
【ヤモリ飼育初心者ガイド】ヤモリ飼育のポイントまとめ!
2025.04.08
ヤモリは見た目が可愛らしく、比較的飼いやすい爬虫類として人気です。
「初心者でも飼育できるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。結論から言うと、ヤモリの飼育は初心者でも可能です!
しかし、実はヤモリは繊細な生き物。適切な環境作りや飼育知識が不可欠です。
本記事では、ヤモリの飼育を始めるための準備から具体的な飼育方法まで詳しく解説します。
ヤモリの飼育は初心者でもできる?
ヤモリは適切な環境を整えて適切な知識をつければ、初心者でも飼育可能な爬虫類です。特にペットショップで販売されている「ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)」や「ニホンヤモリ」は、初心者が飼育しやすい種類として人気があります。
しかし、どのヤモリも温度管理や餌の選び方、脱皮トラブルなどに注意が必要です!
ヤモリを迎える前に飼育初心者がすること
ヤモリ飼育の前にやるべき事は主に2つです。
1.ヤモリ飼育に必要な用品の準備
2.ヤモリの病院をリサーチ
上記の2点について解説していきます。
〈必要なものの準備〉
ヤモリの飼育には、以下の用品が必要です。
ケージ(飼育ケース)
通気性がよく、脱走しにくいものを選びましょう。ヤモリは脱走が上手なので蓋付きのケージが必要です。
床材
ペーパーロール、ヤモリ専用の砂、ヤシガラなど。
シェルター
隠れ家として利用できるものを設置。夜行性のヤモリは明るい時間はシェルターで過ごします。
ヤモリがすっぽり入ることができて暗くなるものなら大丈夫です。
保温器具
ヒートマットやバスキングライトを使用し、適温の18℃〜28℃を保ちます。
気温が低いと冬眠に入ってしまう可能性があり、ヤモリの飼育経験がない初心者にはリスクになります。
紫外線ライト
ヤモリの種類によってはUVBライトが必要です。
水入れ・霧吹き
湿度を保つためと、ヤモリが飲み水を摂取するために設置。
〈病院のリサーチ〉
ヤモリも他のペットと同様に、かかりつけ医が必要です。爬虫類を診察できる動物病院を事前に調べておく必要があります。
ヤモリにはくる病や脱水、脱皮不全などがよく見られるため予め病院を決めておきましょう。
特に、拒食や脱皮不全などの症状が出た場合、迅速な対応が求められます。
ヤモリの飼育方法
ヤモリの正しい飼育方法を紹介します。
ヤモリの種類によって異なる場合もあるので、飼育予定のヤモリの種類に合わせたリサーチも必要です。
ヤモリの飼育【餌・水分】
ヤモリは肉食性で、主に昆虫を食べます。
生き餌を上手く食べられない場合は足を取るなどの工夫が必要です。
以下の餌を準備しましょう。
•コオロギ(主食として最適)
•ミルワーム(栄養補助として)
•デュビアローチ(嗜好性が高い)
•人工フード(レオパ用の人工フードもある)
また、水分補給も重要です。ケージ内に水入れを設置し、毎日新鮮な水を補充しましょう。霧吹きでケージ内の湿度を調整することも必要です。
霧吹きでケージについた水分を飲む事もあるのでなるべく欠かさないようにしましょう。
ヤモリの飼育【ケージ管理】
ヤモリが快適に過ごせる環境を作るために、以下のポイントを押さえましょう。
•温度:25〜30℃を維持。18℃は下回らないように注意。
•湿度:脱皮をスムーズにするため、50〜70%の湿度を維持。
•掃除:床材の交換や排泄物・食べ残しの除去を定期的に行う。
ヤモリの飼育【冬眠】
ヤモリの種類によっては冬眠を行う場合があります。特にニホンヤモリは冬眠することが多いです。
しかし、冬眠の管理には適切な知識や経験が必要です。初心者の場合は冬眠させない方が良いと言われています。
もしも冬眠をさせる場合は、以下の点に注意しましょう。
•温度を15℃以下に下げ、徐々に冬眠状態へ移行。
•事前に十分な栄養を与え、健康状態を確認。
•冬眠中は完全に放置せず、時々状態を確認。
ヤモリの飼育【ハンドリング】
ヤモリは基本的に観賞用のペットであり、頻繁なハンドリングはストレスになります。
しかし、慣れさせることで多少のふれあいは可能です。
推奨されていませんが、もしもハンドリングをしたい場合はヤモリの様子を見ながら以下の点に注意して下さい。
•ゆっくりと手を近づける:急な動きはNG。
•無理に掴まない:自ら手に乗るのを待つ。
•脱皮中は触らない:脱皮不全になる可能性がある。
まとめ
ヤモリの飼育は初心者でも可能ですが、適切な環境作りや餌の管理、温度・湿度の調整が重要です。
特に、飼育前に必要な準備を整え、病院のリサーチをしておくことは欠かせません。
初心者の方は、比較的飼いやすいヒョウモントカゲモドキやニホンヤモリから始めるのがおすすめです。適切な飼育環境を整え、ヤモリとの生活を楽しんでください!