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犬が震える原因は?考えられる病気と対処法

犬が震える原因は?考えられる病気と対処法

2020.05.12

愛犬が震える様子を目にすると、病気?となんだか大きな不安に襲われるものです。 症状が一過性の場合もあれば、元気そのものなのに・・・ということもあります。 犬が震える原因は様々あり、その病気の原因を確定することは実はとても難しいことです。 今回は犬が震える病気の原因と対処法について考えてみましょう。

犬が震える病気の原因は様々!すぐに動物病院へ

犬が震える病気の原因は様々!すぐに動物病院へ

犬が震える病気の原因は様々です。残念ながら視診や触診だけではその病気の原因を特定できません。
犬が震える場合は、動物病院を受診し、詳しい検査を受けましょう。
家族の判断で、勝手に症状の程度や病気の原因を判断することはとても危険です。一見元気に見える場合でも、大きな病気の初期症状ということもあります。

犬が震える病気の原因は様々ですが、代表的なものは
〇風邪による発熱
〇股関節形成不全
〇関節の不調や痛み
〇過度の疲労
〇てんかん
〇神経系トラブル

もちろん小型犬は寒さや緊張など病気とは無縁の原因で震えることもあります。必ずしも震えることすべてが病気につながるわけではありません。
ただ、外見からだけでは、病気かどうかの判断が出来ないことから、犬が震えるというサインを発している場合は早急に動物病院を受診すると安心出来るでしょう。

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震える症状は風邪による発熱が原因なことも

震える症状は風邪による発熱が原因なことも

実は犬も風邪をひきます。病気の症状は咳、鼻水、くしゃみ、下痢、発熱・・・まるで人間と同じです。発熱をすると、寒気におそわれ、小刻みに体が震えることがあります。
特に小型犬やスムースコートの犬種、子犬、老犬は震えることがたびたびあります。

このような時は
〇ペットヒーターで保温をする
〇ベッドに毛布やタオルなどを入れる
〇洋服を着せる
などの方法を講じてあげましょう。

軽度の風邪であれば数日で体調も回復し、元気に散歩に出かけられるようになります。
ただ子犬や老犬の場合、風邪が悪化し、病気にまで進行してしまうこともあるので、症状が長引く、悪化する場合は動物病院を受診しましょう。

足が震える原因は股関節形成不全なことも

足が震える原因は股関節形成不全なことも

後ろ足が小刻みに震える、腰が下がったような姿勢でいることが多い、歩行が辛そうな時がある。このような症状は、股関節形成不全という病気によくみられる症状です。この病気は股関節部分の骨が不完全な形で形成されてしまうことでおこります。

この病気の発症原因は
〇遺伝的な理由
〇肥満
〇加齢
〇生活環境
など様々です。原因を特定することは難しいものの、病気として診断し、震える原因を突き止めることは可能です。

この病気は、手術や対処療法で多少の改善はみられるものの、震える症状を完全に抑えることは難しいとも言われています。

この病気を発症することの多い犬種は
〇レトリバー種
〇大型犬種
〇ダックス
〇コーギー
などです。以前はレトリバー種に多い病気とされていたものの、最近はそのほかの犬種からも、足が震えるという相談が増えています。

足が震える原因が病気と特定することが出来れば、愛犬の辛い症状を少しでも緩和出来るよう心掛けることが出来ます。
震える足に気が付いた時は、早急に動物病院を受診し、レントゲンなど精密検査を受けてあげましょう。

犬が震える原因はてんかんなど神経系の病気なことも

犬が震える原因はてんかんなど神経系の病気なことも

様々な犬の病気の中でも、厄介な病気といわれるのが「てんかん」です。てんかんとは神経系の異常で起こる発作です。

人間のてんかんとその病気の仕組みや症状はよくにています。
この病気を発症すると
〇全身の痙攣
〇震え
〇嘔吐
〇失禁
〇意味不明な行動や徘徊
などが起こることがあります。

発作は突発的に起こります。数十秒で自然と収まることもあれば、数分続いたり、失神や過度な凶暴性をみせることもあります。
深夜早朝に発作が起こることが多いという意見もあります。

てんかんは、症状が起こることで初めて病気として断定することができます。発症のタイミングは特定できず、犬種、年齢、性別、持病を問わずに起こる病気ともいわれています。
てんかんの発作は薬で症状をコントロールできるので、気になる症状がみられる時は、早急に動物病院を受診しましょう。

ただこの病気は、震えることがなければ、日常生活はまるで問題ありません。元気いっぱい、食欲旺盛に暮らすことができます。
飼い主さんの中には、普段は問題がないから・・・と病気を疑わない方もいます。
ただ突然起こる過度に震える症状や全身の痙攣は決して健康とはいえません。

動物病院の受診にあたって
〇いつ発作や震える症状がおきたのか
〇繰り返し起きた場合は時間の経過
〇発作や震える症状の持続時間
〇これまでの病歴
〇親犬や兄弟犬に同じ症状がないか
などを伝えると、スムーズに診察が進みます。

まとめ

健康に暮らす犬が震えるということは、ほぼありません。犬が震えるということは何等かの病気が関係しているサインです。愛犬が震える?と気になる時は早急に動物病院を受診しましょう。
震える原因の特定は大変難しいので、時にはセカンドオピニオンを前向きに考えることも必要です。

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