
フェレットの種類を徹底解説|性格・見た目・選び方のポイントも紹介!
2025.09.23
フェレットは、その愛らしい見た目とユニークな性格から、近年ペットとしての人気が高まっています。
しかし、フェレットと一口に言っても、実はさまざまな種類があり、性格や体格、模様などに違いがあります。
この記事では、主なフェレットの種類や特徴、初心者におすすめの種類、選び方のポイントまで詳しく解説します。自分に合ったフェレットと出会うために、ぜひ参考にしてください。
フェレットの主な種類を紹介
実はフェレットは、野生動物ではないので、ブリーダー(ファーム)によって分類されることが多く、日本で流通している主な種類は以下の3つです。
マーシャルフェレット
アメリカ・ニューヨーク州にあるマーシャルファーム出身のフェレットで、日本でも最もよく見かける種類の一つです。
• 特徴:小柄でスリムな体型、毛並みが柔らかい
• 性格:比較的おとなしく、穏やか。初心者向け
• 飼いやすさ:去勢・避妊・臭腺除去済みであるため、飼いやすいと評価されることが多い
また、早期に社会化されているため、人懐っこい子が多い傾向があります。
パスバレーフェレット
アメリカ・ペンシルベニア州にあるパスバレーファーム出身のフェレットです。マーシャルと並び、流通量の多い人気種です。
• 特徴:筋肉質でがっしりとした体格、骨太な印象
• 性格:遊び好きでアクティブ。好奇心旺盛
• 飼いやすさ:やんちゃで元気いっぱいなので、運動スペースがある家庭におすすめ
他のフェレットと比べてしっかりした体つきなので、存在感や抱き心地を重視する人にも人気があります。
ミットフェレット
ミットフェレットは品種名ではなく、足先が白く“手袋(ミット)をしているように見える毛色のバリエーションの一つです。
• 特徴:どのブリーダーにも存在するが、特に見た目が個性的
• 性格:毛色によって性格は変わらないが、珍しい見た目で人気
• 飼いやすさ:ミット柄を持つフェレットは、見た目重視で選びたい人におすすめ
足先やあごが白い“パンダ柄”に近い模様の個体もあり、写真映えするかわいらしさが魅力です。
フェレットの種類による違い
フェレットの種類ごとに性格や見た目に違いがあります。生活スタイルに合わせて選ぶ際の参考にしてください。
【性格】遊び好きorおっとり系
• マーシャルフェレット:穏やかでのんびりした性格。抱っこも比較的好きで、初心者でも扱いやすい。
• パスバレーフェレット:好奇心が旺盛で、元気いっぱい。毎日たくさん遊んであげたい人にぴったり。
性格は個体差があるものの、繁殖元による育ち方が性格形成に影響を与えるため、出身ファームは参考になります。
【見た目】色・模様のバリエーション
フェレットにはさまざまなカラーや模様があり、見た目のバリエーションも魅力のひとつです。
1. セーブル(定番のこげ茶系)
2. アルビノ(真っ白な毛に赤い目)
3. バター(明るいベージュ系)
4. ブレイズ(顔や背中にラインが入るタイプ)
5. ミット(足先が白い模様)
見た目の好みで選ぶのも大切な要因ですが、性格や健康状態も加味して選ぶようにしましょう。
フェレットを飼うポイント
フェレットは可愛らしい見た目に反して、活発で手がかかる部分もあります。飼い始める前に、種類ごとの特性や信頼できる入手方法について理解しておくことが大切です。
初心者向けはどの種類?
初めてフェレットを飼うなら、マーシャルフェレットがおすすめです。
理由は、すでに去勢・避妊・臭腺除去が済んでおり、性格も比較的おとなしいため、扱いやすいからです。
また、病気に対する耐性も比較的強く、健康管理がしやすいのもポイントです。
種類別の寿命や健康面の違い
フェレットの平均寿命は6〜10年程度ですが、種類や個体差によってやや差があります。
マーシャル:平均7~9年
パスバレー:平均6~8年(やんちゃな分、事故のリスクが高い場合も)
※管理状態や食事によっても大きく左右されます。
また、繁殖環境によって副腎疾患・インスリノーマなどの病気にかかりやすい系統もあるため、出身ブリーダーの情報を確認しておくと安心です。
信頼できるショップで迎える
フェレットを迎えるときは、信頼できる専門ショップや繁殖元を経由することがとても重要です。
1. 健康診断が済んでいるか
2. 性格や飼育歴が明確にされているか
3. 飼育相談に応じてくれるか
上記を確認し、アフターケアのある店舗を選ぶことで、長く安心して暮らせます。
種類によっては気をつけたい病気も
フェレットは種類によって特定の病気にかかりやすい傾向があります。
代表的なのは以下のような病気です。
• 副腎疾患(ホルモン異常):マーシャルフェレットにやや多い
• インスリノーマ(膵臓の腫瘍):中高齢で発症しやすい
• 消化器疾患:毛玉や異物の誤飲による腸閉塞など
定期的な健康チェックと、異変を感じたらすぐに動物病院へ連れていくことが重要です。
まとめ
フェレットは、種類によって体格や性格、見た目が大きく異なる動物。
• 初心者には穏やかで扱いやすいマーシャルフェレット
• 活発で遊び好きなパスバレーフェレット
• 個性的な模様が魅力のミットフェレット
それぞれの魅力を理解し、自分のライフスタイルに合った種類のフェレットを選ぶことで、より豊かなペットライフが実現できます。
可愛いだけでなく、日々のコミュニケーションでどんどん心を開いてくれるフェレットたち。しっかり準備をして、大切な家族として迎え入れてあげてくださいね。