カメの臭いは水槽にあった？！原因と対処法をご紹介
2021.01.05
「カメいる水槽の周辺が臭い」「カメを飼っている部屋中が臭い」 このように、カメを飼っている方で臭いに悩まされている方は少なくないでしょう。 クサガメという種類がいるように、カメは臭い生き物なのでしょうか。 実は、カメの臭いの原因は、水槽にあることがほとんどです。 では、どのようなことが臭いの原因になっているのでしょうか。 この記事では、カメの臭いの原因や対策法を詳しくまとめました。
カメが臭う原因は水槽に合った！？
カメを飼っていて、水槽周りや部屋が臭いと感じる方は少なくないでしょう。
多くの方はカメ自体が臭いと思ってしまいがちですが、実はそうでありません。
臭いと思われがちの種類である「クサガメ」ですが、彼らが悪臭を放つのは天敵から身を守るためであるため、飼育下ではほとんど臭いをだすことはないといわれています。
例え池や川などから拾ってきたカメであっても、臭いを出すことはほとんどありません。
カメの臭いの元は、カメ自体ではなく飼育している水槽が原因であることがほとんどです。
カメの水槽が臭い原因は、以下の通りです。
・排泄物
・食べ残し
カメは当然ながら水槽の中で生活をしているため、食事も排泄も水槽内で行います。
排泄物を放置しておくと、不要物やアンモニアが蓄積され、臭いを放つようになります。
また、エサの与えすぎや食べ残しから雑菌が繁殖して、強い臭いを発生させます。
見た目にはさほど汚れていないように見える水槽の水でも、実は菌が繁殖していて、臭いの原因になっているのです。
特に夏場は水温が高くなるため、雑菌の繁殖が活発になり水の腐敗も進みます。
また、夏場はカメが活発にエサを食べることから、排泄物が増えて水槽の臭いを促進させてしまいます。
このことから、夏場は特に水槽内が臭いやすくなるため注意が必要です。
カメの甲羅が臭っている場合もある
水槽の水が臭い場合、その水に浸っていたカメ自身も臭ってしまうことは珍しくありません。
甲羅がぬるぬるしている場合は、雑菌が繁殖している証拠です。
水槽が不衛生で、カメ自体にも臭いがついている場合には、カメを洗ってあげる必要があります。
カメは主に甲羅に臭いが付くため、甲羅をタワシなどで洗ってあげると臭いを落とすことができます。
また、カメの甲羅は苔などが生えてしまうため、定期的に洗ってあげることは健康維持にのためにも必要です。
カメを洗う際には、洗剤などは使用せず水だけで洗うようにしてください。
水洗いだけでも、カメの臭いはほぼ落とすことが可能です。
カメの臭い対策はこまめな水槽掃除
カメの臭い対策は、こまめな水槽掃除が効果的です。
カメの水槽掃除のポイントは、以下の通りです。
・臭くなる前に水を飼える
・水は全て取り替える
・砂利や砂もしっかり洗う
魚は水を全て替えてしまうと、水質の変化から弱ってしまうといわれていますが、カメの場合は全て取り替えたほうが臭い対策に効果的です。
カメは水質の変化に強いため、全て換えても弱ってしまうことはありません。
しかし、水温が急に変わることは良くないため、温度調節は必要です。
また、エサの食べ残しや排泄物は、底に敷いた砂利や砂などにも付着するため、水だけを飼えるのではなく、砂利や砂、水槽、飼育グッズがある場合はそれら全てをしっかりと洗う必要があります。
毎回砂利や砂まで洗うのが面倒だという方は、砂利や砂は取り除いてしまっても問題ありません。
なるべく水槽内を清潔に保ちやすい方を優先して飼育をしましょう。
カメの水槽掃除の頻度は、カメの種類や体質にもよりますが、1日1回が理想で、3日に1回は交換するようにしてください。
臭いが出てから掃除をしたのでは、雑菌が繁殖している環境になっているため、カメの健康にも良くありません。
カメの臭いを防ぐ最大のコツは、臭いが出る前にこまめに水槽の水を取り換え、定期的に水槽全体の掃除を行うことです。
まとめ
カメが臭う原因の多くは、カメ自体ではなくカメを飼育している水槽にあります。
排泄物や食べ残しが水と混ざり放置されることで、雑菌やカビなどが繁殖して強い臭いを放ちます。
また、そのような環境でカメを飼育することにより、カメ自身にも臭いがついてしまうことがあります。
カメの飼育環境に臭いを出さないためには、こまめに水槽の水を交換することが一番効果的です。
臭いが出てから水槽を洗うのではなく、臭いが出る前にこまめに水槽の水を換え、砂利や飼育グッズ、水槽全体の掃除をして清潔に保ちましょう。
定期的な水槽の水換えを行うことで、カメ周辺の臭いはほとんど軽減されるといわれています。
カメの臭いに悩んでいる方は、こまめに水槽の水換えを行うことで改善が期待できます。
