたばかりだと、分からないことがほとんどです。
少しでも普段と様子が異なっていた場合は、病院に行くことで気付ける可能性もあるでしょう。
ストレス
チンチラはストレスに弱い動物のため、大きなストレスを感じると突然死する可能性があります。
たとえば自宅に来てまもない時期や、普段の環境と一気に変わった時は要注意です。
体を掻きむしったり食欲がなくなったりしたら、ストレスを感じているかもしれません。
ストレスの要因になっているものが分かれば排除しましょう。
中毒
バラ科の植物やネギ類・観賞用の植物などは、注意が必要です。
普段直接与えることがなくても、キッチンなどにネギを落としてしまったりネギを煮込んだ食器をそのままにしてしまったりすることがないようにしましょう。
中毒症状によっては、下痢や食欲不振に留まらず突然死する場合もあります。
窒息
チンチラは、吐けない動物のため窒息リスクが高いです。
チンチラの好物の中には、ナッツや干しぶどうなど喉に詰まりやすい食事が多数含まれています。
喉に詰まりそうな食事は、ケージ内の置き餌にはせずオヤツとして目が届く範囲内で与えましょう。
熱中症
暑さに弱いチンチラは、部屋が暑いと熱中症になりやすい動物です。
熱中症になると、一気に体調が悪化し突然死します。
チンチラは20〜24℃が適温のため、夏はかならずエアコンが必須です。
留守にするときや夜間でも、室温があがるため夏場は常に室温を一定にするよう心掛けましょう。
低体温症
暑さに弱いチンチラですが、寒さにも強いわけではありません。
そのため極度な気温差や、寒さに耐えられず低体温になる可能性があります。
もともとアンデス山脈の寒い地帯にいる動物ですが、群れで寄り添いながら暮らしているため1匹で飼育しているペットのチンチラにとっては寒さも苦手なのです。
冬でもエアコンをつけ室温を一定にすれば防げますので、室温管理は徹底しましょう。
不正咬合
げっ歯目のチンチラは、歯が伸び続ける不正咬合になりやすい動物です。
かみ合わせが悪いと、伸びた歯が削れずに歯茎に当たったり刺さったりすることがあります。
毎日様子を見ていれば気付く場合もありますが、急に食欲がなくなりヨダレを垂らし亡くなる可能性がある病気です。
チンチラが罹患する病気の中でも非常に多い病気なので、動物病院で健康診断もかねて不正咬合になっているか確認しておくと安心でしょう。
子宮蓄膿症
メスのチンチラのみですが、子宮蓄膿症などの生殖器関係の病気にかかりやすいので注意が必要です。
特に子宮蓄膿症は、急激に体調が悪化し亡くなる可能性が高い病気といわれています。
また高齢になると、かかりやすい病気です。
食事の量が減った・陰部を気にする・オリモノのような分泌液がでているなどがあれば早急に病院へいきましょう。
チンチラが亡くなる前に見せる行動6つ
チンチラが、亡くなる前に見せる行動は全部で6つあります。
● 食欲不振・廃絶
● ぐったりしている
● 呼びかけに反応しない
● 下痢や便秘が続く
● 口元をしきりに気にする
● 水を飲まない
ひとつずつ紹介します。
食欲不振・廃絶
具合が悪くなると、食欲がなくなり食べる量が減ります。
全く食べなくなったら非常に危険です。
すぐに動物病院へ行きましょう。
不正咬合や子宮蓄膿症などの疾患はもちろん、ストレスなどでも食欲はなくなります。
ぐったりしている
ぐったりして、寝てばかりいるときも注意が必要です。
巣箱から出てこなかったり、部屋んぽさせようしなかったりした時は様子をしっかり確認しましょう。
呼びかけに反応しない
呼びかけに反応しない場合は、緊急の可能性が高いです。
窒息や発作などの可能性もあるので、すぐに意識があるか確認します。
もし発作の様子があれば、むやみに触らず動画をとるようにしましょう。
発作が落ち着いてから動物病院で動画を見せると、治療の手がかりとなります。
下痢や便秘が続く
亡くなる前は消化器に不調になりやすく、下痢や便秘が続きます。
お尻周りが汚れていると炎症になり感染する可能性もあるため、お尻周りのお手入れはしっかりしてあげます。
下痢が続くと脱水になる可能性があるため、早めに動物病院で診てもらいましょう。
口元をしきりに気にする
口元をしきりに気にしている場合、不正咬合の可能性があります。
すぐに亡くなるわけではありませんが、次第に食欲や元気がなくなります。
口元を気にして、ヨダレを垂らす様子があれば早めに診察しに行きましょう。
水を飲めない
亡くなる直前は、水も飲めなくなる場合もあります。
水分をとらなければ、脱水になりすぐに亡くなります。
口元に持っていけば飲めるようなら、こまめに飲ませてあげましょう。
チンチラの平均寿命は10~15年
チンチラは、小動物の中でも比較的平均寿命が長く、10〜15年が平均寿命です。
しかし気温差が苦手だったり、寒さ・暑さが苦手だったりと室内の環境を整えなければ長生きできません。
室温は20〜24℃、湿度は40%を維持するようにしましょう。
そのほか、適度に運動をさせ毎日砂浴びをさせます。
とはいえ小動物は、体調が悪くなると急激に悪化していきます。
毎日チンチラの様子をしっかり観察し、少しでも様子が変わったら早めの受診をすることが長生きの秘訣となるでしょう。
チンチラにおすすめの食事や健康食品3選
チンチラが、長生きするためにも食事には気をつけなければなりません。
そこで、チンチラにおすすめの食事や健康食品を3つ紹介します。
ニャンケンポン
最近チンチラが高齢になってきたなと感じたり、毛並みが良くなかったりしたときにおすすめのニャンケンポンです。
主成分は植物で、杉やオオバコ・マツ・ヒノキなどで作られており、ペレット型なので食べやすいのが特徴です。
もしペレットをうまく食べられない場合は粉末タイプも販売しています。
化学薬品を使っていないので、チンチラにも安心して与えられます。
500g 1,900円(税込)
チンチラプレミアムフード
全年齢に対応しているチンチラのプレミアムフードです。
チンチラの胃腸を健康に保つために、善玉菌が配合されています。
免疫力を維持する「RNAヌクレオチド」なども配合されており、健康維持に最適な食事でしょう。
口コミでも「良く食べてくれる」と人気の商品です。
引用:Amazon
ハイペット恵
チンチラ専用のフードです。
良く走るチンチラのために、コエンザイムQ10が配合されています。
バランス良く栄養素が配合されており、被毛や皮ふのためにコラーゲンなども含まれています。
口コミでは「残さず食べてくれる」と評価の高いフードです。
引用:Amazon
まとめ
チンチラは、少しでも体調が悪くなると急激に悪化しやすく突然死する可能性が高い動物です。
一方、気を付けていれば防げる原因なども多数あるので、未然に防げる中毒や熱中症・低体温症・窒息などには気を付けてあげましょう。
そのほかの病気なども、定期的に病院で診察を受けていれば防げる可能性もあります。
ぜひチンチラが健康に長生きできるためにも、普段と違う様子があればすぐに病院へ連れて行ってあげるようにしましょう。