ハムスターが食べられるものとは?実は食べてはダメなものもご紹介!
2023.03.28
ハムスターが食べられるものは、たくさんあります。ハムスターが好きな食べられるものを与えることでより仲良くなることも期待できるのです。しかしそれと同じくらいハムスターが食べてはダメなものもたくさんあります。間違って与えた場合、健康に悪影響を与えることもあるので、日頃から飼い主さんの注意が不可欠です。今回はハムスターが食べられるものとダメなものをご紹介いたします。
ハムスターは草食性?
木の実を好んで食べるイメージのあるハムスターは、実は草食寄りの雑食性です。野菜や果物以外にも、昆虫も食べることができます。好奇心旺盛で、与えれば何でも喜んで食べてくれるでしょう。
果物や野菜も大好物のハムスターですが、水分が多い物を食べすぎるとお腹を壊してしまう可能性があるので、注意が必要です。
ハムスターの理想的な主食は?
ハムスターの主食は、ハムスター専用のフードが理想です。中でも、さまざまな木の実や種子が入っているシードタイプではなく、ペレットタイプがおすすめ。
シードタイプのフードをハムスターが一生懸命頬袋に詰め込む姿は可愛いものですが、シードタイプはハムスターの好き嫌いが明確に出るため嫌いなものを残す可能性が高いと言えるのです。特にヒマワリの種やカボチャの種は資質が高くハムスターにとっても美味しいため、資質が偏って栄養バランスも崩れてしまいかねません。
反面、ペレット型のフードは栄養バランスが整っているので、食べることで健康を維持しやすくなります。ヒマワリの種などは多くのハムスターが大好きなものなので、おやつ感覚であげるのがおすすめです。
ハムスターが食事をしない原因は?
ハムスターがペレットを食べない理由は、好き嫌いやペレットに飽きた、体調不良、年齢、ストレスによるものなど原因はさまざまです。好き嫌いやペレットに飽きた場合は、ドライフルーツを少し混ぜてみたりペレットそのものの種類を変えたりするなどして反応を見てみましょう。
年齢によって食べなくなる場合は、ペレットをぬるま湯でふやかしてみると食べるようになるかもしれません。また体調不良やストレスなどでペレットを食べなくなることもあるため、糞や日々の行動に何か変わったことがないかどうかを観察することが大切です。
ハムスターに与えていいもの
ハムスターが食べられるものの中でも、ぜひ積極的に与えたいものです。定番の野菜や果物も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
野菜・果物
【ニンジン、キャベツ、豆苗、カイワレ大根、ブロッコリー、カボチャ、カブの葉、大根の葉、さつまいも、パセリ、イチゴ、オレンジ、キウイフルーツなど】
どれも栄養価が高く、ハムスターの健康維持のためにも与えた方が良いものです。ニンジンやカボチャはハムスターが食べやすい大きさに切って、葉物は薄い食べやすい部分をあげましょう。果物は水分が多いため、あげすぎには注意が必要です。
種子・穀物
【トウモロコシ、オオムギ、白キビ、ベニバナ、小鳥用のエサなど】
甘くて食感も良いトウモロコシはハムスターの大好物です。生でも茹でてもOKですが、缶詰は食塩や添加物が入っていることがあるので、控えた方が良いでしょう。
野草
【タンポポの葉っぱ、オオバコ、クローバー、ナズナなど】
野草はハムスターが食べられるものもありますが、ダメなものも多いため積極的にあげるのはおすすめできません。あげる場合は犬猫の糞尿に汚染されていないものを選び、泥やホコリを綺麗に落としてから与えましょう。
自宅の庭やベランダで育ったものなら、より安全です。タンポポの葉っぱなどは見分けがつきやすくハムスターも好むため、たまにあげる程度ならOKです。
その他
本来木の実や野菜などを好んで食べるハムスターですが、動物性たんぱく質も摂取することがあります。
【ミールワーム、卵、肉、塩分が少ないチーズ、煮干しなど】
ペットショップなどでも売っているミールワームは、非常に良質な動物性たんぱく質を有しているだけでなく高カロリーでもあります。ハムスターも食べられるものなので、体力が落ちた弱った子にあげると効果的でしょう。
ハムスターが食べられるものだけど与えすぎに注意すべきもの
ハムスターが食べられるものの中で、与えすぎに注意すべきものです。栄養満点でハムスターの好物も多いですが、与えすぎると逆に体調不良を引き起こすリスクがあります。では、与えすぎに注意すべき食べ物にはどんなものがあるのでしょうか?
野菜・果物
【キュウリ、レタス、小松菜、ホウレンソウ、熟したリンゴ、皮と種を取り除いたブドウ、パイナップル((ドライ)、バナナ(ドライ)など)
果物は食物繊維が豊富でハムスターも食べられるものですが、水分が多いため食べ過ぎるとお腹を壊す原因になることがあります。脱水の時や腸内改善、疲労回復などにおすすめです。与える時は新鮮なものを選び、キッチンペーパーなどで水分を丁寧に拭き取って少量で与えましょう。
また熟していないリンゴと種、ブドウは皮と種が有毒なので、必ず皮を綺麗にむいてから与えてください。小松菜やほうれん草は栄養価が高い反面、シュウ酸とカルシウムが高いので与えすぎると内蔵にダメージを及ぼす可能性があります。
種子
【ヒマワリの種、カボチャの種、アーモンド、ピスタチオ、ピーナッツ、クルミなど】
ハムスターが食べられるものの中でも大好きな子が多い種子です。ただ全て高脂肪なので、与えすぎると肥満の原因になります。ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいるため、定期的に適度なタイミングで与えるのがおすすめです。
その他
【ドライフルーツなど】
ハムスターも大好きなドライフルーツは、ペットコーナーにもさまざまな種類が販売されています。ハムスターが食べられるもののなかでも食いつきの良いドライフルーツですが、糖分が高いため食べ過ぎると肥満の原因になるので注意が必要です。
絶対にハムスターに与えてはいけないもの
【玉ねぎ、ネギ、銀杏、芽キャベツ、ニンニク、ニラ、じゃがいも、ナス、トマト、ゴボウ、レンコン、モロヘイヤ、アボカド、アスパラガス、唐辛子、ショウガ、梅、杏、びわ、どんぐりなど】
玉ねぎやネギ、シュウ酸が豊富な野菜などをハムスターに与えた場合、中毒を起こします。ケージから出して遊ぶ際は、必ず床などに危険なものが落ちていないかどうかを確認しましょう。中毒を起こさないものでも、食べれば内臓にダメージを与えたり刺激が強すぎたりするなどハムスターにとって危険なものばかりです。
ハムスターは、一度口の中に入れた物を吐き出すことが難しい動物です。万が一飲み込んだ場合ハムスターが非常に苦しい思いをするため、飼い主さんがあらかじめ予防してあげることが大切なのです。
加工食品や人間の食べ物を与えるのは厳禁
ハムスターは、自分では食べられるものとダメなものの区別がつきません。好奇心旺盛なハムスターは、部屋を散策中に落ちていたお菓子のかけらが目に入れば口に入れてしまう可能性が高いため事前にきちんとチェックをしましょう。
スナック菓子や乳製品などの嗜好品は、あくまで人間専用のものです。飼い主さんが美味しいからと言って、ハムスターに分け与えるのも厳禁です。ハムスターは食べられるものとダメなものが人間と大きく違います。「これくらい大丈夫だろう」などと思わず、ハムスターの安全や健康に配慮することが大切なのです。
食べられるものでもあげすぎには注意
「ハムスターが食べられるものだから」「一生懸命食べる姿が可愛いから」といって、あげすぎには注意しましょう。葉物野菜や果物はスーパーで簡単に手に入りますし、ペットコーナーではハムスター専用のドライフルーツも豊富に取り揃えられています。
しかし、何でも食べ過ぎれば肥満の元になったり栄養が偏ったりする原因になります。丸々としたフォルムのハムスターは可愛いものですが、太りすぎればさまざまな疾患にかかる恐れがあるので一日にあげる量を決めて与えるようにしましょう。
まとめ
ハムスターが食べられるものは、ハムスターの好物であることも多くあります。食べられるものとダメなものをしっかりと学んでから与えるようにしましょう。その際にきちんと適切な量に調整することも大切です。愛らしいハムスターを見ているとついつい食べられるものをたくさん与えたくなりますが、健康で長生きをしてもらうためにきちんと管理をすることも大切です。