毛づくろいは猫にとって必要不可欠?猫が臭わない理由は毛づくろい?
2022.01.11
猫ってなんでこんなに体を毛づくろいするのが好きなんだろう。 こんな疑問を感じたことはありませんか? 今回は猫がする行動のひとつ、毛づくろいは何故するかと、ブラシを使ったお手入れは必要なのかどうかについてお話しします。 ぜひ最後まで、読んでくださいね。
猫が毛づくろいする5つの理由
ではさっそく体の毛づくろいという行動をするのか、5つまとめました。
● 猫自身で体をきれいにしている
● 冬は体温を上げ夏は熱を逃す
● セルフマッサージ
● 親猫が子猫の健康維持のため
● 猫同士の友情
ではひとつずつ見ていきましょう。
猫自身で体をきれいにしている
体全体を毛づくろいするいちばんの理由は、自身の体をきれいにするということです。
舌をブラシがわりに毛づくろいしているのをご存じですか?
犬のように舌はツヤツヤしておらず、猫は舌がザラザラしています。
猫はこのザラザラの舌を、ブラシのかわりにしているんです。
舌にブラシを持って体を清潔に保っているとは、すごいですよね。
この舌ブラシで体全体の毛の流れを整えきれいにたもっているのです。
唾液は毛づくろいするときにつくのですが、、殺菌作用があるので皮膚は清潔になるので一石二鳥でしょう。
寄生虫(ノミ・マダニ)がいると毛づくろいで取ることもあります。
体をきれいにするのと健康チェックができるのが毛づくろいというわけです。
ですので、ひとつずつ確かめるように頭から背中・お腹・しっぽ・後ろ足とひとつずつ順に舐めながらチェックしながら行動するでしょう。
冬は体温を上げ夏は熱を逃す
猫は体温調節が苦手な動物といえます。
理由は足裏にある汗腺でしか汗をだせない上に、犬がする口呼吸もできないからです。
結果、体に熱がこもりやすいでしょう。
毛づくろいは熱がこもるときにも役に立ち、時期によって毛づくろいの理由が異なります。
夏は、毛づくろいのときブラシのように舌を使いグルーミングします。
その時に唾液も被毛につけ、その唾液を蒸発させることで熱を逃がしているのです。
また冬は、羽毛布団のように皮被毛に空気がもふっと入り熱を逃がさないようになっています。
被毛は皮膚の保護以外に、ダウンになったり冷たいタオルになったりするんですね。
セルフマッサージ
体全体を毛づくろいすると、舌がブラシの役目をして心地よいマッサージをしている気分になります。
毛づくろいによるマッサージが、脳内にセロトニンというホルモンを出すそうです。
このセロトニンは別名【幸せホルモン】とも呼ばれており、リラックス効果が抜群。
そう毛づくろいをして、セルフマッサージという行動もしているというわけです。
親猫が子猫の健康維持のため
子猫が自分で毛づくろいという行動ができるようになるのは、1ヶ月半くらいたってから。
そこで代わりに、親猫が子猫を体全体のお手入れとして毛づくろいしてあげます。
このときは被毛をきれいにするのも目的ではありますが、いちばんは体の健康維持のため。
健康維持にかかせない、お尻や生殖器もしっかり舐めてあげます。
猫同士の友情
自分自身を舐める行動を【セルフグルーミング】といいます。
逆に、同居猫などが舐めあって毛づくろいをする行動を【アログルーミング】です。
けれど、みんなこのような行動をするわけではありません。
我が家の猫も行動する猫もいれば行動しない猫もいます。
【信頼していて好きだから舐めていいよ】と身をゆだねているのです。
またコミュニケーション以外に、もうひとつする理由があります。
自分自身で毛づくろいできない場所は、主に顔まわりです。
そこで、信頼している猫に「舐めあって体をきれいにしよう!」と言い合って行動しているのかもしれませんね!
また、飼い主さんもしつこく舐められることはありませんか?
それはきっとあなたを【アログルーミング】しているのかもしれません。
猫が臭いにくい理由は毛づくろいにあり
猫はあまりシャンプーしていなくても、臭いません。
我が家の猫は今まで7年間シャンプーをしていないのに、臭くないし汚れない。
むしろいい匂いがする。そう感じませんか?
実は、臭わない理由は2つあります。
ひとつめは体質。
そしてふたつめは毛づくろいという行動です。
ネコ科の動物は、狩猟を得意としています。
待ち伏せしているときに、もし臭いで獲物にばれてしまっては元も子もありません。
そのためもともと体臭が少ないのでしょう。
唾液の殺菌作用で臭いが消えるので、毛づくろいは殺菌にも効果的です。
さらに日向ぼっこという行動をして、太陽の光でより体の殺菌作用を行動で促しているのでしょう。
ブラシでお手入れしてあげるメリット
ブラシでお手入れするメリットは3つあります。
● 被毛を整える
● 毛玉を吐くのを軽減する
● 健康チェック
自分自身の行動で被毛を整えるといっても、限界があります。
ブラシをつかってとかしてあげましょう。
またセルフグルーミングが好きな猫は、毛玉がお腹に溜まりやすく吐きやすい傾向にあります。
できる限りブラシで抜け毛を取ることで、毛玉を吐く回数を減らせるでしょう。
体の健康チェックは、ただかまって遊んでいるだけでは気付かないこともあります。
撫でながらブラシを通す行動をした結果、腫瘤や皮膚炎を見つけられるでしょう。
ブラシの選び方
ブラシは、短毛種の場合はラバーブラシとコームで十分でしょう。
そして長毛種の場合はスリッカーで毛玉をほどき、ピンブラシで毛づやを出しコームで毛玉が無いかチェックします。
スリッカーは強くこすると、体に擦過傷という傷ができるので注意が必要です。
嫌がったら無理にしないで、お互いリラックスしながら体をブラシでとかしてあげてくださいね。
長毛種の場合は体に毛玉ができるので毎日。
短毛種の場合は週3~4回と言われていますが、我が家の猫のように自分で体をほとんど毛づくろいをしない場合は毎日ブラシでとかしても問題ありません。
臭いや毛艶を良くするおすすめの健康食品
猫は体の体臭が少ないとお伝えしましたが、尿臭はほかの動物より強めです。
そこで体の臭いや毛艶が気になる飼い主さんに、おすすめの健康食品を紹介します。
ニャンケンポン
作物を作るときに使われるHB-101が、ペットの健康食品となりました。
ペレット状で上げやすく、成分も杉やオオバコ・松・ヒノキといった天然由来成分で作られているので安心して猫に使用できます。
毛に艶がなくなったり元気がなく行動しなくなったときに、おすすめの商品です。
もちろん、尿臭を軽減する効果もあるので愛猫の健康のためにおすすめの商品。
また大きい粒と粉末タイプが発売されています。
あなたの愛猫にあったニャンケンポンを選んでくださいね。
500g1900円・1㎏3400円・2㎏6200円
引用:株式会社フローラ
我が家には三毛猫の「ふうた」とキジトラMIXの「まんじゅ」の猫2匹がいます。「ニャンケンポン」を餌に入れ、「HB-101」を猫の飲み水に入れているので、毛の艶が良いです。ドライフードには「ニャンケンポン」をかけてあげないと食べ始めないので、毎日、かけてあげています。キジトラMIXの「まんじゅ」は体重が7kgとおデブだったのですが、5kgに減ったので、家の中をかけずりまわっています。HB-101が飲み水に入っているかどうか?を一度確認してから、猫は水を飲みます。おかげで、毛の生え変わりに毛があまり抜けず、毛の艶がよく、目が一気に生き生きとしています。
引用:株式会社フローラHB廣報
便の調子が気になるならペット用万田酵素
誰もがしっている万田酵素ですが、実は、ペット用があるのはご存じですか?
このペット用万田酵素は、53種類もの植物成分がはいっていて、防腐剤や保存料も入っていません。
猫が元気なく行動力が減った・体の臭いがきになるそんなかたにおすすめの商品です。
顆粒なのでご飯にも振りかけやすく、楽に猫の健康に気を配れます。
15g2200円
引用:Amazon
天然プロポリス・ミナスプロン
この健康食品は最高品質といわれる、ブラジルのミナス州産の非常に希少なプロポリスを使用しています。
プロポリスの成分はフラボノイドといい抗菌作用や抗ウイルス作用が豊富ですので、病気を予防することができるかもしれません。
食欲増進や被毛の艶の向上・腎臓のサポートもします。
レビューでも健康維持に高評価の商品です。
30cc6050円
引用:楽天市場
まとめ
今回は猫の毛づくろいという行動をする理由についてお話ししました。
その理由は体のお手入れだったり、行動のひとつであるセルフマッサージをして幸せホルモンをだしていたりしているのです。
もちろん猫の行動だけでは、清潔に保てない場合もあります。
猫の被毛にあったブラシを用意してとかしてあげてくださいね。