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猫の病気のサインを部位別にご紹介!緊急性が高い病気も詳しく解説

猫の病気のサインを部位別にご紹介!緊急性が高い病気も詳しく解説

2024.07.23

猫の病気のサインは、目や脚といった体に異変が生じることがほとんどです。一方で、猫が罹ることがある病気の種類は非常に多く、それに伴って病気のサインもさまざまです。多少調子が悪そうだけど、わからないし様子を見ようと判断する飼い主さんも少なくないでしょう。 今回は、猫に多い病気のサインを部位別に詳しくご紹介します。危険な病気のサインである可能性もあるため、注意が必要です。

【部位別】猫に多い病気のサイン

【部位別】猫に多い病気のサイン

猫が病気になった際、目や皮膚、足、排泄物などにサインが出ることがあります。猫は体のどこかが痛かったり気持ち悪かったりした時に、飼い主さんに「お腹が痛い」「なんだか気分が悪い」と伝えることができません。普段から飼い主さんが猫の健康状態をチェックすることで、体のトラブルにいち早く気付くことができるようになるのです。
ここでは、猫に多い病気のサインを部位別でそれぞれ解説します。

口や歯

猫の口や歯に異常が見られる時は、病気のサインかもしれません。
このような症状が見られる場合は、注意が必要です、

・よだれが多くて終始垂れている
・口の中で出血している
・口内炎や腫瘍ができている
・歯茎が腫れている

口の異常は、猫ヘルペス感染症や気管支炎、口内炎、歯周病、口腔内腫瘍などの病気のサインかもしれません。猫の口腔内に異常がある場合、食欲不振になることも多いです。フードを食べられないと体力がなくなってしまうため、他の病気を併発する恐れもあるため注意が必要です。

鼻・呼吸器系

鼻・呼吸器系

猫の鼻にトラブルが生じた時、どのような状態になることが多いのでしょうか?
鼻の病気のサインをご紹介します。

・くしゃみをする
・咳をする
・鼻水が出る
・鼻から出血をしている

風邪のような症状が見られる時は、鼻炎や副鼻腔炎、ウイルス性上部気道感染症に罹っているサインかもしれません。「ゼェゼェ」と苦しそうに息をしていたり呼吸が荒かったりする場合は、肺炎になっているケースもあります。重症化すると呼吸困難に陥ることもあるので、サインを見逃さないようにしましょう。

目・まぶた

目・まぶた

完全室内飼いではなく外に自由に出入りできる猫は、喧嘩をした時に爪で目を引っ掻かれたり背の高い草が目に入ったりすることで、目にトラブルが起きることが多い傾向にあります。
目の病気のサインをご紹介します。

・目やにや涙が増えた
・目が充血している
・目をショボショボさせている
・しきりに目を気にして掻いている
・目が乾燥している
・寝ている時に目を閉じていない
・目が飛び出している
・歩く時に物にぶつかるようになった
・夜の散歩を嫌がる
・まぶたが腫れている
・まぶたが赤い
・目が白くなっている
・目が緑になっている

目の病気は、物にぶつかったり爪で引っ掻いたりした時についた傷から細管が入る、遺伝性、年齢による抵抗力の低下などさまざまな原因があります。特に猫が罹りやすいのが、結膜炎や角膜炎であり、不衛生な環境下での飼育で発症しやすい傾向があります。
また、猫も多くはありませんが、白内障を発症することもあります。白内障は投薬治療で進行を遅らせることができるため、早期発見が重要です。目の病気は、軽度であれば点眼薬で治療できるものも少なくありません。

皮膚

皮膚

普段は被毛で皮膚を覆っている猫ですが、皮膚トラブルが起こることは決して珍しいことではありません。
このような症状が見られる場合は、皮膚の病気のサインかもしれません。

・フケが出ている
・かゆみで、皮膚を噛んだり引っ掻いたりしている
・毛が薄くなっている
・赤く腫れている
・発疹が出ている
・しこりがある
・毛艶がない
・出血している
・かさぶたができている
・粘膜の色が、黄色などに変色している

猫の皮膚の異常は、アトピー性皮膚炎やアレルギー、カイセンビョウ、糖尿病などが原因であることが多くあります。外に出ることがある猫は、マガニやノミに感染するケースもあるため、あらかじめ予防ワクチンを打っておくことも大切です。
皮膚の異常は、肝臓の病気のサインが出ることもあります。脂肪肝や肝炎で白目が黄色くなる他に、毛艶がなくなったり皮膚が荒れたりといった症状が見られることがあるようです。ストレスで猫の肌が荒れる皮膚炎を発症することもあります。

排泄物

猫が健康かどうかは、排出された便を確認すればわかります。
このような便である時は、病気のサインかもしれません。

・下痢
・血便
・血尿
・便が白い
・便に異物が混じっている
・下痢がネバネバしている
・カチカチの便が続く
・便から異臭がする

下痢が止まらずに何度も続くようなら、お腹の中でトラブルが起こっている恐れがあります。特に便に鮮血が混ざっている時は、大腸から出血している可能性があり、緊急性が高いとされます。白い便も胆嚢に異常が生じたために、脂肪が混ざっている状態であるため危険です。
腸の分泌液が便に混ざっている場合、ゼリー状でネバネバとしていたり生臭い臭いがしたりすることもあるようです。

脚

しなやかで高いところに軽々とのぼる猫ですが、脚を怪我したり病気になったりすることがあります。
どのような症状が、脚の病気のサインと言えるのでしょうか?

・びっこを引いている
・足を引きずる
・関節が腫れている
・足を触ると痛がる

猫の脚の怪我には、骨折や脱臼などがあります。ひょこひょことびっこを引きながら歩いている場合は、筋肉や神経系に異常が生じている可能性があるため、注意が必要です。
筋肉にできる腫瘍や脳炎、髄膜炎に罹っている可能性はもちろん、動脈血栓なども猫の脚に異常が見られることがあります。様子を見ている内に急変する病気も少なくないので、注意が必要です。

その他

その他

目や皮膚以外に、猫にこのような症状が見られる時は、病気が隠れているサインかもしれません。

・発熱している
・体温が下がって体が冷たい
・脱水症状に陥っている
・尿の色が薄い
・排尿時に大きな声で鳴く
・急に水を大量に飲むようになった
・脇にコリコリとしたしこりがある
・乳腺が腫れている
・貧血症状が見られる

猫の尿や排尿時に異常が見られる場合は、脱水症状や膀胱炎になっている可能性があります。特に高齢の猫に多いのが、慢性腎不全です。慢性腎不全は、尿と一緒に体の中にある毒素の排出ができなくなる病気です。飲む水の量が急に増えたり食欲不振になったりするなどの症状が、慢性腎不全のサインとなるので、日頃から猫の様子を観察することが必要です。

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猫の様子がおかしいと感じたら動物病院で診てもらおう

猫の様子がおかしいと感じたら動物病院で診てもらおう

猫の病気のサインは、飼い主さんから普段から猫の様子を観察することで気がつけるものも多くあります。「猫の様子がいつもと違う」「目や脚の様子がおかしい」と感じた場合は、できるだけ早くかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
猫の体に異常がある場合、自然治癒をするかもしれないと様子を見る飼い主さんもいるでしょう。しかし、病気の中には数日で体調が急変するものも少なくありません。猫が早期回復するためにも、気が付いてすぐに診てもらうことが大切なのです。

まとめ

まとめ

猫の病気には、目や耳からの出血をしたり皮膚が荒れたり、歩き方がおかしい、下痢をするなどさまざまなサインがあります。猫の病気のサインに気付くことで、病気が軽度の内に治療が始められることが多いため、猫の体に負担が少なく済むでしょう。猫の安全で快適な生活を守るためには、飼育環境の見直しや外に出さないなどの対策も大切になります。

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